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2006年11月05日
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カテゴリ: 酔っ払い
海釣りを趣味として再開し始めたのは、釣りをやらなくなってから15年以上経った今年の6月のことでした。私が釣りをしていたのは小学生の頃。その頃は釣り新聞の情報を読み、子供向けの釣り指南書のようなものを読みながら仕掛けを準備したりしていた。しかし、今はインターネットを使って、最新の釣果や仕掛けの情報を得ることができる。これはすばらしい。
さらに、私の出身地は石川県ですが、子供の頃に読んでいた釣りの本は太平洋側の獲物を中心に書かれていた。子供心にその獲物にあこがれていた。その憧れの獲物が今、近くに潜んでいる。これはたまらない。

話がだいぶずれてきたが、子供の頃と状況が違う中で、釣りの情報を集めだしたころに知った京急大津の大津港。ここではボート釣りでアジやメバルが狙える。秋から冬にかけてイシモチも釣れる。その京急大津のボート釣りにいつも一緒に釣りに行くM先輩と二人で出かけた。狙いはアジ、メバル、イシモチ、そして、今つれているというイナダだ。

若干曇ってはいるが、予報は晴れ。風も弱く波も低い予報だった。乗客の6割以上が釣り人である朝5:44品川発三崎口行きの特急に乗った。いつもの金田湾と同じ電車だ。
京急大津でも釣り人が大津港に向かって行列を作っている。途中のコンビニで人間のえさを買って、大津港へ。
目指したのは石田ボート。ここでおじさんが、「今日はもうボートが残ってないよ!となりの小川丸さんとかもやってるから、そっちへ行ってみたら。」といわれてしまった。
うーん、ボート屋が多いので、一店舗あたりのボート数は少ないのかな?とりあえず、となりというか裏にある小川丸さんへ。石田ボートさんは釣具屋も兼ねているらしく、釣具が一杯あったが、小川丸さんは釣り船専門店。えさは新鮮でいいのだが仕掛けは無かった。
小川丸さん、感じのいいお店で好感が持てます。M先輩がえさを買って、ボートの手配をしているとおじさんが、「救命胴衣もって行って!」といいながら、私の首にかけてくれる。いやいや、私はまだカッパを着ないと寒いんですけど・・・。おじさんに座布団があるかどうかを聞いたときも、飛び切りの笑顔で「ない!」と言われてしまいました。今度は乗合船にも乗ってみたいな~。

準備を整えて、いざ出船!
1ヶ月ぶりのボートで若干戸惑っていたが、いざ漕ぎ出そうとすると、岸のおじさんが叫んでいる!「船が出るから~!」
ごめんなさい。船が出るから止まってろと怒られてしまいました(笑)ちょうど乗合船の出船時間と重なってしまったのでした。囲碁気をつけます。
乗合船が出るのを待って、仕切りなおして、出発!安全な港内から外海へ。しかし、港の出口付近にある堤防のあたりで、左手が疲れきって、M先輩と交代(笑)早すぎ。こんなに漕げなかったことはいまだかつて無い。
むむ?なんか変だな。M先輩が「あ~、こっちのオールの握りが細い!」と左手に持っているオールを見せてくれた。ほうほう、握りのバランスが悪いのが原因ですか。原因がわかっても、すぐに左手が疲れきって、交代(笑)
よかった。私だけではなかった。
修行のようなボート漕ぎ。辛い。そろそろポイントか?と言うところまで何とかたどり着いたが、釣りをする場所が無い(笑)出船したのは早かったのに、ものすごいハンデを背負ったため、だいぶ追い越されてしまった。
ちょっと試しにと、M先輩が左右のオールを入れ替えると、おお!さっきまでの漕ぎにくさがうそのようだ!。どうやら、握りの細いオールは握りやすいため、力が入りやすいようだ。普段は左の力が弱いので、左に合わせた力でボートが進んでいるのだが、今日は左手の握りが細いため、左の力が強くなり、右手の力を最大限に生かして進んでいるのではないだろうか。そのため、左手の疲労が蓄積しやすくなるのではないだろうか。
そこで、右手と左手を入れ替えると、左手にあった力で漕ぐことが出来るため、左手に疲労が蓄積することは少なくなったようだ。これで何とかなる!と思ったのもつかの間、急に波が高くなってきた。
ざばぁっ!とボートの横から波を食らって、私の下半身がびしょぬれになってしまった(笑)うー寒い。転覆の危険。とりあえず、アンカーして釣りを始めましょう!ということで、釣り開始。
アンカーをすれば、ボートが流れるため、必ずボートの先頭が波に向くので、波が高くても波を被ることは無い。釣りを始めてしまうに限る。
ということで、釣り開始。サビキとビシ仕掛けを投入。

