としのすけのワインハウス

としのすけのワインハウス

2004年05月(2)

2004年05月

昨今の株での鬱憤を晴らすべく?ホムペの改造に勤しんでおります。
ほんと、面白い!
いろいろ試してみましたが、やはりセンスの無さは如何ともしがたく・・・ま、デザインはこんなところでお茶を濁そうかなと思っております。(^^;)
後は、アクセス解析を導入して、どんなキーワードでヒットしてお越し頂いているのかを明らかにして、いっぱしのアフィリエイターっぽい努力をしてみようかなと思っておる次第。(^^;)
色々なノウハウも蓄積中ですので、そのうちまとまったら「アフィリエイト入門コーナー」なども創ってみたいですね。(笑)

さて、今日のワインは・・・

リベルタス ピノ・タージュ[2002](赤)リベルタス ピノ・タージュ(2002)

2004/05/17 自宅にて

南アフリカのリベルタス・ピノ・タージュ(2002)、2回目の登場です。

ピノ・タージュという葡萄は、南アフリカ独特の、サンソーとピノ・ノワールとの交配種です。
サンソーは、生食にも用いられるタンニン弱めの色の薄いぶどう、ピノ・ノワールは、ご存じ高貴なブルゴーニュの赤ワイン用ぶどう・・・その交配はやはりミディアムボディーの上品な長熟タイプなのでしょう。

このワインのお味ですが、基本的には
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diary/2004-03-16
と同様。

開栓すると、赤系の果実とチョコレート香。
色は透明度の高い紫の残る赤黒色。
フレッシュな赤&黒の果実香が主ですが、そこそこ樽香もあり。
スッキリした酸とまろやかなタンニン。
フィニッシュも良好・・・
と、デイリーにしては申し分ないお味だと思います。
ただし、ほんの少し土臭い(チリを彷彿とさせるニュアンス)のと、コンクリート香があるので・・・

やはり HP:7+

滑らかな口当たりとミディアムボディーのお陰で、ぐいぐい飲めます。
これからの季節、
・ちょっと冷やして飲む
・氷を入れて飲む
・氷結スパークリング(ピーチ推奨)で割る
などの楽しみ方もよいのではないでしょうか?(邪道?)(^^;)
シャトー・ドミ・クール[2000](赤ワイン)シャトー・ドミ・クール(2000)
2004/05/19 自宅にて

すっかりHP作成にハマってしまい・・・ワイン日記が後回しになってしまいました。(^^)
ヤバっ・・・

さて、今日のワインはシャトー・ドミ・クール(2000)です。
タカムラWine Houseの人気商品とのこと、先ほど覗いたら・・・売り切れでした。(^^;)

このワイン、「ボルドー国際価格ワイン」という、ボルドーワインの中でも毎年リリースされる約2万種類のワインの中から
まず300種類まで厳選し、
・今から飲める
・品質と価格のバランスが優れている
という2つの条件で更に厳選されたもの。
最終的にペトリュスのオーナー、ドミニク・ルナール氏、ネゴシアンのエリオット・スターレン氏、PR先生の本の日本語翻訳を担当しているアーネスト・シンガー氏の3名が全てをテイスティングして選んだ最も優れた逸品です。

さあ、どんなだろう?と期待に胸を膨らませて飲んでみました。

ACはボルドー・シュペリュール。
セパージュがメルロー60% カベルネ・ソーヴィニョン40%
『シャトー・オーブリオンの醸造責任者ジャン・デルマ氏が手がけたボルドー・シュペリュール』というのがウリです。(^^;)

コルクはさほど質の良くない5センチ弱クラスです。
開栓直後から結構香りはよく立ちます。
やや酸味の効いた凝縮感のある果実香。
色はまだまだ熟成感の出ていない濃赤紫色です。
メルローがリッチな割には若々しい色なのは2000年のブドウの出来の良さなのでしょうか?
飲んだ感じは・・・なかなか結構。
初め、やや酸味に寄っているなと思っていた味が、どんどんまろやかになり、チョコレート/コーヒーといった良質の樽のニュアンスも現れてきて・・・
2~3000円クラスのワインのような印象を受けます。
が、やはりボルドー・グランヴァンの味わいの領域には達していないですね。

