3.フーナーテスト



2003.7(33歳)

●7/18:フーナーテスト(精子の子宮腔内への通過性)

超音波検査で卵胞計測をし排卵日を推定、フーナーテスト実施日を決める。
(O病院では)テスト当日の朝に性交を行い、30分横臥した後、3時間以内に受診し、
頚管粘液を採取し精子が元気に泳いでいるかどうか検査。

朝からセッセと頑張った。
3時間以内に受診と制限時間もあるので、コトを済ませてまったりしたいところ
シャワー+化粧+通院時間≦3時間 に抑えなければならない。
電車だと通院時間がかかるため、夫に会社を休んでもらい車で行った。

検査結果:Very Bad (T_T)
       私の体内で夫の精子は一匹もいないそうだ・・・。

でも、この検査は一度で結果を決められないそうだ。
来月、再チャレンジする事となった。
落ち込んで夫に報告した。夫も何で?といった表情。

‘T先生も私のその後を気にしてくれているかもしれない・・・’
っていうか、ただ報告したかったので、
先日届いたハガキに書いてあったメールアドレスに、お忙しいところ申し訳ないけどメールさせていただいた。
『今日フーナーだったんですけど、精子は一匹もいなかったそうです。来月、再検査します。』
夜遅くに返事が来た。
『新しい病院で毎日頑張ってます。メールありがと。』
私の検査結果については触れてなかったが、
『メールありがと』って事は‘メールしても怒ってないって事か’と少しホッとした。


●8/19:フーナーテスト【リベンジ】

この日も朝からセッセと頑張った。
また夫に会社を休んでもらい車で行った。

検査結果:Very Bad (T_T)
       動きが止まってるのが一匹だけいた。サクラチル・・・って感じ。

撃沈した。朝から頑張ってるし、努力が実らなくてヘトヘトだ。
抗精子抗体の検査はしてないが、先生はもうそうだと決め付けている。
「人工受精をすすめますが・・・」
いや、待て!まだ治療まで踏み切るつもりはない。
「他に検査ってないんですか?」
「子宮鏡検査っていうのがありますけど」
内容を聞くと、卵管造影と大して変わらない。
左の卵管が本当に塞がっているのか、イチかバチか確かめてみるってな内容だ。
でも、いきなり人工授精には抵抗があったので時間稼ぎで検査してみようと思った。

今日ほどT先生がいなくて心細いと思った日はない。
早速T先生にヘルプの手紙を書いた。
『やっぱりフーナーで引っ掛かりました。次回、子宮鏡検査っていうのを受ける事になりました。
 検査が終わったらT先生の病院でお世話になりたいです。』
お忙しいだろうからすぐには返事は書いていただけないだろう、と諦めていたが手紙を投函した2日後、T先生からメールが来た。
『子宮鏡検査は受けずに僕の病院に来てください』
私のアドレスなんてとっくに消されていたと思ったので、とても嬉しかった。

こうして私はT先生のいる不妊専門病院へとデビューする事となった。

***** 4.不妊専門病院デビュー へ続く *****


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