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としのすけのワインハウス
2006年01月
【謹賀新年】【HP:8】オータム・ブレッシング(2002)
「
今日のワイン
(15018)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
皆様、あけましておめでとうございます。
本年も、昨年同様、としのすけのワインハウスをご贔屓くださいますよう、宜しくお願い致します。
<(_ _)>
ということで、早速2006年最初に飲んだワインをレポート。(^^)
オータム・ブレッシング(2002)
2006/01/01 自宅にて
近所の某お寺で除夜の鐘を突かせていただき、早々に自宅に帰って家族での新年のカウントダウンです。
新年を祝うお酒、今年はこれにしました。
オータム・ブレッシング(2002)、オーストラリアの貴腐ワインです。
貴腐ワインは、セミヨン種等の葡萄に貴腐菌(学名:ボトリテス・シネレア、カビの一種で、イチゴなどの植物にとっては大敵とも言うべき病原菌です)がついて、葡萄に細かい穴をあけることで水分が飛んで葡萄ジュースが濃縮状態になる上に、グリセリン、グルコン酸、ガラクツロン酸、ソトロン、エリスリトール、マンニトール等が産生されることで、非常に甘く、粘性が高く、味わいの豊かな極甘ワインになった「自然の奇跡」の産物で、フランスのソーテルヌ、バルザック、ドイツのベーレン・アウスレーゼ、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ、ハンガリーのトカイなどが有名。
セミヨン種の他では、リースリング、シュナン・ブラン、フルミント等が貴腐になり易いと言われています。
オータム・ブレッシングは、フランスでも、ドイツでも、ハンガリーでもない、オーストラリアはニューサウスウェールズ州リヴェリナのヴァル・ドール(黄金の谷の意)が、「世界で一番の貴腐ワインを創る」ことをコンセプトとしてスタートしたブティックワイナリーで、年間生産量5000本限定という、かなりレアな貴腐ワインです。
リヴェリナ地区は、ソーテルヌタイプの貴腐ワインの生産に適すると言われている地域で、粘土質と砂利の混ざる低層上に深い赤色のローム層が重なり、穏やかな傾斜のある土壌とのこと。
開栓前からかなり官能的な香りがしており、メープルシロップとハチミツを混ぜたような感じ。(^^;)
4.5センチのそこそこ上質のコルクを抜くと、リンゴやアプリコットのような果実香も豊かに立ち昇ります。
濃厚なグリセリンたっぷりの黄金色の液体を、正月等のイベントの時だけ使う銀製のリキュールグラスに注いで、家族で。(^^)
「あま~い!」
2006年は超あま~くスタートしました。(笑)
HP:8
まさに、幸福感を感じました。
味わい的には、全くのデザートワインで、つまみの「あたりめ」には全くそぐわないものでしたが。(^^;)
アイスクリームとかにかけて食べるのも美味しそうです。
【HP:6】メルシャン・スパークリング・ワイン・ブラン
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:6】複数項目に優れる ]
メルシャン・スパークリング・ワイン・ブラン
2006/01/01 自宅にて
ちょっと発泡系が欲しくなったのですが、ビールの気分でもなく、昨年のクリパ用に買っていたコレを飲んでみました。
「あま~い!」(笑)
スッキリしたシンプルな味わいのスパークリングですが、いかんせんちょっと甘いです。(^^;)
HP:6
栓がプラスチックなので開けやすいのは○。
カジュアルなパーティーなどにちょっと華を添えるには良いかも。
でも、単独で味わうには力不足なのは否めませんね。
