温泉三昧

「楽天」との接し方


 日記への記入と閲覧を中心とする「楽天」のホームページ提供・運営事業はなかなかすごい。ひとりひとりの心の奥底から発せられる秘めごとも、名前や世代、性別までもごく簡単にカモフラージュできるという技をえば、ほとんど躊躇なく公衆の前に引き出せる。

 個人のプライバシーがどうのこうのということではなく、面とむかって言うほどの勇気はないが、心の叫びのようなものも素直に吐き出させ、その過程から冷静な視点のもとでの新たな発想と気づきを与えてくれる。

 どのような考えのもとにホームページを開設したのかは、ひとそれぞれであり、斟酌する意義はあまりない。むしろ、そのことによってそのひとが何らかの満足を感じたのか、あるいは会員をはじめとするホームページを覗く側が満足感を覚えたり、好奇心をかきたてられたり、元気をもらったりといったことのほうがとても意義深いと思う。


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