2004年06月
リベルタス・カベルネソーヴィニョン(2003)
2004/06/17 自宅にて ミディアムボディーの果実味の豊かなお手軽価格のワインです。 (なんと! タカムラ・ワインハウス では610円!) タンニンが柔らかく、樽香っぽいニュアンスがあるので、値段以上の気分が味わえます。 HP:7+ スッキリした酸がこれからの季節向きかも。 ちょっと冷やして、グイグイ飲みたいワイン。 実際、氷を入れるとおいしいです。(^^) 前回のコメント はこちらですが、ほとんど同じですね。(^_^;) リベルタスについて はこちらをご参照ください。 |
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ディ・マーヨ・ノランテ・ラミテッロ・ロッソ(2000)
2004/06/19 義弟K彦君邸にて 今日は、義弟K彦君邸にお邪魔しました。 家庭菜園のジャガイモ収穫がメインイベントでしたが、アウトドア派のK彦君コダワリの ダッジオーブン 料理に期待。(^^;) 野趣溢れる料理だろうことが予想されたので、色々な料理に合いそうな美味しい赤ということで、ディ・マーヨ・ノランテ・ラミテッロ・ロッソ(2000)を持参しました。 庭の芝生にBBQコンロを設置し、いい按配に炭をおこして、セロリを敷いた上にタップリのニンニクをスタッフィングにして クレイジーソルト で味付けした丸ごと1羽の鳥を乗せて蓋をしたダッジオーブンをセット、蓋の上にも炭を乗せて両側からじんわり加熱します。(^。^)y-.。o○ 程なく「グツグツ」というセロリから出た水と鳥から出た脂が煮立つ音とともに、何とも言えない香りがオーブンの隙間から湯気と共にしみ出てきます。(ウマそーっ!) 待つこと1時間強、蓋を開けるとしっとりと蒸し焼きになった鳥のお出まし。 背中も北京ダックのように程良く焦げています。 K彦君流石のタイミング!(^^) 続いて子供達用の串に刺した焼き鳥を「飲み屋のオヤジ」よろしく時々塩をふりながらクルクルと回して炭火焼き。 うーん、我ながらいい焼き加減。(^^) そして最後は 黒毛和牛のサーロイン 。 タップリと脂の乗った霜降りのステーキに前出のクレイジーソフトをタップリとふりかけ、肉汁をロスしないように炭火の遠火で丁寧に「ジュー」(^^) ほとんど「肉焼き職人」に徹しておりました。 もちろん、その間「ビールグビグビ」そして「ワインガブガブ」(^^ゞ ディ・マーヨ・ノランテ・ラミテッロ・ロッソ(2000)がどのように開けられ、そのような経過を経てとしのすけの元にグラスで届けられたのかは全く不明ですが、美味しかった~。(笑) この、プルニョーロ(サンジョベーゼのクーロン種)とアリアーニコ(イタリア南部の土着品種)から創られるワインの味わいですが、干しぶどうを彷彿とさせるしっかりした果実味のミディアムボディーです。 (タンニンが柔らかいのでそう感じる) 時折甘さを感じさせるフィニッシュが秀逸。 HP:8+ 鳥にもステーキにもしなやかに対応出来る「美味しい」ワインです。 例の「中田選手の逸話」も嫌味にならない程度に蘊蓄として話せますし。(^^ゞ BBQやちょっとしたホームパーティーへの手土産には重宝しそうですね。 |
ヴィレーヌ・ブルゴーニュ・ルージュ・ディゴワンヌ(2002)
2004/06/21 自宅にて デイリー版「ロマネ・コンティ」の異名をもつ、 APヴィレーヌ のブルゴーニュ・ルージュ・ディゴワンヌ(2002)が今日のワインです。 としのすけとしては禁断のブルゴーニュ?(笑) そもそも、ブルゴーニュはヨーロッパの偉大な赤ワインを産出する地域としては最も北に位置し、秋の寒さと雨が訪れないうちに葡萄(ピノ・ノワール)が完熟することは奇跡に近いような場所。 それを証拠に、良いワインを産する畑はほぼ例外なく真東を向いていて、乏しい太陽を朝からめいっぱい受けて地面を暖め一日をしのいでいるようなありさまです。 が、修道僧達がそれこそ心血を注いで「土を味見しながら」土壌の潜在能力を調べ、微気象を活用して驚くべきワインを創り上げた事実は、賞賛に値することですし、底知れない人智の偉大さを感じずにはいられません。 APヴィレーヌは、そんなブルゴーニュにあってかの有名な ロマネ・コンティ のオーナー、オーベル・ド・ヴィレーヌ氏と妻パメラさんが運営するドメーヌで、奇跡の地コート・ドールから少し南に位置するコート・シャロネーズのブーズロン村にあります。 コート・シャロネーズはワイン以外にも多くの農産物を産出する地域で、なだらかで牧歌的な景色の中に果樹園・牧草地が雑然とあり、それらの間の石灰岩斜面に葡萄園が散在しているような場所で、廉価版シャンパーニュ?の「 クレマン・ド・ブルゴーニュ 」が特産ですが、赤白共に「ブルゴーニュ」を名乗るワインの優れた供給源として知られています。 そんなコート・シャロネーズの北端に位置するブーズロン村は、少し南のメルキュレ村やジブリ村のようにプルミエクリュの畑も無い、要はあまり冴えない田舎です。 そんな所にあるヴィレーヌなのですが、数あるACブルゴーニュの中でも常に上位にランクされるワインがこのブルゴーニュ・ルージュ・ディゴワンヌという訳です。 なんでも、 コミック「ソムリエ」 で「庶民のロマネコンティー」として紹介されてから、日本でも大人気のワインとなり、今ではもっとも入手困難なACブルゴーニュの1つとなったとか。