【HP:7】マ・デュ・コロンベル(2001)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:7】複数項目が優れバランス ]
マ・デュ・コロンベル(2001)
2006/01/03 自宅にて
そろそろ赤をと思い、普段飲み用のダンボール箱をゴソゴソ。
エノテカのワインセットに入っていたマ・デュ・コロンベル(2001)を発見、「フォジェールだから結構しっかりしてそう」との予想から開けてみることにしました。
フォジェールは、フランスで消費されるヴァン・ド・ペイとヴァン・ド・ターブルの大部分を生産するラングドック・ルーシヨン地方にあって、単独のアパラシオンを獲得してる注目地区。
スペインとの国境に程近い、フランス南西部に位置します。
セヴァンヌ山脈が迫る標高は200メートルほどの岩の多い山岳地帯で、シャープな切れ味の葡萄を産することで知られています。
赤ワイン用葡萄としては、カリニャン、サンソー、ムールヴェードル、シラーが主体。
さて、そんなフォジェールのマ・デュ・コロンベルのお味はと申しますと・・・
セパージュはシラー30%、グルナッシュ25%、ムールヴェドル25%、カリニャン20%です。
エチケットは割りとシンプル。
ボトルはなで肩のブルゴーニュタイプで上げ底は中庸です。
コルクは4.5センチの中庸品質。
開栓すると、ラングドック・ルーシヨンのワインにありがちなコンクリート香は無く、フレッシュな果実香が薫ります。
色は濃さの中に赤紫の強く残るもので、かなりの噛み応えを感じさせます。
透明感はまずまず。
口に含むと、アルコール度数が高いのでしょう、結構なボディー。(^^)
端麗辛口の味わいながら、グリセリンタップリで、スパイスも効いており・・・ちょっとコート・デュ・ローヌやシャトーヌッフ・デュ・パープのような印象を受けます。
もっと南仏っぽい、太陽の香りたっぷりの暖かみのある味わいを想像していたのですが、思った以上にきっちりと、厳格に創られているようです。(^^;)
ただ、まだまだ角が目立ち、優れた要素同士が喧嘩をしていますね。
HP:7
岩の多い土壌で育った葡萄の味わいがストレートに出ている感じです。
地中海の温暖な気候というよりは、内陸部の厳しい自然環境の香りがします。
飲むのが早すぎるのか、そもそもこういう味わいなのか・・・
いづれにしても、としのすけのストライク・ゾーンとはちょっと違った路線でした。
コート・デュ・ローヌやシャトーヌッフ・デュ・パープのお好きな方には、オススメできるかもしれません。
【HP:8】バルベーラ・ダルバ・テヌータ・カレッタ(2003)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
バルベーラ・ダルバ・テヌータ・カレッタ(2003)
2006/01/06 自宅にて
2006年になって、あまり感動的な美味しさのワインを飲んでなかったので、ちょっと奮発してみました。
イタリア、ピエモンテのテヌータ・カレッタが醸すバルベーラ、バルベーラ・ダルバ・テヌータ・カレッタ(2003)です。
本当はもう少し古い、そう・・・1999年辺りを飲みたいところですが、ストックがなく2003年に。(^^;)
ちょっと若いけど・・・バルベーラだし、ま、いっか。
テヌータ・カレッタは、ピエモンテの丘陵地帯、ランゲ・ロエーロにあり、その歴史は12世紀にまでさかのぼる名門で、最近はいわゆる「スローフード」の旗手として、除草剤や化学肥料などを極力使わない有機栽培を行っていることでも知られています。
ボトルはシンプルながら上品なもの。
コルクは4.5センチの集積コルクです。
刻印はしっかり。(^^)
開栓すると、豊かな果実香とほのかな樽香。
綺麗な創りを予感させる上品さがあります。
色は非常に濃い艶やかな赤紫で、かなりのボディーを連想させます。
これ、本当にバルベーラ100%?
