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一九六六年、強盗殺人の容疑で逮捕された二二歳の長谷川武は、さしたる弁明もせず、半年後に死刑判決を受けた。独房から長谷川は、死刑を求刑した担当検事に手紙を送る。それは検事の心を激しく揺さぶるものだった。果たして死刑求刑は正しかったのか。人が人を裁くことの意味を問う新潮ドキュメント賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
長い検察官生活の中で唯一であり、何十年も前の死刑宣告…をいまだ引きずる(という単純な表現では表しきれないですが)立場は、裁判員制度が導入され、私たちも同じ立場を担う可能性もゼロではないことを考えさせられます。検察官、裁判員だけではなく、実際に死刑を処す任務の人、がいて、人の命を〝死刑”という名目のもと奪う行為に加担(!)する可能性があるんです。
そして死刑というのは「死刑囚の命を、国家によって奪わなくてはならない」そのために、拘置所の最大任務は、刑が執行されるその直前まで、死刑囚を”健康な身体と精神”に保ち、滞りなく刑を執行することにある・・・国家が奪う命って改めてなんなんだろう?そのために自死させないようにする…。一人の死刑囚の命を読みながら、戦争について考えました。母と子の関係性の変容についても詳細なので、是非。
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戦後70年、 戦没者230万人
と言われても、その壮大すぎる数にピンときません。ので、並べてみたいと思います。
【2015年】
●出生数:100万8千人(前年増)
●死亡数:130万2千人(戦後最多更新)
【2014年】
●出生数:100万1千人
●死亡数:126万9千人(戦後最多)
両親学級ではよく、ここ最近の出生数を聞くのですが、意外と答えられません。いよいよ100万人をきると言われていますが、2015年は若干増加に沸きました…が水を差すような数字も下記に。
【第一次ベビーブーム】
=団塊の世代(第二次世界大戦直後の1947年~49年に生まれた世代)
●1947年出生数:267万人
●1948年出生数:268万人
●1949年出生数:269万人(本土復帰前の沖縄県での出生数は含まれず!)
計806万人
【第二次ベビーブーム】
=団塊ジュニア
●1971年出生数:200万人
●1972年出生数:203万人
●1973年出生数:209万人
2015年現在第三次ベビーブームは起こっていない。
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