とのけろのげろげろ日記

とのけろのげろげろ日記

2011.11.16
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カテゴリ: ケロ戦記
つづき

若かったなぁ、と思う。今思えば。

いろいろいやなことがあったが、
「私はこのヒトを変えてみせる、良く」と
思い上がっていたと思う。

結果として、彼は1ミリ単位でも変わりませんでした。

ある日、ワタシの仕事机に小銭が山になっていまして、
それを両替してくれといわれた。

コンビニで買い物をするのが好きな人でした。
そのおつりです。
よくもまぁ、こんなにためたものだ、と思うほどありました。
しかも数えるのはワタシにやれと。

「何で、こんなに小銭があるのにおつりのないように払わないの?」
「だっておつりをもらったほうが楽ジャン」

若かったもので、小銭をレジ袋に入れて、屑箱へ。

「何するんだよ!?」と、当然怒鳴られましたが
ワタシは平然と、「だっていらないんでしょ?」

「ワタシだっておつりをもらうほうが楽なのよ。
自分が面倒くさいことを人にやらせようなんてあんた何様?
そんなに大事なお金だったら、自分で何とかしなさいよ。

ワタシは無為に小銭をためるようなことはしない。
すごく迷惑なので、ゴミを人の机に放置しないでください。

ゴミじゃなく、大事なお金なら自分で始末しなさい。

あんたのうちでは、いやなことは人に押し付けろって教えられたの?」


教えられていたも同然でした。


「こんなときうちのお袋だったらなぁ!!」


これです。

「だったら、宅急便でお義母さんに送ったら?その小銭。
そもそも、何で結婚したの。

ワタシとお義母さんはまったくちがう。別の人間だってわからないの?」


わからないんですね。女はみんなお母さん。
何かの病気かと思ったこともあります。

これも、人のもの(個性)が自分のもの(個性)とちがうって
わからないせいなんです。


こんなくだらないことで3ヶ月以上口を利かない。
譲歩は必ず、彼のほうから。

しかし、いったん譲歩したように見えても、
ほかの事に応用できない。

一から何もかも教えないと、「親しき間の礼」を学べないんです。

自分がやられたら頭にくることでも、人には平気でやる。

いまだに、あれはなんだったのだろう?と今でもわかりません。

彼は一流企業の社員だったぐらいですので、
知能には問題なかったはずですが、情緒に問題がありすぎました。

しかも猫かぶりはできたんです。
それにだまされ、結婚した馬鹿がワタシです。

何で、人前ではちゃんとできるのに、、、甘えにもほどがある、と
ワタシは段々壊れていきました。

彼の悪癖はまさに、超えても超えてもそびえたつ
「バカの壁」でした。





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最終更新日  2013.12.08 09:45:43
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