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としのすけのワインハウス
2005年07月(1)
2005年07月に飲んだワイン
エラスリス・マックス・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
2005/07/01 自宅にて
ドン・マキシミアーノ・エラスリスが1870年に開いたヴィーニャ・エラスリス。
ほぼ全域を所有するアコンカグア・ヴァレーの恵まれた自然条件(強い日中の日差しと夜の低温をもたらす太平洋からの海風)と先進のテクノロジーで上質のワインを産み出していますが、そのエラスリスの最高品質レギュラーラインワインがこのエラスリス・マックス・レゼルヴァ・シリーズのようです。
(更に上のプレミアム・クラスには有名な
ヴィニエ・ド・チャドウィック
や
ドン・マキシミアーノ
、
ラ・クンブレ
があります)
マックス・レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニョンは、アコンカグア・ヴァレーの最優良区画畑の手摘み葡萄を更に厳選し、27~29℃で約25日間かけて醗酵、フレンチ&アメリカンオークの樽で15ヶ月熟成(新樽約70%)、低温処理後、軽く清澄・濾過して瓶詰という、なかなかのハイスペック。
力の入れ方はボトルにも現れており、大振りの変形ボトルに十分な上げ底です。
エチケットも上品で金があしらわれており、気合が入っています。(笑)
コルクは4.5センチ級の上質のもので、エラスリスの文字とエチケットの絵と同じワイナリーの風景が刻印されています。
開栓すると重めの醸造香と完熟した葡萄の果実香が薫ります。
色は、若々しい濃厚な赤紫。
艶、透明感ともに全く問題ありません。
口に含むと、チェリー・リキュールを彷彿させるような、アルコールのボディー感(アタックは優しく、不快感はありません)とともに、凝縮したスパイシーな果実味が飛び込んできます。
それから、じんわりとたっぷりのバニラを含んだ樽香、ビター・チョコレート、深いローストのコーヒー、なめし皮といった非常に複雑さに富んださまざまなフレーヴァーが去来します。
なかなか優秀。(^^;)
極めつけはサワークリーム?
あまり多くのワインには感じられない、酸味の効いたクリームのようなニュアンスがとても印象に残ります。
タンニンは極めてまろやかでシルキー。
フィニッシュのサワークリーム感が、適度な収斂感とともに長く続いて非常に心地よいものがあります。
HP:8+
もうほんの少し寝かせてから飲んだら、もしかしたらHP:9に到達したかもしれません。(^^;)
独特の赤土&ユーカリっぽい「チリ香」も弱く抑えられていて、エラスリスの高度なワインメイキングの技術を感じます。
トラピチェ・オークカスク・シャルドネ(2003)
2005/07/04 自宅にて
アンデスの東麓、メンドーサ州にあるトラピチェ社は1883年創業、あのミシェル・ロランがコンサルタントを勤め、ワイン輸出量アルゼンチン・ナンバーワンを誇る名門。
そんなトラピチェ社のオーク・カスクシリーズは、自家葡萄園でとれた手摘みの葡萄で醸した高品質ワインです。
オーク・カスクと銘打つだけあって、ワインはオークの小樽で6ヶ月間熟成されたもの。
ボトルはやや上げ底になった一般的なもので、コルクも普通です。(笑)
開栓した直後はあまり香りが際立ちませんが、僅かにレモンのような酸味を感じさせる香りとナッツっぽい?香り、樽香があります。
色はかなり黄色。(^^;)
白ワインというよりは黄ワイン?
熟成したフランスのシャルドネのような黄金色ではなく、若々しく透き通った黄色で、元気なフレッシュさを感じさせます。
口に含むと、まろやかだけどキレのある酸味と適度な甘みがあり、ナッツのニュアンスが感じられます。
上品な辛口なのですが、結構なグリセリンも感じさせてくれます。
雑味も殆どなく、非常に高度な醸造技術を駆使している印象。
少し人工的ですが、かなり完璧な仕上がりです。(^^;)
HP:8-
夏場に、軽めの食事をとりながらグビグビ飲むには最高の一本かと思います。(^^)
酸味がきれいで甘みも十分にあるので、少し冷やしても大変美味しくいただけます。
お値段を考えると、かなりお買い得なワインと言えるでしょう。
シレニ・セラーセレクション・ホークスベイ・ピノ・ノワール(2004)
2005/07/09 自宅にて
今日はとしのすけの第2の故郷?ニュージーランドはシレニ社のワインです。
実業家のグレーム・アヴリー氏が「ワールドクラスのウルトラ・プレミアムワインを創りたい!」という情熱のもと、ニュージーランド有数のワイン産地、の北島のホークス・ベイにあるヘイスティングという町の近くにシレニ社を1997年に設立。
シレニという名前は、ローマ神話の女神シレーニーに由来してつけられたとの事ですが・・・そんな女神居たっけ?(^^;)
(としのすけの調べた限りではどの女神か特定できませんでした)
ワインメーカーに経験豊かなナイジェル・ディヴィスを迎え、伝統的な手法と近代的な技術の両方を取り入れたワイン創りをしています。
(ISO14001も取得)(笑)
そんなシレニ社、国際ワイン品評会で数々の賞を獲得し、国際的に評価が上がっている注目のワイナリーですが、今日のセラーセレクション・ホークスベイ・ピノ・ノワール(2004)は
・ジャパン・ワイン・チャレンジ
・ロンドン・インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション
・香港・インターナショナル・ワイン・チャレンジ
・エア・ニュージーランド・ワイン・アワーズ
で金メダルを獲得した超優等生。
伝統的な手法で醸されたものです。
ボトルは一般的な形状ですが、重量感があります。
上げ底は普通ですが、コルクがちょっとチャッチくて集積ものです。
開栓すると、軽めの醸造香と赤系の果実香、柑橘?を思わせるフレッシュなフルーツの香りがします。
色は、透明感のある濃いめの赤紫で、ピノ・ノワールにしては濃い印象です。
口に含むと、まず感じるのがなかなかのボディー感と柑橘。
グレープフルーツを思わせる、少し苦味?のある独特の酸味があります。
しかし、そこはピノ、ベースとなるのは、赤系の果実味、酸味のあるイチゴで、僅かにカラメルのフレーヴァーも見られます。
タンニンはごく一般的なレベルで、さほど渋みを感じずに飲めると思います。
フィニッシュは、柑橘系の爽やかな酸味。
HP:7+
夏の暑い盛りに少し冷やして飲むと、元気になれそう。(笑)
とにかく、酸味で飲ませる感じのユニークなピノだと思います。
しかし、悪く言えば出来のあまりよくないブルゴーニュを少しカラメルで甘くしたような感じ?
