I think so♪~楽天ブログversion~

I think so♪~楽天ブログversion~

2009年02月09日
XML
カテゴリ: 育児
土曜日は、私たちハッピーマミーまつど主催で幕内秀夫先生の「丈夫な子どもを作る基本食」講演会でした。
170人以上の方にご参加頂きました。
ありがとうございました。

圧倒的に子育て世代(20~40代)の女性の姿が多かったのですが、男性も結構いらっしゃっていました。
また、祖父母世代の50代~70代の方も2割弱いらっしゃいました。

幕内先生の理論は単純明快、

子どもの朝ごはんはご飯+みそ汁(+漬物)でOK!
飲み物は水か麦茶かほうじ茶


というもの。

先生のお話で心に残ったことはたくさんありますが、面白かったのは、「 大人はお腹が空いていないんです 」という部分。
子どもは肉体労働者と同じで、全身を使ってエネルギーを放出しているので腹ぺこです。
けれど、大人はあまりお腹が空いていない。
だから、食事に楽しみが欲しい。薬味を使ったり、苦味、酸味、渋み、様々な味のバラエティを求めます。
けれど、子どもはそんなもの必要としていない。
ご飯7割おかず3割で十分なのだと。

さらに、朝お弁当や朝ごはんの支度でてんてこ舞いして余裕がなく焦って子どもをせかすのは、子どもにとって迷惑でしかない。
ご飯とみそ汁と漬物があれば良い。おかずもお弁当も昨日の残りと常備菜で十分。
ご飯の支度に時間をかけずに、朝ごはんの時間をゆっくり楽しむ方が、よっぽど心と体の栄養になる。

なるほどなー、と思いました。

・ご飯は太る
・ご飯を残してもおかずを食べなさい
・食事はバランスが大切
・1日30品目

これら全て私も信じていました。
思春期を過ぎたころから、常に痩せたくて、米をあまり食べなくなり、おかずばっかり食べていた。
親にもそれで良いと許されていた。
でも、間違っていたなーと思います。以前、お寿司屋さんの大将に、「米だけ食ってたら太らないよ!」と言われたことがあります。
彼は、元ボクサーだったのですが、自身の体験に基づく根拠があったんですね。

幕内先生も言っていました。
白飯だけだと、そんなに食べられないものなんです、と。
そこに、油や砂糖が入るといくらでも食べられちゃうんです。
たとえば、カレー、お寿司、チャーハン・・・これらは、通常量を超えた量を食べられちゃいます、と。
たしかに!
カレーなんか絶対2杯は食べちゃうし、チャーハンも1.5人前とか結構平気。
お寿司も不思議と何貫も食べられちゃいますよね。
油と砂糖が主食に入るのは良くない。副菜なら良い。確かにそう。
かつ丼を食べる夫と、パスタランチを食べる妻。
どっちが脂質を取ってるか。実はパスタランチの方!
おにぎりとサンドウィッチ、どっちが脂質が高いか。
同じエネルギー(カロリー)でも、和食と洋食では、摂取脂質の量が全く違う。
我が家は、9割方和食ですが、私は米よりおかず食いだったので、痩せないのかも。

子どもの食事もそうですが、自分の食事も無理のない範囲で見直してみようと思います。
とりあえず、もう少しお米を食べよう。。。

あと、子どもの肥満は、ほとんど「清涼飲料水」が原因なのだそうです。
ご飯もお菓子もそんなには食べられない。
けれど、液体は、ビールもそうですが1リットル位軽く入ってしまいます。
だから、子どもの飲み物は水がほうじ茶か麦茶で良いのです。

他にも面白かった言葉がいくつもあります。
ビールやタバコは心の恋人。
体に悪いとわかっていても、やめられない。別れられない。
だったら、上手に付き合っていくしかない。
ビールやタバコをやらない人は、甘いものを食べる。
この3つが、現代の大人の心の恋人(麻薬)なんだそうです。
これは確かに体に害はあるけれど、0にしてはいけない。
上記3つをやらない人は、万引き、買い物、ギャンブルを恋人にしてしまうそうです。
なるほどなー、と感心しきりでした。

最後の質疑応答で、先生が白黒つけてはいけないと言いました。
白砂糖が悪いから全く食べさせない!
こんなことをしたら、子どもは友達と遊べなくなる。
給食の内容がひどいからお弁当を持って行って給食は食べさせない!
こんなことをして、本当にその子は幸せなのか?
アルコールもタバコも体に悪いのだから、絶対にやめろ!とパートナーに詰め寄る。
こんなことをして、夫婦は幸せになれるのか?
何事にも、ある程度グレーゾーンは必要なのです。

あらゆる部分で、とても大きな気づきがある講演でした。
違うテーマでも幕内先生呼びたいなあ、と思いました。


今、連日マスコミでは日本の食料自給率を上げよう!と声高に叫んでいます。
国民皆が自国で作られた作物を食べれば、自給率は簡単に上げられる。
けれど、中々難しいのが現状。
一番簡単に変えられるのは、保育園、幼稚園、小学校などの給食を完全米飯食にすること。
子どもたちに、ご飯食を食べる習慣をつけることで、将来の自給率を上げることができると思います。
「子どもたちの食習慣を教育として行うのが学校給食である」だから、学校給食はとても大事なのです。
家庭で、外食で、私たちは、パンや麺類を食べる機会が山ほどあります。
それは、もちろん食べたい時に食べれば良いんです。
しかし、学校給食は教育なのです。正しい食べ物を食べることで、子どもが丈夫に健康に育つことはもとより、
更に、きちんと日本の国の将来の国益に繋がる(この場合は自給率や食習慣)を教えることは大切なのです。

学校給食を完全米飯にというと、子どもたちはパンも麺も食べたいんじゃない?全部米飯じゃかわいそう、という声が上がるそうです。
先生はおっしゃいました。「では、子どもたちが算数や理科が嫌いだから、その授業数を減らして休み時間を増やすんですか?」と。

幕内先生の活動は、本当に的を得ていると思いました。
私たちも、少しでも学校給食の現状を変えることができるように、これからも少しずつ種を捲いて行きたいと思います。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年02月09日 15時28分41秒
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

バックナンバー

・2024年12月
・2024年11月
・2024年10月
・2024年09月
・2024年08月

カレンダー

コメント新着

タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます 平素は大変お世話になっております。 タウ…
kourigaoka@ 戦没者への鎮魂 おっしゃるとおりだと思います。 戦前の…
ゆり@ Re[1]:悪い中でも最善の結果(09/24) Happy Mommyプロデューサー☆山崎洋実さん …
Happy Mommyプロデューサー☆山崎洋実 @ Re:悪い中でも最善の結果(09/24) いろいろ大変でしたね。 最悪の中での…

© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: