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2017.08.07
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カテゴリ: ドラマ系の感想
「笑顔の効能」
内容
冴島(比嘉愛未)と藤川(浅利陽介)が結婚した。
そんななか藍沢(山下智久)に新海(安藤政信)から連絡が入る。
奏(田鍋梨々花)が発作で入院したという。藍沢と話したがっているらしい。
手術をしないという奏を説得して欲しいと言うことだった。

翌日、ドクターヘリの要請が入り、発とうとした橘(椎名桔平)
直後、環奈(りょう)から息子・優輔(歸山竜成)が急変したという連絡が。
橘は、藍沢に任せて、循環器内科医師、井上宣顕(滝藤賢一)と
初療室に運ばれてきた優輔の処置をはじめる。

一方、藍沢は、名取(有岡大貴)幸村(馬場ふみか)とヘリで現場へ。
少年・健太郎の首には串が刺さっていた。名取は現場での処置は難しいと判断。
病院へと戻り処置をはじめるのだが。。。。

敬称略



いやまあ。。。。悪いとは思いませんが。

。。。かなり違和感。

たしかに《ドクターヘリ》だからといって、

必ずしも現場で処置をする必要性は無いだろう。

そういう意味では、リアルだと言えなくもない。

が。今作は、あくまでも“ドラマ”。


今作の“らしさ”は、その“ドクターヘリ”である事に、意味があるのでは?


現場で処置せずに、救急搬送の患者と一緒に、

救命で処置をしてしまうと。

《ドクターヘリ》である意味が、全く無くなってしまいます。

実際、今回にしても。

横峯、灰谷に続いて、名取、雪村の話にしているつもりだろう。

ドラマとして、何も間違っていないが。

結局、名取のキャラもあって、藍沢が処置して終了。。。

名取に至っては、大人の事情がプンプン(苦笑)



終わってみれば、

もうすでに、そのアタリにあるベタな“医療モノ”だ。

そのうえ、

《1》《2》と脚本が代わったこともあって、

よりいっそう、群像劇化が進んでしまっている今作《3》


いろいろと描きすぎてしまって、“ドクターヘリ”が、ほぼ不要(苦笑)


もう、タイトル。。。変えちゃえば良かったのに。


そもそも。シリーズ物の続編って、

それらを見ているからこその期待感で見ている部分が有るのだ。

その期待感を裏切って、ドラマを再構築してしまうと、

もう、シリーズの意味が無くなってしまう。

初めから、再構築後のようなドラマであれば、

そういうドラマだと思って見るため、不満は無い。

でも、今作は、違うのだ。

たとえば、今回。

たしかに、踏襲している部分はあるが、次回へ引き延ばしている部分もある。

そのうえ、俳優のバランスの悪さもあって、

キャラを利用すれば、それを乗り越えられるのに、今回は、ほぼ利用せず。

結果的に、中堅の登場人物たちが、その中堅の役割を、あまり果たしていない。

こうなってしまうと、新人加入の意味さえ無くなってしまい、

今作《3》の物語のきっかけ部分も否定することになりかねない。

別にね。“大人の事情”は、どうだって良いのだ。

ドラマをしっかりと見せて、魅せてくれていれば。

でも、これまでの話でも、若干違和感はあっても、なんとか合格点だったが。

今回のような状態になってしまうと、合格点にさえ達していませんから!

群像劇化を進めてしまったことが、悪循環を招きはじめているような気がします。

ちなみに。ひとつだけ、今の状態であっても、好感が持てる手段があるのだ。

それは、海外のドラマのように、1クール縛りを無くすこと。

時間延長では無く、話数の増加を、気にせずに行ってしまうことだ。

もちろん、次作の問題があるから、大問題が発生するが。

そのあたりは、特別な編成を組むことで、1週2話などおこなえば良いだけ。

それでも、今作に限っては、その英断をする価値はあると思います。

その英断を発表するだけで、

現在の散漫化の印象は、一気に薄まる可能性が高いです。

ま。。。絶対やらないだろうけどね。

でもね。今の状態だと、期待を裏切ってばかりになって、

ドンドン、面白くなくなっていくような気がします。

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Last updated  2017.08.07 22:02:40


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