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2009.02.20
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『左近を救え』

内容
薬の勉強をして夜更かしをした章(窪田正孝)
翌朝、木綿問屋・北野屋の手代・仙吉(浜口望海)が、運ばれてくる。
何者かに襲われたようだった。
すぐさま、天游(蟹江敬三)は、耕介(杉浦太陽)章を使い、処置を開始。
一命を取り留めることは出来たが、章は、
応急処置されていたヒモが気になっていた。。。。左近(栗山千明)の持ち物。。
仙吉に話を聞くと、左近が助けに入ってきたが、そのあとは分からないと。。
そんななか、同心・新井(梶原善)がやってくる。
噂では、、仙吉と共に襲われた北野屋の主人の下手人が仙吉となっていた。
しかし、すでに仙吉の姿はなく。。。。どこかへ姿をくらます。
一命を取り留めたとはいえ、仙吉は重傷。
仙吉探しをする章は、赤穂屋(芦屋小雁)から、左近が拐かされたと知る。
そして、、この一件には、大坂の木綿商いに絡む陰謀があると。
そこで何かを知っている仙吉を探すため、仙吉の女・お久美のもとへ
やはり、仙吉はかくまわれていた。。。。
が、仙吉の傷は開き、一刻も早い治療が必要。
章は、治療を開始しようとすると、、そこに、ごろつき達が現れる。
襲われる章たち。。。。その2人を助けたのは、、、若狭(池内博之)だった。
若狭の話によると、西町奉行の斎藤(草川祐馬)が、
須磨の木綿問屋・播州屋(江口直彌)と手を組み私腹を肥やしていた。
北野屋(川下大洋)は、その不正を江戸に訴えに出ようとしたとき
斎藤の部下・村越平七郎(今井朋彦)らに襲われたことが分かってくる。
でも、、許嫁であるにもかかわらず若狭の態度は冷たい。。。

在天別流の掟よりも。。。左近を助けたい。。。若狭を説得した章は、、、、、、



敬称略



今回は、


若狭『江戸には将軍がいる
  今日では、朝廷を仰ぐ
  大坂にはあるじはいない 
  この町では、己が己の主
  主を持たぬ大坂を守ることが、我らの誇りだ
  誇りがあるからこそ、命を捨てられる

在天別流の掟。。。そして、誇り。
仲間も、それはわかっているからこそ命をかけられる。

でも、医師でもある章は、そう言うことではない!
自分の中にあるちょっとした恋心もあり、、、

左近を助けたい!!
その気持ちは、『掟』に縛れている若狭を動かした。。。


許嫁の若狭が感情を押し込めているのを動かした章の感情

ま、、、そんな、奇妙なカタチの恋物語。
最終的に、左近の表情を見ても、、そんな感じだろう。




どちらにしても、
章の本当の強さは表現されているし、左近への気持ちは表現されてますけど。
左近を救いに行っただけなので、

それが、 ドラマとしては、疑問点でもある

在天別流が、いろいろ動いているのはオモシロ味でもあるのだが、
事件は、木綿商いのことよりも、
左近救出に重きを置いているため。

章の気持ちの表現だけが前に出すぎて、
結果的に、事件自体に重さが失われてしまい、
在天別流の誇りが、軽く感じるほどの恋バナになってしまっている。

最終的に
江戸行きの話が天游から出るなど

1つの転機のなか、章の『大坂』への気持ちを表現した
と言える物語。。。。ということになっている。

こうなると、
本当に盛り上げなければならないはずの『事件』が、中途半端。


気持ちを表現するために、事件を描くにしては
誇りまで加えてしまったため、散漫な印象の物語。
そして、、つなぎの印象が強くなってしまったような気がします


これ、、、、商いの事件、、、なくてもよかったんじゃ??

その方がスッキリしたような気がします。

せめて、事件にするか、恋バナにするか、掟にするか
30分弱の番組なのだから、
どれかに絞り込んでいれば、こんな印象にならなかったでしょうに。。。


これまでの感想
第6回
第5回 第4回 第3回 第2回 第1回






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Last updated  2009.02.20 19:11:32
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