が、口に含むと納得。
ピエモンテの代表的品種であるバルベラの軽やかなミディアムボディーの味わいが広がります。
酸味もきれいで、甘み、タンニンとのバランスも絶妙。
フィニッシュも優しい渋みが酸とともに長く口中に留まります。
HP:8
お肉にはもちろんですが、魚でもいけそうな上品さがあります。
果実味、酸味、甘み、渋み、樽、少しのスパイス・・・そんなこんながいいバランスで楽しめる美味しいワインです。
これに、もう少し熟成感が伴えば・・・かなり強力なミディアム・ボディー・イタリアワインとして重宝することでしょう。
【HP:8】ロス・ヴァスコス・カベルネ・ソーヴィニョン・グランド・レゼルブ(2002)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
ロス・ヴァスコス・カベルネ・ソーヴィニョン・グランド・レゼルブ(2002)
2006/01/09 自宅にて
チリ、ラペル地域コルチャグア地区ペラリージョ区セントラル・ヴァレー、カニエテン盆地のヴィーニャ・ロス・ヴァスコス・ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト(ラフィット)の上級ワインです。
ボルドー名門中の名門、ロスチャイルド家のラフィットがチリで開いた太平洋から約40Kmに位置する三方を山に囲まれた盆地は、日中は十二分な日照があり夜は海風のために涼しいという、葡萄栽培には理想的な場所。
ロス・ヴァスコスはそんなカニエテン盆地の全て約2200haを単独所有しています。
そこで収穫されるカベルネ・ソーヴィニョンの中でも、特に樹齢の高い樹の完熟葡萄を厳選、フランスのシャトー・ラフィットが使用したフレンチ・オークの小樽で12ヵ月間熟成させた逸品がグランド・レゼルブ。
ボトルはラフィットのエチケットをモダンにしたような印象。
ボトル上部とエチケットの下部中央には燦然とロスチャイルド家の紋章、5本の矢が輝いています。(^^)
上げ底が中庸なのは意外です。
コルクは5センチの上質なもの。
最近でこの品質のコルクを調達するのは結構大変でしょう。
開栓すると赤系の果実、ユーカリ、チリっぽい赤土の香りがします。
色は濃厚な赤紫でチリにしては透明感があります。
口に含むと、意外なほどにまろやか。
フルボディーと言うよりはミディアムボディーに近いような優しさがあり、それでいて果実味はしっかり。
ほのかなチリ風の甘みの中に強靭なタンニンが優しく包み込まれている感じです。
酸味のバランスも良く、いかにも上品。
でも、一方の雄モンテス・アルファの上品さとはちょっと違う温かみのようなものがあります。
フィニッシュも長く秀逸。
HP:8
見事にバランスがとれた、チリワインのお手本というべきワインです。
チリの個性なのですが・・・としのすけはあまり赤土の香りを好まないので、評価はちょっと辛いですが、価格以上の満足感を味わえる、安心してオススメできるワインだと思います。
ちなみに、この更に上には、ル・ディス・ド・ロス・ヴァスコスという特醸品があります。
特別な区画に生育する樹齢50年以上の葡萄から造られ、ラフィット御用達の新樽100%で12~14ヶ月熟成されたワインの中から、特に良質なキュヴェを選別してボトリングされるもので、1996年からリリースされています。が、出来の悪い年にはリリースされません。
(日本の登美みたいですね)
ロス・ヴァスコスの真髄を味わいたい方は是非。(^^)
これが登美。
味はともかく(^^;)、日本が世界に誇れるワインです。
【HP:7+】カエガ・ロエロ・アルネイス・テヌータ・カレッタ(2004)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:7】複数項目が優れバランス ]
カエガ・ロエロ・アルネイス・テヌータ・カレッタ(2004)
2006/01/12 自宅にて
創業12世紀、ピエモンテの老舗、テヌータ・カレッタが醸す、アルネイスという葡萄で創った白ワインです。
アルネイスはピエモンテ州のローカルな葡萄品種。
冷涼な地域で栽培されていることから、酸味とフレッシュな果実味が身上です。
そして、このカエガ・ロエロ・アルネイス、ステンレスタンクで醸造・熟成されているらしいです。
ボトルは、上げ底のはっきりした透明。
エチケットは、かなり安っぽい(^^;)シンプルなもので、金の王冠のようなデザインとテヌータ・カレッタの金文字が。
コルクは4.5センチの集積ものです。
色は、ややグリーンのニュアンスを残す薄黄色。
スッキリした柑橘系の酸味と若干の熟成?香が印象的です。
少しですが、花の香り、発泡感のようなミネラルのニュアンスもあります。
フィニッシュも心地よい酸味。
HP:7+
ちょっとグラーヴの白を思わせる味わいがあります。
アルネイスという葡萄は良く知りませんが、ソーヴィニヨン・ブランとかセミヨンの亜種なのではないかと思うくらいです。
としのすけ、あまり白は好まないので特に特徴がわかりませんが、結構バランスの良い白なのではないかと思います。
P.S.
