転送速度


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SCSI 規格

SCSI (Small Computer Standard Interface)規格は現在、Seagate 社となっている Shugart Associates 社の開発によるもので、HDD (Hard Disk Drive)、FDD (Floppy Disk Drive)、Back Up Tape Drive、Image Scanner 等、様々な SCSI 機器を最大 7 基まで Chain Loop で接続できるようになっています。

SCSI 4.3 以降ではこの 7 基までの接続限界が 15 基にまで拡大されています。

SCSI は通称、"Scuzzy(スカジー)"と発音されます。

SCSI-1

Data 転送速度限界:5MB/sec、Bus:8bit、Pin:25pin、Cable 最大長:12ft

SCSI-2

Data 転送速度限界:5MB/sec、Bus:8bit、Pin:25/50pin、Cable 最大長:12ft

SCSI-1 と Upper Compatible の為、SCSI-1 HDD も接続可能。

Quadra / PPC62xx までの Macintosh 内蔵 SCSI-2 は 3.5MB/sec に制限されているので、7,200rpm HDD を内蔵させても Data 転送速度は 5,400rpm HDD と殆ど変わりません。

SCSI-2F

Data 転送速度限界:10MB/sec、Bus:8bit、Pin:50pin、Cable 最大長:6ft

SCSI-1/2 と Upper Compatible の為、SCSI-1/2 HDD も接続可能。ただし Mac の外部 SCSI Mode は SCSI-2 なので SCSI-2F 規格 HDD を外部 HDD に使用するには専用 Card が必要です。

SCSI-2F HDD の最速 Data 転送速度は 7,200rpm Model で 7MB/sec 程度です。

注:Power PC 7xxx/8xxx Model の内蔵 HDD Bus 規格は SCSI-2F ですが、内蔵されている HDD は SCSI-2F とは限りません。あくまでも Bus 規格が SCSI-2F に対応しているという意味であり、実際に内蔵されている HDD は 3,600~5,400rpm の SCSI-1 または SCSI-2 Model です(SCSI-1 HDD でも 6GB の Model がありますので、製造時期によっては SCSI-1 HDD を内蔵させている場合もあります)。

Ultra SCSI-2F/3F

Data 転送速度限界:20MB/sec、Bus:8bit、Pin:50pin、Cable 最大長:3ft(Ultra Shield 専用 Cable)

SCSI-1/2/2F と Upper Compatible の為、SCSI-1/2/2F HDD も接続可能。ただし Mac の外部 SCSI Mode は SCSI-2 なので Ultra SCSI-2F 規格 HDD を外部 HDD に使用するには専用 Card が必要です。

SCSI-2W

Data 転送速度限界:20MB/sec、Bus:16bit、Pin:68pin、Cable 最大長:6ft

Mac の外部 SCSI 規格は 50pin の SCSI-2 ですので、68pin の SCSI-2W 規格 HDD の使用には専用 Card が必要です。

SCSI-2W HDD の最速 Data 転送速度は 10,000rpm Model で 15MB/sec 程度です。

Ultra SCSI-2W/3W

Data 転送速度限界:40MB/sec、Bus:16bit、Pin:68pin、Cable 最大長:3ft(Ultra Shield 専用 Cable)

SCSI-12W と Upper Compatible の為、SCSI-2W HDD も接続可能。ただし、Mac の外部 SCSI 規格は 50pin の SCSI-2 ですので、68pin の Ultra SCSI-2W 規格 HDD の使用には専用 Card が必要です。

HDD 1 基でこの規格を利用する程の高速 HDD は未だにないことから、この規格は HDD 数台を同時に並行動作させる RAID (Redundant Arrays of Independent Disks 源語は Redundant Arrays of Inexpensive Disks) System で用いられています。

IDE 規格

IDE (Integrated Device Electronics) 規格は IBM PC Computer で 2 基の Parallel 接続機器 (HDD x2) と 4 基の Serial 接続機器 (FDD x2 + Keyboard + Joy Stick) を一つの Controller Chip で制御することにより、回路の Cost Down を計る為に生まれた ATA (Advanced Technology Attachment) 規格から発展したものです。

IDE (Fast ATA)

ATA 規格を SCSI-2 並に高速化したものです。

Parallel 機器を 2 基しか接続できないので内蔵 HDD と内蔵 CD ROM Drive でいっぱいとなってしまい、Mac Clone 機種の Tower Model を購入した User は内蔵 HDD を増設できないという Trouble が初期の頃にありました。現在は各 Maker から IDE 分岐 Adapter が供給されています。

Fast IDE2

IDE の Parallel 機器制御数を 4 基に増やし、Data 転送速度を SCSI-2F 並に高速化したものです。

G3/DT、G3/MT の内蔵 HDD に採用されており、G3 Series は標準で HDD、CD ROM、ZIP を装備した上に更にもう 1 基の IDE 機器を内蔵出来ます。また標準搭載の IDE HDD も SCSI-2F 規格品と同等の 5,400rpm Model を搭載しています。


実験結果1


まずHDBENCHでの結果を見てみよう。

これによると、読み・書き共に、USB2.0はUSB1.1に対して10倍の差が出ている。

とはいえUSB1.1は理論上の転送速度が1536kB/sec(1.5MB/sec)に対して、1000kB/secでているわけで、理論値の3分の2の速度が出ている。

一方USB2.0は理論上の転送速度は61440kB/sec(60MB/sec)に対して10000kB/secなので、理論値の6分の1しか出ていない。


これはUSB2.0側が悪いのかDDが悪いのかはわからないが、このような報告はかなり聞く。


そもそもUSB 1.xがリリースされたとき、最大データ転送速度が12Mbits/sどまりであることからも、ストレージ デバイスの接続はUSBアプリケーションの本命とは考えられていなかった。スキャナやプリンタといった静止画を扱うアプリケーション、キーボード/マウス/ジョイスティックなどの入力デバイス(HID:Human Interface Device)が本命で、Windowsなどのデバイス サポートも、それを意識していた。ただ、この時点においてもインターフェイスの使い勝手のよさから、USB接続CD-ROMドライブの登場は予見されており、その登場を(促進しないまでも)妨げるつもりはない、と明言されていた。

デバイスや用途 必要となる転送レート 備考  
テレビ会議用カメラ 75M~150Mbits/s MPEG-2程度の画質を持つ非圧縮の動画像に対応
イメージ スキャナ 50M~100Mbits/s 今後の高解像度/多色の画像取り込みに対応
プリンタ 50M~100Mbits/s 今後の高解像度/多色の画像印刷に対応
外部ストレージ デバイス 20M~400Mbits/s ハードディスクやCD-R/MO/ZIPなどのリムーバブルディスクなど
ネットワーク 10M~100Mbits/s 100BASE-TXイーサネットやADSL/CATVインターネット接続、無線LANなど


周辺機器にとって望ましいインターフェイス部分の転送速度


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