HP:8

1400円という値段を考えると、大変結構なワインだと思います。
ただ、瓶(割と軽め)やコルクにお金をかけていないのがいかにもデイリーな感じで、「プチ贅沢感」が味わえるようなワインではないですね。(^^)
レ・パゴド・ド・コス [1999]LES PAGODES DE COSサン・テステフ /750ml /赤レ・パゴド・ド・コス(1999)
2004/05/21 自宅にて

今日のワインはサンテステフ2級格付け、 シャトー・コス・デストゥルネル のセカンド、レ・パゴド・ド・コスの1999年です。レ・パゴド・ド・コス、1994年からリリースされたもので、カベルネソーヴィニヨン60%、メルロー38%、カベルネフラン2%と、かなりのメルローリッチ。
そのお陰でか、比較的早く飲める、口当たりの優しい上品なワインになっています。

さて、お味の方はと言いますと、

1999のコスはあまり評判が良くないビンテージなのですが、なんのなんの。
隣が シャトー・ラフィット・ロートシルト という約束されたテロワールに恥じない、素晴らしいワインに仕上がっています。
兄貴の持つ華やかな樽香の遺伝子をハッキリと受け継いでいて、特徴的な「アーモンドとキャラメルをトッピングしたコーヒー&ヴァニラアイスのワッフルコーン?」のような風味は健在!
さらに、カシス系の果実、スパイス等々・・・
ともすれば「ちぐはぐ?」と思われるような様々なフレーヴァーが渾然一体、素晴らしいバランスを醸し出しています。
酸がやや弱く、ともすれば「甘~ぃ」と感じさせるような部分もありますが、乳酸のようなやや刺すような心地よい刺激感のある美しいタンニンと素晴らしくマッチしていて・・・感動的です。

HP:9-

やっぱ・・・コスは美味しいわ~。

【追記】

トラックバックという機能を使ってみました。
レ・パゴド・ド・コスに関して日記で触れていらっしゃる方、実験台にしてしまって、スミマセン(^^;)


■  レ・パゴド・ド・コス(1999)の楽天市場検索

■  生まれ年のワイン

生まれ年のワインというのもお洒落な父の日プレゼントですね。
生まれ年のワイン のページから、生まれ年をクリックしてみてください
お目当てのワイン(決まった銘柄)がある場合は、左側の検索窓にそのワインの名前等を『追記』して、再検索してみてください。

シャトー・ラフリック(1998)
2004/05/23  妙蓮寺 ラ・ターブル にて

今日はお誕生日ディナーでした。(^^)
ワインは、お店の黒板!にオンリストされていたプロヴァンスのワイン、シャトー・ラフリック(1998)です。

残念ながら楽天には売っていない模様。
地図で見る世界のワイン にも載っていない!
でも、調査によると、このワインはフランス南東部の地中海に臨むプロヴァンス地方に3つのシャトーを所有するシャトー・エリー・スメール社のもので、エクサン・プロヴァンスから南東に30Kmほどの比較的海に近い、キュエスという町の近くにある葡萄園のものらしいです。

http://www.chateaux-elie-sumeire.fr/french/asp/afrique.asp

をご参照ください。(^^;)

さて、このワイン、プロヴァンスと言うことは、グルナッシュ、サンソー、ムールヴェドル、シラーといった葡萄で出来ているはずなのですが、シラー系の味わいが優勢。
タンニンが弱いので、サンソーもきっと多めに入っていると思われます。
樽香はそこそこ。
ドライなワインなので、食事に合わせるにはよさげです。
残念なのは、香りのたちがイマイチなのと貧弱なフィニッシュ。
酸、甘み、タンニンがいずれも弱々しく、としのすけ的にはちょっと物足りない感じです。(^^;)

HP:7

楽天で売っていないのが残念。
ちなみに輸入業者は田地商店というあまり聞き覚えのない会社でした。

あ、そうそう、 ラ・ターブル のお食事はカジュアルなフレンチといった趣ですが、とてもリーズナブルなお値段で美味です。
特にパスタは素晴らしい!
お勧めのお店と申せましょう。
シチリアのロッソ(2001) マルケス・デ・リスカル リオハ・ティント・レゼルヴァマルケス・デ・リスカル・レゼルヴァ(1999)
2004/05/26  仲町台ピアット・デル・ジョルノ にて

