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稲刈り、無事終了の目処が立ちました。天気が不安定で昨日までてんてこ舞いでしたが、父母や弟一家も駆けつけてくれてコシヒカリの収穫が終了。残すところもち米一反のみ。半日あれば終わる作業です。そんな中、今日放送大学の入学行事。以前心理の勉強をしたいと書きましたが、とりあえずここの大学院の授業を受講することにしたのです。本当は正規の大学院生となりたいところだったのですが、なんと入試は20倍の競争率。とても専門外の僕が俄仕込みで通過できる見込みも無いので、まずは科目の受講生として、勉強して、来年あたり受験にトライしてみようと思っています。今日は今シーズン最高の稲刈り日和。まさに後ろ髪引かれる思いでしたが、無理して参加した甲斐はあったと思っています。タイトルの話が聞けたからです。これは客員教授の挨拶のお話です。僕達は知らず知らずのうちに「役に立つこと」を研究しなくちゃと思ってしまうけれどももっと、「おもしろい事」を優先させてもいいんじゃないか。「おもしろい事」をどんどんやって、たまたまその中に「役に立つこと」がひとつでもあればいいじゃないかというお話でした。これは工学系の先生のお話でしたが、その次の日本文学の先生が、実に「役に立たない」と思われるお話(失礼!役に立たないと言うのはこの場合、実利的でないという意味で、でも、言葉にまつわるとても面白いお話でした。)をこれまた実に生き生きとお話されていて、非常に印象的でした。ナルホド、そういうことかなんて妙に納得したのでした。僕はこの「役に立つ」という言葉に弱く、だからだれからも文句の言われようの無い百姓を始めたのだと思います。米や味噌を作って、文字通りこれ以上地に足のついた生活はないと思われたからです。それはそれで当時の僕にとっては正しい選択だったと思いますし、大体、生真面目な選択ではあっても、考えようによっては、ずぶの素人が家を建て、米を作ろうとする行為そのものがすでにかなり必然的に「遊び」の部分をもっていたといえるでしょう。でも、その冒険的行為も経験をつみ慣れも出てくると「遊び」の部分はどんどん消えていきます。おまけに僕の場合、経済的な苦しさを感じ始めてからはひたすら経済的な安定を目指してきましたから、ますます息苦しくなっていきました。経済的な安定を目指すなら、そもそも脱サラIターン有機農業という選択そのものが間違っているような気もします。開拓親父どころか、いつのまにか「とにかく安定したい親父」に成り果てていたのでした。しかも、だからこそ安定しない。(苦笑)百姓仕事が僕にとって、車輪なら、今度は翼を広げてみたい。そんなふうに思っています。
2005.09.25
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11月末、フルマラソンにエントリー。10月始めに10km、11月始めに20kmにエントリーしてます。これから稲刈りを控え、10月には研究授業、心理の勉強も本格的に始めるというときに、まさに暴走状態ではありますが、やれるだけやってみようと思います。早朝トレーニングだけはまじめに続けています。先日は15km走ってみました。練習とはいえ、高校時代に校内マラソン大会で10km走って以来の長距離、っていうか、よく考えたら生まれてこれまで15km走ったことなんてありませんでした。(笑)不思議な気分です。そういえば一輪車はやっと2、3メートル乗れるようになったところ。あまりの上達の遅さに高学年連中は呆れ顔ですが、これまで決して練習しようとしなかった低学年の子供達が練習を始めました。これだけでもがんばってきた甲斐はあると思ってます。まあでも、運動の苦手な子を勇気付けた。で、終わるのも情けないので、まともに乗れるまではがんばろうと思っています。玄関の増築は8割方終わりました。少しづつでも前には進んでいます。全身筋肉痛、立つも座るもうめき声をあげながらの毎日ですが、慣れるまで、もう一頑張りかもしれません。そういえば、お腹も少し引っ込んだような。。。
2005.09.14
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子供達は休校が決定。先ほど連絡が回りました。僕の小学校も休校になると思いますが、僕は行かないといけません。この日記を書き始めて、もう何度も台風の臨時休校の話題を書きました。僕の小学校時代一度も臨時休校なんて無かったと思います。昨年のこの時期、これでもかと言うほど台風がきて、稲は無茶苦茶になりました。蹂躙と言う言葉が浮かんできたほどです。この夏の雨の降り方を見ても、日本は亜熱帯になりつつあると思ったほうがいいのかもしれませんね。来年からは品種と田植え時期を検討して、台風がくる前に刈り取る作戦に出ようかとも思います。とはいっても、今の時期、このあたりではコシヒカリの刈り取りが、3割くらいはすんでいますので、それ程難しいことではありません。ただ、僕は昔ながらの作り方、6月田植え10月稲刈りが自然だと思って、それに近い作り方をこれまでしてきたのです。昔の気候と今の気候が変わってしまっているとしたら、昔の作り方が自然であるとは必ずしもいえなくなります。頭の切り替えが必要かもしれません。まあ、今年はあまりひどいことにならないよう、ただ祈るだけです。今、7時半くらいですが、広島も暴風域に入っています。バケツの水をたたきつけるような雨と風です。これまでで一番ひどい雨、風かもしれません。幸い我が家は山に囲まれているので、風で建物が吹き飛ばされる心配はありません。雨漏り部分にボールや茶碗を置いてぽたぽた、ぴちゃぴちゃ、風流な音を聞いていればすみます。問題は田んぼ。昨年は2度目の台風までは耐えてくれました。今年はどうでしょうか。。。
2005.09.06
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きっ子さんのコメントを拝見してふと思いました。我が家では4人の子のうち2人が中学生になっているので、これからは3年スパンぐらいで、我が家の様子は嫌でも大きく変化し続けることになります。3年後、高2になっているはずの長男はすでに一緒に暮らしていないかもしれません。その3年後は長男長女とも高校を卒業しているはず、進学しているのか働いているのか。。次男次女も高校生。どう考えても今の状態で経済的に乗り切れるとは思いませんので、僕のライフスタイルも必然的に大きく変わっているはずです。でね、今を振り返ったときその時どう思うのでしょう。「あのころは。。。」いいこと、わるいこと色々思うことがあるでしょうね。その目を、今もとうとしてみるのもいいことかもしれないと思いました。3年後の自分を想像してみる。その自分が、今を振りけってみたときどう評価するかを想像してみるのです。僕のことですので、「もっと、こうしておけばよかった。もっと思い切ってやりきればよかった。」なんて後悔が、たくさん出てくるような気がします。3年後の自分にアドバイスしてもらうことにもなるでしょうか。第三者の目で自分を見ることは無意識のうちに時々やっているような気がしますが、時間的にも距離をおいて今の状況を見つめてみると言うのも無駄ではないような気がします。ちょっと得したような気になりました。きっ子さんありがとうございました。
2005.09.04
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