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2010.11.12

『東野圭吾原作　妊娠！！』

内容
故郷での家族との時間を過ごした直子（石田ひかり）は、
藻奈美（志田未来）として、生きていく覚悟を決めた。
一方で、事故も、示談という決着が付き、
平介（佐々木蔵之介）は、直子とともに、、、直子の遺骨を納骨する。

そして元旦を迎えた杉田家。
そこには、昨年のような、笑顔はなく。。。。
たびたび呼ばれる“おとうさん”という言葉に、
直子の姿、、そして直子が消えていくように感じる平介。

やがて新学期が始まって早々、藻奈美の担任・橋本多恵子（本仮屋ユイカ）が
杉田家を訪ねてくる。藻奈美のことで。。。と。
藻奈美が医学部に進学したいと言っているという。
学費などものこともあり、説明にやってきたのだった。
戸惑う平介。。。そこに藻奈美、、、直子が帰ってくる。
多恵子との関係を疑う藻奈美。それに対し、医学部を目指すことを問う平介。
“藻奈美としての人生。今までと同じような後悔はしたくない
　藻奈美としての人生は、自分自身の足で歩いて行きたい。
　自立した女になりたい”
藻奈美の希望もあり、専業主婦として生きてきた自分の人生を振り返った直子が
決断した答えだった。
“藻奈美のために”という言葉に、戸惑いを覚える平介であったが、
それ以上に、平介と歩んできた人生を否定するかのような言葉に、
平介は、戸惑わざるを得なかった。。。。。
“直子は、どこへ行ってしまったんだろう”
そこには、平介の知る直子の姿は、無かった。。。。

そんなとき、遺族会で知り合った藤崎和郎（升毅）から連絡が入る。
示談が納得出来ず、事故のことがウヤムヤになってしまうと、提訴するという。
一方で、会社では、異動が告げられ、、、、
一線で働いてきた平介にとって、降格と思える人事であった。
親友の小坂（橋本さとし）に慰められるが、
公私ともに、つらく、苦しく、、、むなしい状態になっていく平介。

そのころ藻奈美は、親友の川辺由梨絵（林丹丹）の様子がおかしいことに気づく。
話を聞けば、相馬春樹（竜星涼）の子を妊娠したかもしれない。。。。と
由梨絵を慰める藻奈美であったが、動揺を隠せなかった。

平介、直子、それぞれに悩みを抱え、距離が開くようになっていくなか、
平介は、気がつけば、梶川（吹越満）の妻・征子（堀内敬子）の部屋の前にいた。
一方で、由梨絵のことを多恵子に知られてしまい、取り繕う直子。。。。

敬称略

ドラマとしては、進んでいるような、いないような感じなので
停滞感が漂ってはいるが、

平介と直子。

直子が藻奈美として生きる覚悟を決めたと同時に
動き出す、、、、運命。。。

と言う感じで、
２人の関係に距離感が生まれはじめた。。。。

そんな物語ですね。

藻奈美による、無理な直子の描写、平介による同様の描写が少なくなり
それぞれに、あるべきところで、あるべき描写が行われ、

違和感が少なくなり、

それと同時に、
平介と直子、、、、２人の感情と、、気持ちの変化を
かなり丁寧に描かれた印象である。

実際。。。もっと早く、この状態でも良かったのに。。。意味不明にダラダラと。。。。。。

そんな気も少ししますが。。。。

でも、ホント、今回は、
良い感じの佐々木蔵之介さん、志田未来さんの演技があるから、
良い距離感の２人の描写になっていますよね。

あんなに楽しかった、、、家族の崩壊。。。って感じである。
運命の皮肉。。。でしょうか。ある意味ね。

妻『終わったことなのに』
夫『どうして、終わったなんて、言えるんだ！
　俺がいるのに、無視するみたいな。。俺達夫婦なのに。。。』
妻『アタシが、どんな思いで吹っ切ったと思ってるのよ
　どうして、そんなコトが分かってくれないの』
夫『分からないよ』

スゴイやりとりである。

しっかし、一部のネタはともかくとして
どこに着地点があるんだろう。。。

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