アフィリを貼っていて、意外に高い値段にビックリ。(^^;)
2000円出してこの味わいなら・・・普通かも?(笑)
【HP:8】ガメイ・ヌーヴォー(2005)&【HP:8+】シャトー・ルデンヌ(2002)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
家族の誕生日ということで、自由が丘のル・ポレンにお邪魔しました。
毎年行っているので、予約のときお店の方に「去年は16日に来てくださいましたよね、○○○さんのコルク、ありますよ。」と、嬉しいコメントが。(^^)
メニューが少し変わっていて、ややお高く(^^;)なってしまいましたが、内容はお味、ボリュームともに文句ありません。
記憶を辿ると・・・メニューはこんな感じ?(^^;)
・オードブルの盛り合わせ
・焼きたてフランスパン
・ニンジンのポタージュ・スープ
・なんとか鯛ポワレ・野菜のムースとオマール海老ソース
・牛ほほ肉の赤ワイン煮・クリームソース
・芸術的なデザートの盛り合わせ
・コーヒー
今回も楽しませていただきました。
ありがとうございました。<(_ _)>
とにかく、ル・ポレンのデザートの盛り合わせは素晴らしいです。
繊維が太目の綿飴みたいな奴が沢山のケーキやシャーベットの上に飾られていて・・・
蝋燭の炎がそれに反射してキラキラ・・・
なかなかロマンチックかも。(笑)
これらのお料理に合わせていただいたのが以下の2本のワインです。
<1本目>
ガメイ・ヌーヴォー・ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ターン(2005)
2006/01/15 ル・ポレン@自由が丘にて
ボジョレーとは異なる、ヴァン・ド・ペイ・デ・コート・デュ・ターンのガメイです。
コート・デュ・ターンはフランスの南西地区。
カオールやマディランに程近いだけあって、濃厚で果実味の凝縮したワインが出来る地域なのですが、確かにガメイにしては濃いです。
そして、色がキレイ!
綺麗に洗濯されたテーブルクロスに結ぶ焦点が文字どおりのルビー色。
渋みが殆どない、非常に飲みやすいワインです。
ボジョレーのガメイよりも気候が暖かいのでしょう、どこか赤さとコクがあって暖かい印象を受けます。
花の香りのニュアンスもあって、なかなか楽しめました。
HP:8
<2本目>
シャトー・ルデンヌ(2002)
同じく2006/01/15 ル・ポレン@自由が丘にて
メドックのクリュ・ブルジョワです。
1999年にオーナーがワインスクールを経営するチャールズ・イヴ氏に変わり、生まれ変わったと言われています。
白ワインも造っているみたいです。
知らない名前だったのですが、はじめのガメイがちょっととしのすけ的には軽かったので、是非ともボルドー系をと思い、これに。(^^;)
結構濃い黒紫に近い色調で、しっかりボディー。
樽もしっかり効いているし、スパイスや果実味も○。
全体に、若々しい硬さとシャープさがありますが、なかなかのものでした。
フィニッシュもきれいな酸とタンニンが長く残り、秀逸です。
間違いなく価格以上の味わい。
HP:8+
【HP:8】ムーラン・ディッサン(2001)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
ムーラン・ディッサン(2001)
2006/01/20 自宅にて
としのすけの大好きなマルゴー、カントナック村のグラン・クリュ第3級格付け、シャトー・ディッサンが作っているボルドー・シュペリュールです。
ボトルの上げ底は普通で、エチケットも地味。
正直・・・あんまり期待はしていなかったのですが、これがなかなか。(^^)
コルクは5センチもある、このクラスにしてはあり得ない?上質なものです。
開栓すると、上品なボルドーの香り。(^^;)
