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2012.08.23
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カテゴリ: ドラマ系の感想



内容
屋形船を楽しむ佐久間(八嶋智人)たち。
すると岸辺で、男たちが争っているのを目撃し、すぐに向かったのだが。。
ひとりの男が頭から血を流し倒れ。。。すでに死んでいた。

被害者は新造外科医の深山隼(東根作寿英)
佐久間が目撃した容疑者は、剣道教室の教え子・中尾亨(川野直輝)だった。
すぐに亨の家に向かうと、思わぬ接点が浮上。
亨の母・信子の心臓バイパス手術をした執刀医が深山だった。
術後に死亡し、亨は医療ミスを疑っていたよう。
凶器のパイプレンチからも亨の指紋が検出され、動揺する佐久間。

一方、糸村(上川隆也)は、被害者の財布から出てきた“もんじゃのはがし”に
何か引っかかるものをおぼえる。
調べていくウチに、
当時つき合っている噂があった、高校時代の同級生・前田友美にたどりつく。

いまは、弁護士の松下孝介(今井朋彦)と結婚していた。
糸村は、その友美(伊藤裕子)のもとへと向かい。。。。。

敬称略



今回“も”、大石哲也さん。



ただし、気のせいか。。。初回に似ている印象ですね。

いやぁ。。。。“取り込まれた”と思っていたのに(苦笑)


ほんと

「欠けたところを助け合うのがチーム」というセリフが出てきたときには、

いったい、どうしたんだ???

と本気で思っちゃいました(笑)

実際
枠を変えて、リニューアルを図っているはずなのに

初回が、ピークで、
その後は、、、、ドンドン。。。。第1シリーズ化してましたし。


だったら、俳優を替える必要無いんじゃ??と思っていたわけです。


が。今回。

ベタな刑事モノを佐久間を中心にして描きつつ、

糸村は、その他の部分の穴埋め係。

かなり強引ですが、“チーム”になっています。


そう、まさに

「欠けたところを助け合うのがチーム」である。


最終的に“遺留品”から、ちょっとしたドラマを作り。。。。。

本来は、これが今作《遺留捜査》だよね。
強引で、くどいけど、、、まあ。いいだろう。


せめて、今回くらいで描いてくれないかなぁ。

そうでなければ、
糸村がいる意味も無いし、《遺留捜査》のタイトルの意味も無い。




捜査はバラバラなのに、1つの事件になって、物語になる。

糸村は、なんとなくフォローし、佐久間たちも、糸村をなんとなく感心する。

この構図が描かれているかどうかが、最も重要なのだ。

一方だけが活躍していては、何一つオモシロ味は無い。

前回なんて、そんな感じだったしね。。。。


《チーム》。。。それが今作の目指す方向のハズである。


ちょうど良い機会だから書いておく。

個人的には、今作に期待してるんですよね。

理由は、ちょっと複雑なのですが。

刑事モノって、刑事が動いて犯人の動機を探す。
事件をミステリーとして解決。

それが普通である。

そこに、被害者の感情が描かれることは、あまり無いのである。


刑事、加害者、被害者の三角関係を考えると。

特殊な事例以外、被害者が絡むことはない。

それが、刑事モノの“カタチ”なのだ。


どれだけ、科学捜査をしようが、同じ。
どれだけ、天才が捜査をしようが、同じ。

人情モノとして描くため、動機部分の破壊を行い、
被害者に絡めていくことはあっても、そういうネタは少ない。

あくまでも、主役は、刑事と加害者(犯人)なのである。

そのため

謎を作るため、殺害方法などで捻ったり、
登場人物を多くして、複雑に見せたりする。

が。。。やはり基本構造は同じなので、既視感が拭えないのだ。

楽しいことは楽しくても、物足りなさを感じてしまうと言うこと。


ここに、登場したのが今作。。。だったと思っている。

そう、かなり捻って、被害者を主役に持ってこようとしているのだ。

あ。。。《臨場》という作品もあるが、
あくまでも、加害者か謎解きが主役であって、被害者が主役ではない。

だから、かなり難しいことをやろうとしていることは理解している。

一歩間違えば、結局、ベタな刑事モノ、、、にしかならないからだ。

この挑戦に、ほんと、期待してるんだけどなぁ。。。。


方向性が見え始めているのだから、なんとかならないのかな。




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Last updated  2012.08.23 21:59:05
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