Around40で出産したよ♪

さて、まだ今年も１/４終わったばかりだというのに、早くも今年の ハプニング大賞有力候補 の出来事が！！
エイプリルフール ではありますが、実話です。

昨日、歯医者に行ったのよ。私の歯のクリーニングだったのですが、いつも王子が行っている小児科に併設された歯科。
小児科の先生の奥さんがやってるところ。

ここは治療中、子供を見てもらえるので良いのですが、今回に限って、私が治療台に座り見えなくなると、王子が大泣き。

「ああ、早く終わらないかなあ」と思いつつ、先生に診てもらったのでした。

で、虫歯は無いのですぐにクリーニングに。かりかり歯石を取ったあと、水圧がすごい器具でクリーニング。
口を大きく開けて一通り洗浄してもらっている間も、王子大泣き。

「ああ、早く終わらないかなあ」

歯科衛生士さんが「じゃあ、一度口をゆすいでください。この後、磨きに入ります。」
と言われ、椅子を起こし、コップの水を口に持っていくと・・・



口が・・・

閉じない・・・

は～？どういうこと？？？　　　　 　　　自分でも理解が出来ず、しばし呆然。

「どうかされました？」と歯科衛生士さん。


「ふひがほじないのへふが（口が閉じないのですが）」


「え～！？もしかして、 顎外れました ？」


えええええ～～～～～！？これって、あご外れてるの～～～～！？？？

「先生、先生～～～！」と叫ぶ歯科衛生士さん。

駆け寄る先生が私に質問。

「 顎はしょっちゅう外れる方ですか？ 」

・・・なんじゃその質問。

「はじへへでふ（初めてです）」

「うわ～、どうしよう。」と先生。 私も同じ気持ちだよ。。。

「ちょっと失礼します。」とタオルを口に挟まれ、ぐいぐいと凄い力で私の顎を引っ張り上げる先生。

「ひはいでふ～（痛いです～）」
「痛いですよね。でもちょっと我慢してくださいね。癖になってる人ははまりやすいんですけど、初めてだと難しいんですよ。」

そして、また私の顎を引っ張り上げる先生。顎の骨が折れるんじゃないか？と思うくらいの痛さ。

「ああ、 男の先生 じゃないと、厳しいかも。」と先生。

そこは、その女の先生だけしかいない。どうするんじゃい・・と途方に暮れていると、しばらくしてバタバタと足音が。

「 え～、やったことないよ～ 」という声の主は、いつもお世話になっている隣の小児科の先生（男性）。

「あ、どうも」と言われ、 顎が外れている状態で会釈する私 。

ちょっとちょっと、 小児科の先生が顎なんてはめられるわけ～～～ ！？しかも「 やったことない 」とか言ってるじゃん。
一抹の不安が・・・。

「ちょっと失礼。」とまたまた顎に手をかけられ、引っ張り上げられる。凄い力だ。マジで折れそう。

「ひはいでふ～～～～（痛いです～～～！）」

「ちょっと、あなた、無理やり上にあげるんじゃなくて、一度ひいてから押し込む感じよ。」と奥さん先生。

「え～？こう？・・あれ、こっちの方向に引くのか？」と旦那さん小児科先生。

も～、どうでもいいけど、 誰か私の顎を元の位置に押し込めて頂戴～～～～！

その間も大泣きしている王子。。。まさに地獄絵図。。。

「あ～、ちょっと難しいわ。無理だわ。」と、何度かトライした後、小児科の先生があきらめて、自分の医院に戻ってしまった。

おいおい、そんなに簡単にあきらめてどうするっ！！もっと、努力してみようよ。
・・・私の顎、どうなっちゃうんでしょうか・・・

「うーん、お向かいの 接骨院の先生 を今呼びに行ってます。これでダメなら、××病院（近くの大きな病院）ですね。」

医者でもないのに、大丈夫か！？更に不安が増大。。。

××病院に、って言われても、きっと誰も付き添ってくれないから、私が王子とタクシー呼んで、行くんだろうなあ・・・

口をだらーんと開けて、何言ってるか分からないから、きっと急患にもしてもらえず・・・

待合室のベンチで、口だらーんの状態で待たなきゃいけないのね・・・

先生との会話も伝わらず、にわか筆談ホステスになっちゃおうかしら・・・

絶望的になっているところへ接骨院の先生登場。

「あー、顔の筋肉と首の筋肉、相当張ってますねー。一度ゆるめますよ。」とほっぺをぐりぐり押される。

「ひはいでふ～」

「行きますよ、ちょっと我慢して・・・はいっ」

「ごりっ！！」


・・・と何とまあ、顎がハマったじゃあありませんか。
その瞬間、先生や歯科衛生士さん、受付の人まで、立ちあがっての拍手喝采！！ スタンディングオベーション！！

「じゃあ、お客さん待たせてますんで。。。」と、格好良く立ち去る接骨院の先生。

ああ、接骨院の先生が 王子様 に見えたわよ。せめてお名前でも・・・。

しかし、参りました。長いこと生きてきて、初めての経験。
なかなか「こんなの初めて♪」という経験が少なくなっていく中、この経験は貴重です。
しかも、顎関節症っぽかったのが治ってるし。

いやいや、これ以上のことが年末まで起こったりしたら、逆にびっくりだわ。