小塚原回向院＜南千住＞
小塚原回向院 （荒川区南千住５－３３－１３）
ここに眠る有名人は・・・
＊安政大獄：吉田松蔭，橋本左内，頼三樹三郎ほか
＊桜田門外の変：関鉄之助，有村次左衛門
＊２．２６事件：磯部浅一
＊その他：ねずみ小僧次郎吉，高橋お伝
＝吉田松陰墓＝
また，解体新書を訳した杉田玄白，前野良沢らが刑死者の解剖(腑分け)に立ち合ったことを記念した「 観臓記念碑 」もあります。お寺の入口には戦後の代表的な誘拐事件，「吉展ちゃん事件」の犠牲者，当時４歳であった村越吉展ちゃんの供養のために建立された「吉展地蔵尊」があります。
ここは実は両国にある回向院の別院なのです。小塚原回向院は隣接する小塚原刑場（浅草刑場）での刑死者や牢死者などを供養するために建てられたのですね。もともと刑死者は両国の回向院に葬られていたのですが，手狭になってしまった。それで別院として建てられた小塚原回向院がこの刑場での死者を引き受けたのです。
刑場は江戸府内にやってくる人たちへの見せしめ，日光街道沿いにある 小塚原刑場 と東海道沿いにある 鈴ケ森刑場 ，これが江戸の二大刑場でした。前者では１８７３年に廃止されるまで，２０万人が処刑されたと言われます。鉄道工事でたくさんの人骨が出てきたというので名付けられた「コツ通り商店街」も近くにありますよ。
小塚原回向院は鉄道敷設の際に分断され，独立してできた延命寺には，２ｍ余の地蔵尊（俗称は 首切り地蔵 ）があります。
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