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2009.02.25
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『髪を切られた女』

内容
捜査一課の芹沢慶二(山中崇史)が、特命係にやってくる。
そして、一冊の資料を右京(水谷豊)に手渡すのだった。
最近無くなった芹沢の友人・三村奈津子(岡野真那美)が、自宅の浴室で死んだ。
所轄は、部屋が荒らされていないことからも、何らかの事故死と考え処理した。
でも芹沢は、ある事が気になってやって来たのだった。
奈津子の髪の毛が切られていたのだった。
それは、1年前に発生した連続髪切り殺人事件を彷彿とさせた。
その事件では、容疑者が自殺し終結した。しかし、、、真犯人がいるのでは。。
そんな疑いを持ってやって来たのだった。
芹沢の気持ちをくみ取り、右京は奈津子の死を調べ直すことに。
まずは、奈津子のマンションに向かった2人であったが、
荒らされていない部屋、、、なのに、いくつか妙な違和感を発見する右京。
防犯カメラには、死亡推定時刻アタリに、、妙な光が差し込み
ほんとうにいたのかどうかがよく分からない状態。
そして次に働いていた文光印刷所に向かう2人。、
事件当日。
刷り上がった台本を持ち、映画の撮影所『共映撮影所』に行った事実を知る。
相手は、、奈津子が尊敬していた川島敏夫(秋野太作)監督だった。
角田課長(山西惇)の話から、
6年前、撮影中に事故があったと知る。
それから、新作は出していなかったようだった。
そして、撮影所でのスタッフ達の話からも、川島の評判が悪いこと分かってくる。

そんななか、連続殺人犯との“違い”を芹沢に告げた右京は、
新作が事故の作品と同じで作り直したと知り
台本を比較し、1つの疑問が生まれる。
脚本は、、、奈津子が書いていたのでは???と推測する。
そのことを、アリバイについてもウソをついていた川島に指摘すると。
素直に認めるのだが。。。
『私に会いに来て、会わずに帰るなんて事はない』
その川島の言葉で、右京は、ある事を推理しはじめるのだった。


敬称略




『あなたたちのしたことは
 殺人ではないとはいえ、死者を冒涜するモノです


でも、どうしても、監督に『最期の作品』を残して欲しかった。
という、、助監督。。。そして、スタッフ達の、、、事故の隠蔽


ま、、そんな感じ。


個人的に気になったのは、
奈津子が、病を知っていたかどうか??なんですけどね。

そこも、絡ませれば、
もっと熱意が伝わってきたんじゃ。..と思いますが、
どうやら、助監督達のセリフからも
それは違うようで。



にしても、今回。面白い『事故』ですよね。

『浴室で、凍傷』

まさに、ミステリー!!!
これこそ、『不可解』な犯罪に見えますよね!!

でも、
明らかに、『第三者の気配』を感じ取り、つぎつぎと
自分なりの“シナリオ”を組み立てていく右京。

さながら、今回の物語の、脚本家のようです。

そして、次々と積み上がってく“証拠”を組み立て、
1つの推理を披露する。

これこそが、右京の面白さ。

芹沢が感心するのも納得であろう。


そのうえ今回、最も良くできていたのは
“事故”であろうと視聴者側も推測できても
“事件でない証拠”が、無いところですよね。

見事にミスリードがなされています。

最終的に、スタッフ達が、、複数犯であるというのも
“相棒”としては、“レア”な話。

それもあるからこそ、ミスリードは見事だったと思います。


ラストでは、“犯人”に、一喝するなど。
こう言うところもまた、久々の右京さん!


芹沢が加わったお話と言う事で、
以前、三浦が同じポジションだったお話を思い出しましたが、

そう言う雰囲気ではなく、
ひとつの“相棒”としても、全体的に面白く描いていたと思います。



最後にヒトコト。
サブタイトル、、、それ、、事件のきっかけだけですよね。
“映画”の関するお話なのだから、もっと、、、良いモノ考えりゃいいのに。


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Last updated  2009.02.25 22:14:43


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