(^^;) 全く、トホホな奴じゃのう・・・と思いながらいただいた訳ですが・・・美味いじゃん!?(^^;) コルクは柔らかいですが結構長いです。 入味線が非常に高く、コルクからワインが染み出さんばかり。 開栓直後からフレッシュなイチゴのような果実香と品の良い樽香が飛び出します。 色は流石に薄く、えっ?これワイン?ってな感じ。 一番下の子供は、今とても父の好むワインに興味があり、毎回新しいワインを開けたときは味見のまねごとをしているのですが、開口一番「薄い!」だって。(笑) 確かに、普段慣れ親しんでいる最近のボルドーのスタイルから比べると薄いのですが、ボディーも酸もちゃんと骨格が感じられる程度にはあり、バランスが非常に良くとれています。 タンニンが弱い分、むしろ「渋いの嫌い」という方々には好ましい味わいかもしれません。 フィニッシュはキレの良い上品な酸味。 HP:8+ 結構驚きました。 若々しいイチゴの香りが支配しているのですが、時折としのすけの好きな「クリーミーキャラメル」がふっと現れます。 また、今日の食事が「カニ玉&筋子&鯛茶漬け」と、およそ赤ワインが美味しくいただけないメニューだったのですが、食事中でもほとんど不快感無く飲めました。 パスタや白身魚のバター焼きなどと合わせると超絶に美味しそうです。(^^) ただひとつ残念なのは・・・美味しく飲める時間が短いこと。 試しにグラスに飲み残しを1.5時間程放置して変化を見たのですが、酸が強くなってしまって厳しいです。 |
シャトー・ナルドー(2001)
2004/06/24 自宅にて これ激旨です。(^^) めっけもの。 AOCはボルドー・コート・ド・フランです。 長めのコルク、十分な上げ底。 セパージュはメルロー75%、カベルネソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン10%。 色は紫を残す濃いもので、黒っぽさすら感じるほどです。 そして香りが素晴らしい! 完熟した赤&黒の果実、深いローストのコーヒー、気品ある樽香、ほんの少しの腐葉土、スミレ・・・紛れもない若い上物メルローです。(^^) タンニンはあくまでもシルキーで柔らかく、酸味と甘みのバランスも最高。 思わず、 ル・パン 、 ラ・フルール・ド・ブアール 、 オー・カルル を連想してしまいました。(^^;) フィニッシュは、柔らかな収斂感と心地よい甘酸っぱさ。 しかも長く続きます。 HP:9 ボルドー・コート・ド・フラン はサンテミリオンにほど近いカスティヨンの北部にある近年注目され始めたアペラシオンで、 シャトー・ピュイゲロー をはじめとする大変美味しいワインを産出するエリアすが、この価格のワインでこれほどとは・・・恐れ入りました。 以前(2004/01/18)レポートした クロ・デ・ボリ(1999) も【HP:9-】であったことを考えると・・・コート・ド・フランは暫く本当に目が離せないアパラシオンであると言えそうです。 |
サルジェ・ド・グリュオー・ラローズ(2001)
2004/06/27 自宅にて メドック2級、サンジュリアン村は グリュオー・ラローズ のセカンドワインです。 グリュオ・ラローズは、1757年、グリュオ-氏によって創設されたサンジュリアン村の内陸部に位置する由緒あるシャトー。 「王のワイン、ワインの王」を標榜していますが、この言葉を考え出したのがサルジェ男爵で、そこからこのセカンドワインの名前がきているようです。 グランヴァンのセカンドらしく、コルクは上質。 色は黒に近い濃赤紫色。 開栓直後から黒い果実、深い樽、タバコのニュアンスが上がります。 味わいは、タニックで重々しく、明らかに「まだ飲むには早い」印象ですが、凝縮感があり、スパイス、樽熟感プンプンですので、もう少し寝かせてタンニンが丸まり、メルローの熟成香が目立ち始めれば「いかにもボルドー」らしいワインに育ちそうです。 HP:8+ サルジェ・ド・グリュオー・ラローズのブドウの平均樹齢は15年、1~3年使用の樽で14ヶ月間熟成だそうです。 新樽でないところが、この奥行きを感じさせる樽香の秘密なのかもしれませんね。 |
ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェスーヴィオ・ロッソDOC
2004/06/29 京風酒菜 釜ん座にて 会社の仲間の壮行会で飲んだお店のハウスワイン。 飲み口、お値段、京風料理屋のワインということから「イタリア、ヴァルポリチェッラ・クラシッコ!」と推測したのですが・・・ラクリマ・クリスティでございました。(^^;) ナポリ近郊、ヴェズヴィオ火山周辺で創られる「キリストの涙」という名を持つことで有名なワイン。 ・ヴェスヴィオ火山付近で栽培された葡萄を使用 ・ピエーディロッソ(イタリア土着、カンパーニャ州、バジリカータ州などのDO許可品種)とシャシノーゾ(調査中(^^;))をブレンドするかどちらか一方かで最低80%以上 ・アリアーニコを20%以内 ・アルコール度12%以上 がラクリマ・クリスティの条件らしいです。 香りが弱く、色もごく薄いルビーレッドですが、京風の和食にもそこそこ合いました。 HP:7 イタリアのワインは結構いろんな食事に合い、守備範囲が広いですね。 □ 断トツ売り上げNo1 ワイン・セラーはこれ? □ そろそろ ワインセラー が欲しい季節です(^^) |
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