セパージュがカベルネ・ソヴィニョン50%、メルロー50%とのことですが、適度な果実味とスパイス、花、キノコと、ちょっとしたマルゴーチックな味わいが楽しめてしまいます。
滑らかなタンニンは兄貴のディッサン譲り。
価格を考えるとかなりお得感がありますね。
HP:8
プチ・ディッサンと言っても良いでしょう。
普段の食卓で味わうには、ちょっともったいない気もしてしまう正統派かと。
【HP:8+】ピーター・レーマン・クランシーズ(2002)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
ピーター・レーマン・クランシーズ(2002)
2006/01/23 自宅にて
オーストラリアのバロッサで産するシラーズ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランをブレンドしたワインです。
セパージュは、シラーズ53%、カベルネ・ソーヴィニヨン33%、メルロー10%、カベルネ・フラン4%とのこと。
フレンチ・オークとアメリカン・オークの樽で12ヶ月熟成の本格派です。
味わいは、濃厚なのにスッキリ味の果実ジャムにほんのり樽香をつけた感じ。
舌が紫に染まりそうなほど濃く、アルコールも14%と高く、タンニンもしっかりあるのですが、飲み口はいたってマイルドです。
フィニッシュも長く甘みと酸味のバランスが良いです。
HP:8+
ボルドータイプが好きな方にも安心してお勧めできる豪州ワインかと思います。
シラーズの味わいが優勢なのは否めませんが、これはこれで非常によくまとまっています。
【HP:8】ヴーヴクリコ・イエロー&【HP:9-】セニョール・デグイユ(1999)&【HP:8+】フォンプチ?(1997)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
ヴーヴクリコ・イエローラベル(NV)&セニョール・デグイユ(1999)&フォンプチ?(1997)
2006/01/25 アーペレーヌ@横浜にて
会社の仲間と、以前から気になっていた隠れ家的レストラン、アーペレーヌにお邪魔しました。
横浜ポートサイド地区のどこかなのですが、横浜駅まで送迎の車を出してくれるので、それに乗っかって話をしているうちに、場所がわかんなくなっちゃいました。(^^;)
運転手さんに案内されるまま、「え?ここが入り口?」みたいな狭いオシャレな玄関を入って、ちょっと薄暗い廊下を進むと螺旋階段が。
そこを上がると・・・上品な広い空間に導かれます。
創作フレンチとヌーベルシノワが融合した料理とのことですが、お味も文句なし。
カニ玉ならぬエビ玉がプリプリで絶品。
あと、フランス料理風に仕上げた酢豚?も激ウマ!
夜景がすばらしいし、インテリアも最近某エロカワ系歌手「倖○來○」のPVでも使われたほどだし・・・デートや接待にも使えそうな素敵な店でした。
ワインとか、お店のこととか・・・いろいろ説明してくださったマネージャーのT沢さん、どうもありがとうございました。
最後にサービスでいただいた30年物のシェリー、超美味しかったです。(^^)
あと、シュークリームも!
さて、そんな素敵なレストラン、アーペレーヌで飲んだワインは以下の3本でした。
【1本目】
ヴーヴクリコ・イエローラベル(NV)
これはとしのすけの定番。
いつ飲んでも安心・安全・安定的に美味しいです。(笑)
HP:8
【2本目】
セニョール・デグイユ(1999)
↑これは兄貴分のシャトー・デグイユです。
楽天では取り扱いがないみたい。
「へー、こんなのあったの?!」ってくらいの掘り出し物です。
マネージャーのT沢さんが「お得な価格のワイン」のリストのなかから紹介してくださったもの。
あのコート・ド・カスティヨンの雄、シャトー・デグイユのセカンドらしいです。
ややミディアム・ボディーですが、味わいは超1級品。
樽香も果実味もメルローの熟成した香りも上品ですばらしい!
