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今日もオステオパシー療法の治療を受けた。
昨日の通院疲れで腰がカチコチでパンパン、その影響で久々に軽い痺れが左脚に出ていたが、ストレン・カウンター・ストレン(治療法のひとつ)で治療。身体が解れて心地よい怠さに満たされている。
昨日通院の帰路に右膝がガクガクになったのは、傷めた鼠径靱帯が未だ癒えていない為だろう。血流のある筋肉と違って、靱帯の治りは遅い。筋肉に着目し、その性質を利用して治療を行うオステオパシー療法をもってしても、時間がかかる。日本の整形外科や整骨院の治療だけでは、とっくに症状固定と称して見放されていただろう。
いや、当時は行き詰まっていた事に気付きもしていなかったのだ。当時、整形外科の如何なる治療も、マッサージも、鍼も、そしてオステオパシー療法を取り入れたと称する均整術も私には大きな効果が無かった。しかも頸椎捻挫の首を牽引するという、症状を悪化させるとんでもない治療等が保険適応範囲で行われた事は絶句する以外にない。
運悪く重量物の下敷きになった事故から、早くも2年と7日。現在は、骨盤後方遷移の矯正、頸胸椎の矯正を経て、昨年末頃から週2~3回の散歩を行えるまでになった。絶え間ない頭痛と耳鳴りも、最近は途切れがちだ。このところ、治療成果を確実に実感できるようになり、病院の整形外科主治医も改善状況を認めるところだ。この治療法に出会わなかったらどうなっていた事だろう。と、考えるだけで恐ろしい。決してオステオパシー療法のみを賛美するわけではないが、私には有効だったのだから。
ところで、他の人の事は判らないので、オステオパシー療法の治療院(整体院)を紹介はしても、その結果は保証しないので悪しからず。この治療法がその症状を引き起こしている原因に向いているかどうか判らないし、また治療を受ける側の諸事情によるところも大きいからだ。しかしながら、私が紹介できる治療院に限っては、少なくとも害にならないであろう事は断言しても良いと思う。
なお、せっかく治療を受けても無理をして悪化させるような人は遠慮願いたい。また、黙って治療を受けるだけの人には、この治療法はお勧めできない。治療する側とされる側が一緒に作業をせねばならない事があるからだ。逆に治療を受ける側が積極的に参加すれば、筋肉と神経に関する症状について根治治療を期待できる。医師が鎮痛剤や神経ブロックなどで行う対処療法とは少し違うのだ。(この医療行為の表現には語弊があるかもしれないが、根治治療になっていないという事を言いたいと解釈願う。)
注意願いたいのは、この治療を受ける前に、少なくとも整形外科等で検査を受けておくべきだという事だ。何故なら、国内では「民間療法」の扱いで、医療行為とは認められていない。当然、医師に求めるべき診断を求めてはならない。また、オステオパシー療法には資格制度や免許制度さえなく、無法地帯でもある。満足な勉強もせず、十分な訓練も行わず、開業しているところは石を投げれば当たるほどあるように思う。現在私が通っている整体院へは、そんなところで被害に遭った患者も流れてくるが、された事によっては対処不能&回復不能なので、特に注意願いたいところだ。くちこみ情報に頼らねばならないところが苦しいといえば苦しい。(医師も同じ事なのだが。)
オステオパシーは、米英では整形外科医が行う医療行為なのであるが、国内の整形外科医の教科書には載っていない。したがって医師に話しても、大抵は民間療法の迷信みたいな扱いしか受けない。本当は医師の方が勉強不足なのだが。
さて、オステオパシー療法を患者の立場で紹介してきたが、いつも困るのは「どんな療法?」という説明だ。実際、私の通っている整体院の先生も説明を渋る。「非常に面倒だ。」と。仕方ないので自分で少し勉強して、その考え方で良いか質問を投げかけるのだが。やはり難しい。(苦笑)
スポーツを嗜む方にはストレッチはもはや常識であろう。運動直後、興奮状態の筋肉を放置すると、収縮によって血流が滞り筋肉痛を引き起こす。そこで、筋肉が傷まない範囲で引っ張ってやり、収縮を解いて血流を改善、疲労物質(乳酸)を放出させる・・・というような説明になるのであろうか?
オステオパシーは、ストレッチとは逆の方向に筋肉を動かす、つまり圧縮する方向に力を加え、一定の時間の後に解放し、筋肉自体の反発力で矯正を行うのだ。一応、この説明で間違いはないと先生の評価は得ている。まぁ、すべてではないが、最も重要な基本原理なのだ。この研究は解剖学の知識もベースに、かなり昔に米国で行われ、その一部は日本にも伝わって整体術の基礎ともなっているようだが、似て非成るものであろう。
最近、成り行きで紹介する事が多いが、
興味のある方は、 オステオパシーに関するリンク集
を作ってあるので、そちらを参照願いたい。一部、METについては楽天広場の仲間に協力いただき、米国サイトの情報を翻訳したページもあるので、是非読んで欲しい。
国内に業界団体がいくつかあるのだが、こういった解説がされていないのが残念だ。不思議と閉鎖的な感を受けるが、営利の為の圧力団体と化していない事を祈るばかりだ。
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