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2010年11月03日

※『フリーター、家を買う。』に興味がない方はスルーしてください。

毎週、『フリーター、家を買う。』っていうドラマを観ています。

フリーター、家を買う。　⇒　 公式ホームページ

上記をクリックするとドラマの詳しい内容がわかります。

このドラマ、もう、いちいち私の胸にグサっとくるドラマなんです(笑)

悪い意味じゃないです。

自分自身の在り方を考えさせてくれる。
そういう意味です。

まず、 二宮和也さんが演じる誠治にグサっとくる。

彼を見ていると自分を見ているよう。

・調子に乗るとすぐにペース配分を乱し本末転倒になるところ。
・子どもの頃は夢がたくさんあったのに、いつのまにか自分の人生を
　思い描かなくなったことに気づいたこと。
・ちょっと世の中をなめているところ。
・思い通りにいかず再生したいと思うが、再スタートができるか不安に思っていること。
・いろんな挫折を味わって、ダメで情けなく思うところ。
・世間から取り残される焦りや寂しさを自分で感じているところ。

誠治の母親に対する言葉がけ・優しさがグッとくる。
あのひねくれ加減だったり世間知らずなところもよく表現されている。
仕事に対して家族に対して自分に対しての葛藤もよくでている。

それらが自分を見ているようでいちいち胸にグサっとくる。

浅野温子さんが演じる お母さんには自分の病気とかぶっていて泣けてくる。

私は、あんな異常行動はなかったが、１番ひどいときは今日も死ねなかった。
って思ってた。
自分をずっとずっと責めて、ずっと自分の心の中に辛いことを閉まっていたこと。
今でこそ、こうやってブログで言ってるけど、ずっと心の中で溜めていた。

見ていると、自分のうつがひどかった時期を思い出して目に涙が溜まる。

また、誠治に見せる絶対的な理解をもつ。
信じている姿勢。

２話目で、見せた誠治の作業着にアイロンをかけているシーン。

誠治は自分がちゃんと就職できていないということに対して
『ちゃんとしてるじゃない』
とそっとアイロンをかけキレイにたたまれている作業着を差し出すシーン。

理解者がいてくれるってこんなに大きいんだって改めて思った。

ってか、浅野温子さんの演技は、やっぱりすごいなぁって思った。
存在感抜群。

浅野温子さんのお母さんにいちいち胸にグサっとくる。

竹中直人さん演じる お父さんの言葉は特にグサっとくる。

このお父さん、うつ病に対する理解はほぼない。

ただ…

・心が弱いだけだ。
・原因は母さんにもある。
・大げさだ。
・心の弱さを治さないやつはどこへ行っても同じ。

これらは、私にとって耳が痛くなるような言葉。

病気だけの問題じゃなくて自分でもそう感じていたこと。
だから、自分のことを言われているようで、これはかなりグサっときた。

また、仕事に関することに誠治に対していろいろ叱責するんだけど
考え方が少し時代と逆行している感もある反面、核心をついた言葉もあり
やっぱり、いちいち胸にグサっとくる。

逆にここまで言われると気持ちがいいもんです(笑)

また、いろんな意味で腹が立つと視聴者に思わすのも竹中さんの演技のうまさだと思う。

意外と、 アンジャッシュ児嶋さん演じる ハローワーク職員の言葉もグサっとくる。

最低２０万円のお給料が欲しいと言ったスキルも職歴もほとんどない誠治に対して

『２０万円払う価値があるかどうかは会社が決めること』

と言った。

う～ん。
考えさせられる。

２話目は、働くことに対する対価がコンセプトの回でした。
(昨日は３話目)

仕事に遅刻した誠治。

そして大友康平さん演じる社長に、
『現場の士気が下がるので帰れ』
という。

誠治にすれば、遅刻の理由は、母親を落ち着かせようとして遅れたわけで
いろいろ言いたいこともあり不満に思い会社を辞めようとします。
しかし、社会人であれば、事前にそれなりに対応もできたはず。

それから、たくさんのことを学びます。
書こうと思ったけど、長くなるので割愛。
でも、いい話。

そんなこんなもありお給料日。

自分が思っていた以上にお金をいただけて喜ぶ誠治。

自分がした仕事に対してそれだけの価値があるのか？

今は振込みが多い時代。

働いたことに対してお金をいただく。

こういう基本的なこと・初心に帰らせてくれたそんな回でした。

今の私の状態では、お金をいただける価値はない。

職場がしっかりしているので、雇用問題は手厚いため休職をしていても
それなりの対応をしてくださいます。
本当に感謝していますし、ありがたいです。

はっきり言って、私には今のお給料をいただける仕事はできない。

この回も、また胸にグサっときました。

本当にいちいちグサっとくるドラマです。

これからの誠治の成長ぶりと共に自分も改めて見つめなおす機会になれればと思います。

たかがドラマ・されどドラマ。
自分にとっては、もう一度、初心に戻れるドラマだと思います。