・・・・・。
あたりが無い。
周りも釣れてない。

・・・・・。
2時間経過(午前10時)。あたりが無い。
周りも釣れてない。

あ、M先輩寝ちゃった。
波は収まってきたけど、寒い、釣れない、話し相手いない・・・。修行だ。
あ、あそこのおじさん、カサゴを釣ってる。おいしそうだな~。
そのほかは何も釣れてない・・・。

ダメだ。
もう少し戻りながら、釣りをしよう。

少し戻る。
戻ったところに居たカップルから声が聞こえる。
「ほら、魚居るよ!」
お姉ちゃんが吊り上げたのはそこそこのサイズのイシモチだ。

あ~、イッシーだ。おいしそうだ。うらやましいな。
イッシーを見て、若干われわれのボートが盛り上がってきた。
2本竿の両方がビシ仕掛けだったが、どうやら砂地に居るらしいので、一方をジェット天秤+投げ仕掛けにして、投入。
M先輩が
「最初に魚を釣った人はボート代とえさ代チャラ!」
と言い出した。
私は、
「それでもいいですけど、そんなリスクを背負っていいんですか?」
というと、若干弱気になって、最初に釣った人は帰りのボート漕ぎ免除になった。

そしてすぐ、M先輩が小さなはぜを釣り上げた。マハゼではない。縞々のハゼだ。M先輩は「こんなハゼではダメだよね?」なんて聞いてくる。ダメでしょう。ダメダメ。
こんな釣果で賭けに勝とうなんて・・・。

ビシ仕掛けにコマセを居れず、付けえさをアオイソメ(通称贅沢付け)にしてタップリ小粋に盛り付けて投入。
すると、ビシ仕掛けの竿先が波とは違う揺れ方をしている。
手に持ってみると確かにクンクン引く。しかし、弱い引きだ。ピクン、ピクンと時々しか反応が無い。
30メートルしたから、ようやく仕掛けが上がってきた。見えたのは銀色の魚体。おおっ!これは!今日の大本命、イッシーじゃないか!
うれしい!こんなに渋い日に釣れた一匹のイッシーがとてもうれしい。そんなに大きくは無いがきれいな魚体だ。エラブタの下から深めにはさみを入れて、血抜きをする。
そして、イッシーの付いていた針にはまだアオイソメが残っているので、そのまま投入。そして、投げ仕掛けの三本針のうち、一本にサンマの切り身、残りの2本にアオイソメを贅沢付けしてボートの真下に投入。すると、再びビシ仕掛けの竿先がピクピクとゆれる。引きは全く無いが、ものすごく重い。あがってきたのはさっきより一回り大きいイシモチだ。
でかい。30cm以上あるな。ボートの下に群れが入っているらしい。

しばらくすると、投げ仕掛けの竿がビンビン揺れだした!おおっ!あわせをくれるとギュンギュン差し込むような引き込みが。おおっ!これは何だ!ベラかな?うん、ベラって結構引くしね~。ベラっぽいですね。てなことを言いながら巻き上げる。竿が大きく弧を描く。こんなに竿が曲がったのは金田湾でのエイ釣りのとき以来だ。引き込みをかわしつつ巻き上げると、あがってきたのは銀色だった。
大きい!でかいイシモチだ!このデカイシモチはサンマの切り身に食いついていた。今までサンマの切り身を何度もえさとして使用したが、本命がつれたのはじめてだ。真剣にうれしい。
デカイシモチもえら下から切って、血抜きをする。なかなか絶命しない。グーグー鳴いている。なかなかユーモラスな感じだ。

その後、あたりはなくなり、帰港。

いちばんの大物は40cm以上の大きさがあった。小さいものでも25cm程度。
親子3人の食事には十分な量となった。
そして何より、こんな大きな魚を釣ったのは初めてだった。

イシモチ

大物は翌日に刺身と昆布締め。中くらいのものは当日刺身で頂いた。小さいものは清蒸だ。
イシモチの刺身はほんのり甘みのある白身で非常においしい。
大物のイシモチの刺身は、一日寝かせたせいか甘みが強く、脂の乗りも最高で、非常においしい。昆布締めは、昆布の香りが付いて、イシモチの脂とマッチして、これまた最高。
清蒸もとろける味わいでこれまた最高においしい。
また、あらで作った煮凝りも、常温でおいておくと溶けるほどとろりとした味わいでご飯に合う味わい。
イシモチ、最高においしいです。

ちなみに、神奈川産のイシモチが150円で近所のスーパーで売られていました・・・。






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最終更新日  2006年11月05日 21時34分12秒
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