江戸東京ぶらり旅

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ご飯とめし



 ところでこの「ご飯」ですが,もともとは江戸言葉,地方では使いませんでした。というのも浅草御蔵などに運ばれる米が公務員への給料でしたから,江戸では武士も庶民も精米してきれいになった白米を炊いて熱々の「ご飯」を,佃煮やら梅干しなどで腹一杯食ったのです。一方,地方では玄米に雑穀を混ぜて食べたのですから,江戸は本当に幸せな都市だったのですね。

 熱々の湯気がたつ銀しゃりが「ご飯」,それ以外は「めし」です。例えば,朝たくさん炊いた「ご飯」,この残りを晩にいただくのですが,当然冷めています。こうなると「冷やめし」と呼ぶのです。「冷やご飯」とは言わないのですよ。それでは白米に舞茸や油揚げを加えて炊き込んだものはどうでしょう。これももう「ご飯」ではありません。暖かい炊きたての銀しゃりを「ご飯」と言うのですから,「舞茸ご飯」ではなくて「舞茸めし」となります。秋鮭とその卵の入って「はらこめし」,茹でて皮をむいた丹波栗を入れた「栗めし」,タコの足のぶつ切りを入れた「タコめし」・・・ああ,腹が減って,よだれが出てきますね。


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