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2020.09.20
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カテゴリ: ドラマ系の感想
「将軍の器」
内容
永禄八年五月。
三好義継一派が、二条御所の将軍・足利義輝(向井理)を襲撃。殺害した。
嫡流である義輝の弟・覚慶(滝藤賢一)が、次期将軍と目されたが。
義継一派は、覚慶を興福寺に幽閉。義輝のいとこ義栄を擁立を画策。

細川藤孝(眞島秀和)ら義輝の腹心は、覚慶擁立のため、
松永久秀(吉田鋼太郎)に協力を求めた上で、覚慶を救出するのだった。

京から越前に戻ったばかりの光秀(長谷川博己)は、事態を知り、愕然とする。
光秀は、馬を駆り、久秀の大和・多聞山城へ向かった。
事態を問い正す光秀に対して久秀は、覚慶が匿われていることを伝える。
そして越前より届いた朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)の文を読み上げる。
久秀に促され、光秀は。。。甲賀・和田惟政の屋敷へと向かうのだった。

甲賀に到着した光秀。覚慶を匿う三淵藤英(谷原章介)、藤孝らが騒いでいた。
覚慶が屋敷から出て行ったという。。。

敬称略



作、河本瑞貴さん、池端俊策さん

脚本協力、岩本真耶さん

演出は、佐々木善春さん



まあ、いろいろとある戦国時代だが。

この政変が、大動乱に拍車を掛けたのは事実で。

前回のフワッとした感じの物語よりは、

緊張感もあるし、面白く描かれている。

実際、このあたりのコトは、戦国時代劇であまり表現されませんからね。

ホントの意味で、関わっていると思われる人物は。

将軍サイドと三好一派サイドだけ。

この中から、“ドラマ”で主人公を選ぶのは、難しいですので。

今作は、かなり挑戦してきた作品だと言えるでしょう。


ってか、今後の人間関係などを考えれば。

主人公を明智光秀にしている時点で、描かない理由が無い。。。んだけどね。


とはいえ。

やはり。。。というべきなのか。

浪人であることが、御都合主義的展開に違和感を生んでいるのは間違いない。

いっそのこと、朝倉義景とも昵懇にしておくだけで。

違和感を感じなかったかもね。

で、。。。家臣ではないけど。。。食客であることを、

その能力や人柄なども含めてハッキリと表現しておくだけで。

昵懇で無くても、違和感は消えるのだ。

今作は、そのあたりの朝倉義景との関係性の描写が雑だからね。

今回までのエピソードで、シッカリ描くだけで、良かったのに。


そもそも、朝倉義景に、いろいろな意味で才覚があったことは、

最近では、普通のことだったはずなのだが。

そこを、京かぶれ的に描くから、妙なコトになるのだ。

同じことは、今川義元でも言えたワケなのだけど。

ま。。。いいや。


東庵、駒を描く時間があるなら、

描くべきコトを描けば良かっただけ。。。。なのに。。。。

なんか、考えれば考えるほど。モッタイナイよね。


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Last updated  2020.09.20 18:45:13
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