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2010.10.23

内容
夫・孝之（佐野史郎）と息子・翔太（高畑翼）の３人暮らしの
平凡な主婦・折川福実（田中好子）は、その日。。。裁判所へ行く予定があった。
“裁判員”
結局、面接などを経て、補充裁判員となってしまった福実。
その直後、裁判長の仲里（田中哲司）を中心に、
右陪席・野々宮（野元学二）左陪席・畑（長谷川かずき）
北村（風間トオル）花岡（あき竹城）山口（上田耕一）藤（甲本雅裕）
和久田（蟹江一平）三角（朝田あおい）らとともに出廷することになる。

裁く事件の被告人は、種本千晶（板谷由夏）
検察官・磯貝毅（本田博太郎）により読み上げられる、公訴事実。。
ぜんそくの持病の息子・徹（小林海人）を自宅に残し、千晶は外出。遺棄。
電話し、電話に出ないことから体調の異変を認識しながら放置。
死亡させてしまった、、、、、保護責任者遺棄致死罪。
弁護人の平潔司（神尾佑）は、故意がないと無罪を主張する。

その後、磯貝検事による冒頭陳述で、被告人の状況が明らかに。
２年前夫を亡くし、息子をひとりで育てていた千晶。
その日、保育園から、徹に熱があると電話を受けた千晶は、家に連れ帰り、
薬を吸引させたところ、症状が軽くなったため重要な会議出席のため会社へ。
会議が終わったあと、恋人の城園茂太郎（長谷川初範）宅に立ち寄っていた。
そこで、自宅に電話をかけ、不安を感じながらも、
それから少しあと、、、、帰宅。
危険性を認識しながら帰宅しなかったと主張する磯貝。

一方で、薬の吸引により症状が軽くなることが多かったため、悪化を認識せず、
不幸な偶然が生んだ偶発的な事故と無罪を主張する平弁護士。

だが話を聞いているウチに、福実はいくつかの疑問を感じる。
なぜ、徹をひとりにしておけたのか？
なぜ、徹のため早く帰ろうとしなかったのか？

徹の体にはいくつかの傷。。虐待の可能性もあった。
そして証人尋問が開かれる。
検察側の証人。
徹の主治医・東間圭三（有川博）は、
千晶がぜんそくを軽く考えていた可能性を指摘。
もし、指示通りに面倒を看ていれば死ななかったと証言する。

検察側の証人
隣に住む主婦・石浜加根子（角替和枝）は、暴力は不明だが、
子供を残しよく出かけていたと証言。

弁護側の証人
恋人の城園茂太郎は、心配はしていたが、危険性の認識はなかったと証言。
だが、磯貝は、城園を追い詰め。。。。

検察側の証人
徹の父方の祖母・種本薫（岩崎加根子）は、
千晶にとって徹は足手まといだったと証言。
“この人に殺されたのと同じです”

証人尋問が終わり、千晶は孤立無援状態に。

そんななか、妙な証言が浮かび上がる。
徹が、外出をしていた可能性があると。
証言のため、公判の延長が決まり、北村が退席。
その結果、福実は、正式な裁判員となってしまう。
福実は、母としての資格があったのかどうかを疑問に感じると評議で話す。。

だが、その福実は、翔太と上手くいっていなかった。
かつて友人との電話で“翔太を生んでいなければ”と言う事を口走っていた福実
それを偶然に翔太が聞いてしまっていたのだった。
気づかず、息子を傷つけていた福実は、自身の資格を疑問に感じ始める。

コンビニのアルバイト店員・森口裕輔（橋爪遼）の証言。
徹がアイスクリームを買いに来ていたという。
その証言を聞いていて、福実は、、、ある事を思い出す。
抹茶アイス。。。。

そして、、、、福実は、千晶に質問する。。。

敬称略

↑どこまで書いて良いか分からないので、、、これで５０％くらい。

公式ＨＰ
http://www.nhk.or.jp/dodra/tenohira/

夏樹静子さんの原作と言うコトもあり、
ある意味、、本格サスペンスのニオイがするドラマですね。

そのうえ演出・黛りんたろうさん。。。。

言ってみれば、印象だけで“ほぼ間違いがないドラマ”である。

裁判員に選ばれた主婦・福実
事件は、、、子供を放置し死なせたという女性。
女性には、本当に愛情はあったのか？
故意ではないのか？

その一方で福実は、自身の息子への愛に戸惑っていた。
まさか、、自分が、、、なにげなく傷つけていたとは。。。。

母親としての、、、責任、、、資格。。。

ま、、、そんな感じだ。

最終的に、、、子供は親の気持ちを見抜いている。

ドラマとしては、出来過ぎな部分もありますが。
今までのこの手のドラマと比較しても、

良い感じで、“裁判員の経験”が、裁判にフィードバックされていますし。

本来、こう言うことですよね。

経験の反映。

ドラマが裁判部分だけではないため、
少し分かりにくさもあるが、
最後は、親子愛でまとめるなど

裁判員裁判というドラマだけではなく、
そこにある、、一種のサスペンスドラマと言うだけでなく、

裁判に愛がキッチリ表現された、、、親子愛の物語になっていたと思います。

ようやく、この手のドラマの１つのカタチを見た感じですね。

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