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2011.11.29
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カテゴリ: ドラマ系の感想
『私たち、逃げなくちゃ』

内容
パーティー会場で治子(真木よう子)に近づいてくる女(宮下ともみ)。
告発文のことを知っているようだった。八木(平岳大)の妻・絵里香だという。

その同じ会場で熊木(徳井義実)は、告発文に書かれていた八木と出会っていた。
治子とは大学の同じサークルでつき合っていたと告白する八木は、
治子が“過去は過去”と言っていたと熊木に伝えるのだった。
そして「うらやましい」と。

そんななか、上司からイベントプロデューサーをおりるよう命じられる治子。
後任は、同僚の富野久美(高橋かおり)に決まったという。
直後に治子は、会社中に先日の手紙と同じ告発メールが広がっていると知る。
治子を嫉妬する久美の仕業だった。
友達だと思っていたのに。。。。ショックを受ける治子。

同じ頃、育子(夏帆)は、光夫(若葉竜也)と関係に疑問を抱きつつも、
同じ研究室の正彰(三浦貴大)のことが、気になり始めていた。

そんな折、治子に妊娠の可能性が浮かび上がり、
病院で時間を待つ間に、麻子(木村多江)を訪ね。。。。“結婚”について質問。

その後、麻子は、スーパーへ買い物に出かけるが、
そこで自分に似た相原雪枝(濱田マリ)という女性を見かけ、声をかける。
雪枝が語る言葉は、麻子と同じ。。。。自分を見てしまう麻子。。。。

麻子「見苦しいイイワケは辞めて」
雪枝「あなたもでしょ?見れば分かるんです。」

敬称略


今回は、最後の最後で、急展開ですね。


丁寧に、それぞれの転機を描いてくるかと思っていましたが、
最後の数分で、麻子のことが矢継ぎ早に展開!!

なるほど。。。と、感じると同時に。

ココで話を広げてくるんだ!

と驚いてしまいました。


そこは良いと思うんです。育子のことも。


少し疑問だったのは、治子。

たしかに、今まで考えていなかった“自体”に直面し
色々と考え始めている。。。。と言う事なのだが。

正直なところ。

時間を使っているわりに、治子の物語が、最も停滞しているんですよね。


極論を言えば、
前々回のラストあたりから、ほとんど物語が動いていない感じ。

仕事については、わずかに動きましたが、
このあたりは、特に、重要視していない感じの今作ですので、
それこそ、育子の研究内容と同じ。それを表現したいわけじゃ無い感じ。

どうしても、引っ張っている印象になってしまっています。


そのうえ“主人公”として、活躍させようとしているために、
自分自身。。。主人公自身のことに、ほとんど関わっていないのだ。
代わりに熊木が動いていますが、
そんな“代理”表現がオモシロ味に繋がるわけありません。

たしかに、そういうキャラクターって言う部分もあるんですけどね。

でも、完全に、他の2人と演出が違いすぎて、違和感が見えますよね。


見ていると。。。。治子がいない方が、バランスが取れている感じなのである。

原作がどうかよりも、
あとわずかの気遣いが必要でしょうね。

たとえば。治子が登場しても、治子とのことが動くことが少なく、
“そんなコトやっている場合じゃないんじゃ?”という印象が強いんですよね。

わずかのことなのですが。
お節介をやくことが主人公の役割じゃ無いだろうに。





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Last updated  2011.11.30 01:27:39


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