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  先日ライフワークがうまく進まない、という30代の女性の個人セッションを行いました。そこで改めて驚いたのが、目に見えない存在が、いかに人の意思決定に影響しているか、ということでした。

  目に見えない存在と言っても、霊とか、宇宙からの声とか、そういうことではありません(笑)。

  たとえば、私たちの両親の祖父母、曽祖父母などの生前を知らなければ彼らは「目に見えない存在」になりますし、また、もっと率直に言ってしまうと、無念な思いでこの世を去った両親を含む先祖の存在や、「生を受けたが、生まれてこなかった生命」などもこれに当たります。アンボーン・ベイビー(生まれてこなかった赤ちゃん)などがそうです。

  私たち人間は、この世を去った人々に思いをはせ、お墓をつくり、手を合わせ、目に見えない存在と会話をする生き物です。そして、無念な思いでこの世を去った方々の気持ちを想像し、無自覚のうちに、その方々の思いを引き継いだ人生を送ろうとするのです。

  これが、今の私たちに好ましい生き方に役立つものであればそのまま受け取ればよいし、役立たないのであれば変える事ができるのです。

  SATカウンセリング、SATコーチングは、通常私たちが理解できる範疇の意識を扱う段階と、私たちの顕在意識では理解できないが、潜在意識として知覚している目に見えない存在を扱う段階があります。

   私が先日、カウンセリング、コーチングを行ったある30代の女性は、自分らしく生きたい、好きなライフワークをやっているが、いまひとつ壁があるという話から始まりました。

  しかし途中から、通常の癒しのワークを行っているうちに、なぜか、「私は子供のころから繰り返し、悪夢を見るんです」という話になったのです。だれかにいつも追いかけられている悪夢なのだ、そうです。

  そして、このこととゆったりマイペースでライフワークを進めたいのに、なぜか焦ってできない、ということとは関係するのです、と言いました。

  私は、目に見えない存在からの問題だと、直感しました。そして、今までの通常の癒しのワークを変更して、突飛と思うかもしれませんが、と前置きして次のことをいいました。

 その混乱した感情を感じながら、「あなたが生まれ育った母親の子宮内にいると仮定してください。それはできそうですか? そして妊娠初期に時間が戻ったと想像してみてください。子宮内の様子は?」

「ふわんとして、気持ちいいです」

「そうですよね。その状態で、先ほどの、なんともいえない、追いかけられるような焦り、を感じてみてください。すると胎内はどんな状態に変化しますか」

「暗い、冷たい、体がこわばる」

「直感的に答えてください。あなたの隣にだれかいますか?」

「いる、目の前にいる」

「男ですか、女ですか」

「女」

「それはあなたより年上ですか、年下ですか。誰ですか」

「生まれてこなかった、私の妹」

「その妹は、もしかすると両親も知らないうちに流れて、この世を去った存在かもしれませんが、その子のことを両親は知っていて、生まれることを楽しみにしていると考えるとすると、その子はどうなりますか」

「喜んでいる、うれしそう、そして私もほっとする」

「生まれたらどんな顔?」

「目が大きくてかわいい顔。こんなかんじ(絵を書く)。この絵を見ていると、とてもほっとする。毎日持っていることにする」

「今後、ライフワークはどう?」

「なんか安心してやれそう」という、にこにこ顔になったので終了しました。

そして後日談があります。

「その後、悪夢はどうなりました?」

「あれから1週間たつけど、ぜんぜんみなくなったんです。それよりか、夢の中で、好きなライフワークをやって、楽しんでいる。そんな夢になりました.

  あの子が、お姉ちゃん待って!! と追いすがってきたようなイメージが悪夢だったのかも。そして、自分は自分だけが生きている罪悪感を感じて、妹の分までがんばらなくては!! とプレッシャーをかけて生きてきたのかも」

と言って、とても喜んでいました。

この話を、どうお感じになるでしょうか。

生まれてこなかった子供の存在は、科学的には立証できません。しかし、こクライアントがその存在を知覚して、そのイメージや感情で、影響を受けていたのは事実です。

本当かどうかは別として、結果的にクライアントがハッピーになり、そして自分らしいライフワークに向かって、楽しく生きられればいいのではないかな、と感じます。

私たちは、亡くなった人々のことをいつまでも、心に残し、その見えない方の思いを引き継いで生きようとする生き物です。そういう意味では、私たちが全く知らない見えない魂の存在からのメッセージを受けているという可能性はあるのかもしれません。

通常は、顕在意識で理解しやすいレベルのセッションを行うので、こういうカウンセリング、コーチングを行うことはいつもではありませんが、あらためて人の不思議さや、目に見えない存在からのメッセージを受けて、今に生きようとする人の存在の深さを思い知るセッションでした。

 存在を知らないと、罪悪感や不安から、がんばりすぎる自分を作るけど、存在を知ると、感謝でき、ともに楽しんで生きよう、というとらえ方になることを意味していると感じます。

 「ライフワークとは、3世代くらいかけて完成させるもの」とは、私のメンターの本田健ちゃんの言葉ですが、私なりにこの意味を理解したカウンセリング事例でした。











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Last updated  2009.09.22 07:42:59
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