仲町台にあるとしのすけお気に入りの地中海レストラン、「ピアット・デル・ジョルノ」に久々にお邪魔しました。
真面目で優しいマスターがいない!のに驚きましたが、赤坂にお店を出してそっちに行っちゃったとのこと・・・
うーん、ちょっと寂しい・・・

【1本目】 シチリアのロッソ(2001) なんと!名前を忘れちゃいました。(^^;)
ミディアムボディーの飲みやすいものでした。
フルーティーなのにドライな感じがあり、樽香も少しついています。
食事に合わせるワインとしては合格。

HP:7

【2本目】 マルケス・デ・リスカル・レゼルヴァ(1999)
これはお馴染み。(^^)
30ヶ月の新樽の樽熟+6ヶ月間の瓶熟という リオハ の逸品です。
バニラのニュアンスのある強烈な樽香とテンプラニーニョの深い果実味が最高!
としのすけの大好きな銘柄でもあります。
タンニンもエレガントに丸まっていて、甘み・酸味・渋みのバランスがよくとれています。
フィニッシュも長く心地よいもの。
素人さんに対しては「高級なボルドーワインですよ」と言っても十分騙せるでしょう。(笑)

HP:8+

実際、一緒に飲んだ友人は「高いワインの味がする!」ということで「リオハ」という名前を一生懸命覚えておりました。(^^)
カスターノ・ヘクラ[2001](赤ワイン)カスターノ・ヘクラ(2001)
2004/05/27 自宅にて

今日のワインはカスターノ・ヘクラです。
・スペイン、ムルシア州イエクラ産
・ボデガス・カスターニョ社
・年産4500ケース
・平均樹齢40年
・モナストレル100%
 (モナストレル70%、テンプラニーリョ20%、メルロー10%と書いている所もありますが、ボトルにはモナストレルのみ記載されています)
・無潅漑畑
・アルコール度数14%
・フレンチとアメリカンオークの樽で4ヶ月間熟成
 (8ヶ月と書かれているところもあります)
・ノンフィルター
というのがスペック。

開栓直後から力強い酸味を帯びた果実の香りとちょっと生肉のような香りがたちます。
色は若々しい赤紫で透明感のあるもの。
赤い果実味の中にかすかにカカオ系の味わいも。
甘み・酸味・渋みのバランスが良く、タンニンのアタックも極小で、とても14%ものアルコール度数を持つワインとは思えない滑らかさです。
フィニッシュでは、甘みのある酸とともに、時折フッと優雅なタバコのような香りが現れます。
長い余韻。

HP:8+

味わいの系統としては、「中田ワイン」の ディ・マーヨ・ノランテ・ラミテッロ・ロッソ と似ている気がします。
値段を考えると非常に魅力的なワインです。
ラ・クロワ・ド・ボーカイユ [2000]LA CROIX DE BEAUCAILLOU サン・ジュリアン /750ml /赤ラ・クロワ・ド・ボーカイユー(1999)
2004/05/30 自宅にて

今日は結局、サンジュリアン第2級、シャトー・デュクリュ・ボーカイユーのセカンド、でございます。
1999の兄貴シャトー・デュクリュ・ボーカイユーは、あまり誉められた味わいではありませんが、そのセカンド君も、ちょっとグランヴァンの弟としてはイマイチです。
色味はちょっと熟成感の入った濃く透明なもので、香りだちもマズマズ(杉系の木、ヴァニラ、コーヒー、チョコを思わせる樽香が楽しめるところは流石サンジュリアン村)なのですが、いかんせん味が薄っぺらい・・・
甘みが弱く、果実味の凝縮感も不十分。
しかし、酸味もタンニンも弱いので、全体のバランスとしては良好なまとまりを見せています。(^^;)
フィニッシュは弱々しいながらも上品な酸味が長く残ります。
その辺りは流石デュクリュ・ボーカイユー。
十分に美味しいワインです。

HP:8+

1999年のサンジュリアンとしては、健闘している部類?
ちょっと大切なお客さまがみえたときや家族の記念日ディナーなどには宜しいのではないでしょうか。
(なんてったって、3000円程度のお値段がするのですから)
渋いのが苦手な女性やブルゴーニュ系の味わいがお好きな方にも良いかも知れません。

このワイン、翌日も大変美味しゅうございます。
香りも一段とパワーを増し、大変結構なボルドーの雰囲気を醸しだしてくれております。(^^)
この暑い中、軽めのボディーがむしろ好ましいですね。

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