旅の絵をもとに随想しています。 本日はサン・ピエトロ寺院(Basilica di San Pietro)と、カラカラ浴場(Terme di Caracalla)です。
上の絵はサン・ピエトロ寺院(Basilica di San Pietro)右辺-側廊部(Grotte Vaticane Ingresso)です
下の絵は、カラカラ浴場(Terme di Caracalla)外形です。
サン・ピエトロ寺院(Basilica di San Pietro)は、中央に半円の円蓋(クーポラ)を乗せていますが、この構造はミケランジェロによって設計され、フォンタナとデッラ・ポルタによって完成されました。特徴のある円蓋(クーポラ)ですので、ローマの景観の一部となっています。
サン・ピエトロ寺院(Basilica di San Pietro)は、聖ペテロの墓の上に立てられた4世紀のバシリカ(Basilica:広間式教会で、廊部と側廊部で別々の屋根を架けている物を示す)が始まりです。1452年にニコラス5世が再建を命じ、1506年ブラマンテにより着工された。サンガッロ、ラファエロ、ミケランジェロらが再建に取り組み、1626年完成。
さて、カラカラ浴場(Terme di Caracalla)ですが、浴場遺跡は、サンピエトロ寺院(Basilica di San Pietro)から南東に4.4kmの地点、テヴィレ川を越した場所にあります。テルミニ駅(Staz.Termini)からですと南へ2.5km、コロッセオ(Colosseo)からですと、南へ1.2km の距離というようにローマ市内にあります。まさに、古代ローマ人が、気軽に娯楽として利用したようです。
当時の様子を想像して描かれた絵としては、ローレンス・アルマ=タデマ(Sir Lawrence Alma-Tadema) の「カラカラ浴場(The Baths of Caracalla )(1899)があります。