こんなワインがレストランで3800円で飲めるとは・・・驚き!
コルクも超高品質の5センチ級!
参りました。
HP:9-
【3本目】
フォンプチ?(1997)
だったかなぁ・・・(^^;)
忘れちゃいました、名前。
でも、アパラシオンは間違いなくサンテステフでした。
そんなワイン、あったっけ?
いろいろ資料をあたりましたが、結局わからず。
もしかしたら、北の方のサン・スラン辺りにある協同組合とかが創っているのかもしれません。
(どなたか、ご存知でしたら教えてください)
味わいはすばらしくきれいなミディアム・ボディーのボルドーワインそのもの。
サンテステフらしく酸味が印象的な、何にでも合わせられそうな美味しいワインでした。
HP:8+
【HP:8+】モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:8】満足感・幸福感を感じる ]
モンテス・アルファ・カベルネ・ソーヴィニョン(2003)
2006/01/28 自宅にて
としのすけのフェイバリット・ハウス・ワインです。
よく飲んでいるので・・・今日はコメントは省略(^^;)
過去のコメントは
こちら
をご参照ください。
安定的に美味しい、安心・安価なチリワインです。
モンテス様、いつも本当にありがとうございます。<(_ _)>
HP:8+
普段はエノテカさんで買っていますが、検索してみると「
Yoshiya直輸入フランスワイン
」さんの方が安いみたい。(^^)
【HP:9】シャトー・カルボニュー(2001)
「
今日のワイン
(15019)」
[ 【HP:9】感動的 ]
シャトー・カルボニュー
(2001)
2006/01/31 自宅にて
今日のワインは、ちょっと奮発。(^^)
ボルドーはグラーヴ地区、ぺサック・レオニャン村のシャトー・カルボニューの赤です。
グラーヴ地区は、ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン、ミュスカデなどから作られるスッキリした辛口の白ワインでも有名ですが、赤も素晴らしく、あのトップ・シャトー、オーブリオンもこの地区、同じ村にあるシャトーです。
そんなグラーヴの名門が、シャトー・カルボニュー。
実に15世紀にまで遡る長い歴史を持ち、赤・白ともにグラーヴの公式格付け取得、また、樽熟の神様、デュブルデュー博士が醸造に関わっており、品質は折り紙つきです。
ボトルは、かなりシンプルな、トップ・シャトーにしては地味なエチケット。
上げ底も中庸で見かけは、普通のミディアム・ボディーの赤ワインっぽいです。(^^;)
しかし、コルクは流石。
きっちり5センチ級で、密度の高い非常に上質なものです。
「シャトー・カルボニュー グランクリュクラッセ云々」の刻印に威厳を感じますね。(笑)
開栓すると、軽めのエレガントな果実香と品の良い樽香がたちのぼります。
2001年と若いビンテージながら、しっとりした腐葉土やキノコの香りもあり、柔らかくスパイスも効いて、複雑みと深みのある、なんとも言えない香りです。
セパージュがはっきりしないのですが、結構メルローとかリッチに入っているようで、いい感じ。(^^)
色は、深い黒と赤の混じった紫色で、艶やかな透明感があります。
口に含むと、「?!?」と思えるほど軽やかでエレガント。
本格ボルドーの香りや複雑さ、渋み等々をしっかり持っているのですが・・・軽やかなのです。
決してボディーが軽いのではなく、しっかりしたボディーがありながら軽やか。(^^;)
この辺り、表現が難しいですねぇ・・・
とにかく「超美味しい!、そして、超飲みやすい!」
フィニッシュも上品な渋み&甘み&酸味が長く続きます。
HP:9
これはもう、文句なく「感動」レベルです。
2001年という若いビンテージを熟成感も含めてここまで美味しく飲ませるワインをあまり知りません。
シャトー・カルボニュー恐るべし。
ワイルドな肉料理とかではなく、繊細なフランス料理、それも魚とかのクリーム系のソース添えなどと合わせて楽しんでみていただきたいですね。
あ~、もっと買っとけばよかった・・・
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