温泉三昧

心に残る名場面


映画「 ドラえもん  のび太の結婚前夜」

【あらすじ】
 しずかちゃんと結婚するのは自分ではないかもしれないと思ったのび太は、ドラえもんの提案で15年後の未来へ。しかし、ドラえもんの間違いで、結婚式前日に着いてしまう。
 15年後ののび太は相変わらずドジだが、しずかちゃんと結婚するのは間違いない。安心した2人は、しばらく様子を見ることにする。
 しずかちゃんのパパの話しを聞いて現代に戻ったのび太は、しずかちゃんを「絶対に幸せにする」と誓う。

【感動のシーン】
 将来が不安なのび太を励まそうとドラえもんは、タイムマシンでのび太としずかちゃんの結婚式の前日に連れてくる。
 そしてその夜ふたりは、淋しい思いをさせる両親を思って、お嫁に行かないと涙ぐむやさしいしずかちゃんを見ることになる。

「これまでずうっと甘えたりわがまま言ったり・・・。それなのにあたしのほうは、パパやママになんにもしてあげられなかったわ。」

「とんでもない。きみは僕らに素晴らしい贈り物を残していってくれるんだよ。」

「贈りもの?あたしが?」

「そう。数えきれないほどのね。 最初の贈り物は、きみが生まれてきてくれたことだ。 午前3時ごろだったよ。きみの産声が天使のラッパみたいに聞こえた。あんなに楽しい音楽は聞いたことがない。病院を出たとき、かすかに東の空が白んではいたが、頭の上は未だ一面の星空だった。この広い宇宙の片すみに僕の命を受け継いだ宝がいま生まれたんだ。そう思うとむやみに感動しちゃって。涙が止まらなかったよ。それからの毎日、 楽しかった満ち足りた日々の思い出こそ、きみからの最高の贈り物だったんだよ 。少しくらいさびしくても、思い出があたためてくれるさ。そんなこと気にかけなくていいんだよ。」

「あたし・・・。不安なの。うまくやっていけるかしら。」

「いけるとも。のび太君を信じなさい。のび太君を選んだきみの判断は正しかったと思うよ。 あの青年は、人の幸せを願い、人の不幸を悲しむ事の出来る人だ。それが一番人にとって大事な事だからね。 彼なら間違いなく、きみを幸せにしてくれると信じているよ。」

【解説】
 アニメであれ、幼子の言葉であれ、心に響く言葉というのは直接心に届けられるインパクトがあるものです。しかし、それは受けとるアンテナが準備されているかにもよるのでしょう。
 教育もまたしかり。「かかわるものすべての相互作用」です。相手があり自分がありその相互が影響し合います。だから難しい。だから繊細で複雑で豊かでもあるのでしょう。
 多かれ少なかれ“人の生きる営みにかかわること”が教師の宿命なのです。

(これは、いつも私のホームページに訪問いただいているAさんからのメールです。)


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: