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2008.09.15
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『ありがとうを伝えたい!犬と人との優しい心のふれあいに涙する』

内容
セラピー犬を引退したディロン。
ある日、獣医の森山先生(関口知宏)の元を訪れる。
その帰り、ディロンは強引に、麻利(樋口可南子)を公園へと導く。
そこには1人の老人を囲み、自作の詩の朗読会が行われていた。
その詩を聞くように横に座り込むディロン。
その老人・篠原喜美夫(宇津井健)は、、、元教師だという。
そして、毎日のように家族達に囲まれ詩を作っていると。
篠原も、ディロンに寄り添われ笑顔を見せるのだった。
翌日から、ディロンと麻利の公園通いは始まる。。。
どうやら『何か』を感じているようだった。

そんなある日のこと。篠原を家に招いたあと。。。
義母・美佐江(池内淳子)から、妙なことを言われるのだった。
『もしかしたら、、、、ウソをついているのかも』と。
詩は、先人のモノである。。。家族もいない、教師も嘘、、、
それを知った夫・耕平(大杉漣)は、、、
つい、、直接篠原に言ってしまうのだった。
『よく似た詩を読んだことがある!』と。

その翌日から、篠原は公園に顔を見せなくなってしまう。
そこで麻利は、強引にディロンをショートステイ!!!
『良い話し相手になりますから』

戸惑いながらも、篠原はディロンの世話をはじめる。
すると、、、ディロンの導く心が聞こえたかのように。
篠原の口は軽くなり、、
心の底にたまっていたモノをすべてディロンに話し始めるのだった。
仕事一途で、妻の死に目にも会えなかったこと。
そして息子達に相手にもされていないこと。。。

『ことばで自分をゴマカシ人を騙して
 私は言葉の使い方を間違えた
 嘘や、イイワケばっかりだ
 このまま、嘘の自分のまま一人で死んでいくなんて。。。
 やだなあ 
 。。。。さみしいよ』

翌日。。。里中家にディロンを連れて現れた篠原は、、、笑顔。

それを見て、麻利は、
一緒に動物保護センターへと向かう。
職員の浅倉(平田満)から説明を受ける篠原の目に、一頭の犬。
その犬は、
先日の譲渡会で、勝手に捨てられたラブラドールの老犬サリーだった。

『その犬がいい』

それから、、篠原とサリーのステキな2人暮らしが始まる。
そこには嘘のない生き方があった。。。
また、、ディロンにとっても、新たな友人の誕生でもあった。

そして、、数週間後。。。ある日の夜。。
突然、ディロンが咆える!!

その時、、、サリーは逝った。。。。。。。。。
篠原の心に『何か』を残して。。。



敬称略




いろいろ理由はありますが、、、今回はほぼ100%近く書いています。



2006年に連ドラ放送。。。そして、、その年末にSP

再度のSPドラマですね。


さて、、なぜ、ほとんど書いたか?
理由は簡単です。

良い感じのドラマなのに、NHKの公式HPが
連ドラのモノしかないこと。

この手の単発なのだから、
本ページに追加する形で、追加すればいいのに!!!

う~~ん、このあたり。
続編を作ったりすることの多いNHKの怠慢というか。。。

まぁ、いいや。


今回のドラマ、
『敬老の日』ということもあり、テーマは『老い』である。

それは、夫もそうであるし、今回のゲスト篠原もそうである。
当然、ディロン、サリーもそうだ。

そのために、森山がいきなりの登場で、『老い』を強調である。

良い感じだったのは、義母だろか。
自分にも経験があるから分かる!
だから、『家族がいれば』と言うところから今回の結末へ向かうのだ。

夫のちょっとした仕事上でのトラブルもそうであるが、
今まで気付いていたことであっても、
ふと忘れがちになる。。。。それが真実であろう。

そんな切ない展開の中。
救おうとするのは、『超能力』を持っているかのようなディロンである。

ディロンの行動は、
『家族』を思い出させ、、、『人の心にある優しさ』を、、、導き出す。

最後の、、、、サリーの最期が結構気になりますが。。
そのあとの朗読会。。。。それがサリーの残したモノであろう。

『未来』を感じさせながらの詳細なネタフリと結末


ここに来て、『老い』を出してくるのは憎い演出でもありますが、、
わたし的には、、、切ない感じで。。。
本物死んじゃったんだなぁ。。。と


ドラマとしては、
かなり分かり易く今までのこともさりげなく表現されているので、
今まで見ていなくても、ある程度楽しめた感じだろう。

ふたたび、犬と人間の交流を見た良質のドラマでした。







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Last updated  2008.09.16 21:42:12
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