何故そんなに多くの金メダルが取れるのかは謎ですね。(^^;)
グラスの底に酒石酸の結晶が沢山沈んでおり、キウィ・ピノを自然のまま醸した感じはよく出ていますが・・・ホークスベイのピノにしては、ちょっと期待ハズレかもしれません。
エラスリス・マックス・レゼルヴァ・シャルドネ(2004)
2005/07/12 自宅にて
最近買ったGB版桃太郎電鉄に夢中で、なかなかワイン日記が書けません。(^^;)
今日も、遅ればせながらですが・・・エラスリス・マックス・レゼルヴァ・シャルドネ(2004)をコメントいたします。
「パシフィック・オーシャンからの冷涼な海風と卓越した日照条件に恵まれたカサブランカ・ヴァレーのテロワールが、葡萄の完熟と絶妙な酸のバランスをもたらし、手摘みされ厳選された葡萄を8ヶ月のシュールリー熟成と樽熟成で十分な複雑味をもったワインに仕上げている」みたいなことがボトルに記されています。
ボトルは重量級のやや変形でやや強めの上げ底。
コルクは4.5センチ弱の中庸の品質です。
綺麗な黄色の、いわゆる「クリスピー」なシャルドネで、やや発泡感があり、タップリのヴァニラ様の樽のニュアンスがナッツ感とともにはっきり感じられます。
フルボディーで、アルコール感、甘み、酸味の全てが分厚く、エレガントと言うよりは質実剛健な印象。
フィニッシュのしっかりしたドライな酸味にも好感が持てます。
HP:8
チリのシャルドネの良い見本のようなワインです。
ボディーがしっかりしていて香りも強いので、コッテリした料理にも負けないでしょう。もう一声、値段が安ければかなりお勧めできるのですが、2000円近い値段なので、まあこんなものでしょうか?(^^;)
サレンタイン・ラ・パンパ・レッド(2003)
2005/07/15 自宅にて
ミシェル・ロランの息のかかったアルゼンチン、メンドーザのワインです。
過去何度かコメント
してますので、詳細は省略。(^^;)
真平らな底とプラスチック・コルクが外観的特徴。
ミディアムボディーで、果実味とカラメル系の甘い香りが印象的なワインです。
HP:7
どんな食事とでも合わせられそうな万能選手との認識は今回も変わらず。
流石はミシェル・ロラン?
【今日の「おいしいもの」】
【HP:9】フィッシュバンク東京
ランチを東京都港区東新橋1-5-2汐留シティセンター41Fの「フィッシュバンク東京」でいただきました。
レインボーブリッジ、東京タワー、六本木ヒルズ等々、東京の名だたるランドマークはほとんど眺められる絶景だけでも素晴らしいのですが、ランチでも手抜きなしの美味しいお料理にも大満足。
仕事でなかったらシャンパンも飲みたかった・・・(^^;)
汐留にお出かけの節はぜひ。
【HP:9】千疋屋(せんびきや)のピーチパフェ
そろそろ白桃パフェの時期だということで、久しぶりの銀座だし、お仕事の後、千疋屋(せんびきや)へも足を伸ばしました。
残念ながらお目当ての白桃パフェはメイン商品ではないらしく、メニューの隅のほうにひっそりと「ピーチ・パフェ」が載っていました。(^^;)
(ちなみに、今のイチオシはマンゴー・パフェとのことです)
このピーチ・パフェ、山梨の高級白桃を使っているのですが・・・岡山育ちのとしのすけにはちょっと不満。(^^;)
それでも、HP:9の感動的美味しさなのですがね。(笑)
銀座にお出かけの節はぜひ。
【HP:9】資生堂パーラーのカレーパン
としのすけの銀座土産のイチオシがこの「資生堂パーラーのカレーパン」です。
小粒の一口サイズがかわいいカップに5個入って600円と結構お高いですが、値段だけのことはあるお味です。
我が家での人気も上々。(^^)
銀座にお出かけの節はぜひ。
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