ユンタ(^-^)の気付き日記

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五行説の五気・五淫 【木】の巻


今日は五行説の「五気」についてお話をしてみようと思います。

五気とは
五臓が嫌う「外気」といわれています。

それぞれに

木 → 風
火 → 暑
土 → 湿
金 → 燥
水 → 寒

ということになります。


そして、それが病気、不調の原因となったときに
『気』と呼ばず『淫』という言葉で呼ばれるんです。



よく見てみると五つのエレメント(要素)に対応する
それぞれの季節の気候そのものだということが分かりますよね。

木 → 風 (春)
火 → 暑 (夏)
土 → 湿 (土用)
金 → 燥 (秋)
水 → 寒 (冬)


「どういうこっちゃねん!」という気がしますけれども。。。

実際には「嫌う」というよりは
適当なその季節、臓器の環境を逸脱するほどの
「過不足」 として外気が影響すると身体に障るよという事だと思います。

本来それぞれの外気は
対応する季節の独特な気候の特徴でもあるのですから
嫌がるというのはどうも馴染めませんね。

季節に順応しているという意味で言えば
反対に無くてはならない外気だと思います。

それが例えば『木』でいうと『風』ですよね。
・・・そのまま流れ込みましょう(笑)


●木 → 風

『木』の対応する季節は『春』でした。
春はとても『風』が強く吹いてきます。

「春一番」なんてのでもよく聞きますよね。

春先に東から吹く風を「東風(こち)」といいます。
『東風吹かば・・・』なんて詠んで春の季語で使われています。

暦を細かく分けた七十二候
(二十四節季をそれぞれ三つに分けたもので、歳時記的な目安)では

東風解凍(とうふうこおりをとく)というのがあります。



「クリープを入れないコーヒーなんて・・・」
というコピーが昔ありましたが
(年代がばれてしまいます  笑)

春に風が無かったらやっぱり物足りません。

そしてあって然るべきものなんですね。


ただし、これが強すぎると
風というのはいろんなものと結びついて
それを運ぶ媒体という働きをしますから

さまざまな弊害をもたらすんですね。

「風の邪」と書いて「風邪」ですし

風火、風湿、風燥、風寒などという形で
ほかの季節の要素とも簡単に結びついてしまい
「邪」となりやすいんですね。

ですからこの風というのは特に面白いかもしれませんね。


そして、
「風」ですからある場所から違うところへ移動しやすい
そしてスキを狙ってサッと入ってくるという雰囲気でしょうか。


油断をすると風邪をひくというのはこういうことなんでしょうね。




・・・なんかこう書くと
とっても悪いもののように感じるかもしれませんが

反対に考えると
変化を起こしやすいものでもあるということですよね。

春は「芽吹きの時」
大きな変化が起こりやすい気候ですものね。。。

良くも悪くも
今まで隠れていたものが顕在化する時でもあるんです。


あぁ、また話がそれてしまいます(笑)





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