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2019年03月03日

奥羽本線　羽後飯塚駅の駅前に建つ記念碑

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テーマ：ちいさな旅～お散歩・日帰り・ちょっと１泊(42339)

カテゴリ：駅・ターミナル探訪

前回に引き続きまして、秋田県・ＪＲ奥羽本線の 羽後飯塚駅 をご紹介いたします

前回は、2016年に竣工した新駅舎をご覧いただきました。

今回は、駅前広場を観察

町村の中心であった飯田川町役場（現在、潟上市飯田川支所）からは微妙に遠く、ひと駅秋田寄りで急行停車駅であった「大久保駅」とほぼ等距離であったことから、いまいち栄えきれなかった羽後飯塚駅は、駅前も商店の痕跡はあまりありません。
現在も駅前近くに商店、料飲店や銀行が建つ大久保駅とは対照的です。
広いアスファルトが広がるだけで、旧国道から駅前広場に至る道も狭めです。

駅前広場の青森方に、大きな記念碑が建っていました。
近づいて読んでみると…

驛站開設頌労碑

正面に由来が記されており、要約しますと、地元の有力者であった 小玉友吉翁 が飯塚地内に駅を開設することを唱え、昭和2年11月11日、駅が開業した。交通と産業が隆盛したのは駅のおかげであるので、駅開設20周年を記念し、翁の功績を回顧してこの碑が建てられたということです。

小玉友吉（吉の字は冠が「土」）というお名前、憶えていてください。

閑散としたものですが、何らかの製造所っぽい建物が周囲に密集しています。
住宅もそれなりにあります。有人駅（簡易委託）を保っているだけあります。

駅構内に隣接して、地元の集会所が建設されました。
また、駐車場も整備されています。

周辺の観光マップが建っています。
中心地が当駅と隣駅との中間にあるというのがよくわかるデザインです。
google mapなどを見ても本当に、役場は両駅の真ん中です。

一部ズームしてみましょう。

現在、 羽後飯塚駅下車で最も有力な観光スポット が
フォトギャラリー　ブルーホールであります。
これはご紹介したことがあるので、覚えていてくださっているかたもいらっしゃるのではないかな？？？
羽後飯塚駅から徒歩数分 （10分はかからない）にある、「酒は天下の太平山」こと 「小玉醸造（株）」 の工場内にあります

…見覚えのある苗字じゃありませんか？？？

そう、小玉さんは、あの小玉さん。
駅を誘致した小玉友吉翁は小玉合名会社（いまの小玉醸造）の2代目。
駅のほか銀行を誘致したり、県会議員になったりと、飯塚村の発展に大きく寄与したということです。
また、小玉家住宅は重要文化財になっています（非公開）。

小玉翁あっての羽後飯塚駅。
昔は、仕込んだ酒や味噌醤油を羽後飯塚駅から発送していたことでしょう。
小玉醸造の工場は、駅からこの近さです（奥の看板塔が工場。手前のタンクは関係不明）。
工場見学や直営売店のほか、隣接地には蔵を改装したというタルトの店もありますから、列車１～２本後らせるだけの時間は十分過ごせます。
羽後飯塚駅から歩いて訪問してみてはいかがでしょうか？

～酒と醤油味噌　両方やってます～
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shop: 秋田県物産振興会楽天市場店

羽後飯塚駅から
小玉醸造・ブルーホール・パティスリーパルテールへの行き方

駅を出て正面に進む。
県道303号（旧国道７号）を渡って奥に進み、突き当りを右折。
もしくは、県道の交差点を右折し、次の信号を左折、工場の壁沿いに進み、次の交差点を左折。

参考情報
本数は少ないですが、ブルーホール前から路線バスに乗ると、JR男鹿線出戸浜～上二田間にある「道の駅てんのう」（天王グリーンランド・温泉くらら）や潟上市役所に行くことができます。

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