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2006.07.01
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カテゴリ: ドラマ系の感想
内容
倒れた母。半身不随となってしまう。
どうしても良くなりたい犬嫌いの母は、
ディロンが施設でリハビリ補助していることで
それを頼みの綱と考え、あせる。
ディロン=回復 と考える母
ディロン=補助 と考える麻利
2人は対立してしまう。

2年経過

サスガのディロンも老齢化し
セラピー犬をやめ、
いずれ来るその時を待つ。

だが、『その時』を話す主人公夫婦の話で
母は意地を張っていたことを認識し
母と麻利はお互いを認め合うこととなる。


ナゼ、今回『内容』を書いたか?
実は、かなり駆け足で
何となく言いたいことは分かるのだが、

『ディロン』というアイテムを生かしてない!!!

そこがかなり問題。
もちろん、ディロンという存在を絡めつつ
『老い』と言うことをテーマにウマイ仕上がりになっている


何かが足りないと感じてしまった。
きっと、それは 『死』 だろう。

『老い』は『死』への経過でしかない。
だが『死』は、結果。結末。
そこにこそ、もう一歩の『ヒント』があったと思う。

ディロンがセラピー犬やめたあと
アリスが跡を継ぎ、ハッピーが戻ってくるなど
それなりの結果は用意されている。


タダこのシチュエーションだけじゃなく。

『いらなくなった犬たちが連れてこられる場所』
『どうぞ連れてきてください
 喜んで引き取ります
 と言っていない
『人間の勝手な都合でココに犬が連れられてくる』
『それでいいと思わないで欲しい』
『身寄りのない、
 イヤ生きることを閉ざされた犬の家族捜しをした』

と、
『動物の施設』=『死』 というもう一つのテーマを
たびたび取り上げ、今回も取り上げた。

この 『理不尽な死』 『施設から引き取られたディロン』
この2つの 『死』 を対比しているのだから、
もう一歩踏み込んでも良かったかも知れない。


ラストに 『虹の橋』という『詩』 を取り上げている。
簡単に言うと、

人よりも先に死ぬ犬たち動物が、
あの世の前にある虹の橋で
あとに来る飼い主達を待っている。


そんな『詩』。
コレがあったからこそ、麻利と母は理解し合えた!!

ヤッパリ、『明確な幸せな死』が必要だった。
ディロンでなく、先輩のセラピー犬でも良かったかもしれない。

ちょっと、残念かな。
あと『1話』あれば、もう少しまとまったかな。。。

良い感じのドラマだっただけに、もったいないなぁ。


最後にヒトコト
『大事なお話』聞いている、ディロンとアリスカワイイなぁ





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Last updated  2006.07.01 23:36:49
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