URIZIP102 マメちゃんがやってきた

URIZIP102 マメちゃんがやってきた

実録!韓国での引越し


 2003年8月、マメ父の転職によりURIZIP(我が家)は引越しをした。 韓国では、家の「借り方」がチョンセとウォルセがあって、チョンセは入居するときにまとめてビラでは数千万ウォン(数百万円)大家さんに払って、普通2年間の契約期間は払うものはナシ。ウォルセは入居時に払うお金は安いけど、毎月の家賃が必要というもの。金利がいいときなどは、大家さんはチョンセのお金の利子やお金を運用して、家賃に当てていたそうだけど、今は韓国も金利がさがってる。チョンセで借りているURIZIPは2年の契約満了を待たずに出て行くので、自分たちで次の入居者を探さないといけない。ヒョンニム1(マメ父の兄の奥さん、一番上)の知り合いで不動産屋さんがいるとのことで、手数料もいらないというし、そこに頼む。(※あとでわかったのだけど、不動産屋は仲介した家の0.5%の手数料が入るそう。300万円の家を仲介したら片方から1万5千円の入る、出て行くほうと借りるほうの両方からで3万円。けっこうオイシイなぁ。)
 ところが、この不動産屋、ぜんぜん動いてくれないようす。ヒョンニム1がたびたび連絡を入れてくれても「借りる人は決まったんだけど、引っ越す先の仁川市の家が決まらない」という返事。引っ越す先は自分たちで探すことにした。
 マメ父が休みの日に、仁川市まで行ってみる。飛び込みで入った不動産屋(突然マメ父が入っていくのでマメ母も驚く)のアジュンマはなかなか親切だったが、ぜんぜん私たちの希望と違うところを紹介してくる。
 私たちの希望は「1階か2階(ビラは半地下の地下があるので、地下は絶対嫌だという条件。またマメがいたら上の階もつらいので)」。しかし、2階は2階でも、階段が危険!だとか、家じたいがすっごい坂の上にあって、今のおなかでもここまで坂を登れませーんというところばかり。確かに山が近くて、子育てには空気はいいけど、近くにスーパーもなくて、すっごい不便そう。3件見せてもらってギブアップ。最後に「平地で探したい」というと、もう1件見せてくれた。そこは貸してくれる家は住人不在で見られなかったので、1階上の家を見せてもらった。突然、飛び込みでいいのだろうか…。その家も引っ越してきたばかりのようで、家はきれいだった。子供二人いるようだが、とても清潔にしていた。
 マメ父はその「借りるのではない家」を見て、ほれ込んでしまった。調べてみたら、南向きだったし、近くに大型割引店(日本のスーパー)もあって、けっこういい感じかも。マメ母の友達も近所にいることだし。数日後にヒョンニム1にも見てもらって、結局そこに決定!他にも借りたい人がいるというので、急いで手付金を払った。引越し予定日まで、1ヶ月をきったときだった。
 ところが、今住んでいる家の方の借り手が決まらない。不動産屋は1ヶ月前から「家を見なくても借りたいという人がいて、決まっている」ようなことを言っていたけど、いざ、こっちが借りる家が決まったというと、家を見たいという人を連れて行くと。しかも、連絡なしに突然やってきた。信じられない。不動産屋のアジュンマも、はじめて来た家のなのに、家を見学に来た人にいろいろと説明をしている。ウソばっかり。こんなんもんなんか…と思った。こっちが正直にしゃべって不利になることを言うこともないしと思ってだまっていたマメ母。
 結局3組が家を見に来て、一番マナーが悪かった(今までみたこともないくらい太った男の子を連れてきて、断りもなしにうちのトイレでおしっこさせていた)家族に決まったらしい。引越しの10日前。


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