うさぎの不養生日記

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2007年05月04日
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カテゴリ: 読書

太田忠司『月読』の続編である『落下する花』を読破。

表題作、『落下する花』を含めた4編からなる月読や月導を扱ったお話。

まず、亡くなった人間が最後に思ったことを具象化するような物体が現れる世界という設定です。それ以外は、私たちが暮らす世界と同じなのですが。そしてその物体を月導(つきしるべ)と呼ぶ。古今東西の研究者たちが物理的にこの現象を解明しようと時間と費用をつぎ込んだ結果、21世紀になっても人類は月への有人飛行さえ成功していないということになっている。

そんな中、月導に込められている最後の思いを読み取ることができる人間が月読であるが、これは先天的な能力で、月読ということが判明すると、親元から離され、月読の元で育てられる。そうして、月読として生きている朔夜一心。そんな彼が出会う月導が、引き起こした物語とは…。

『落下する花』は、その話の語り手の大学生があこがれていた先輩女子学生が屋上から飛び降り自殺したお話。その彼女の残した月導を一心が読むと内容は…『彼を私が殺した』とのこと。一体その意味は?ラストはきれいなまとまりでした。

ちょっと不思議で、そして、ちょっと悲しかったり優しかったりする最後の想い。そんな話ですね~^^

最初の3編はなかなか、好きでしたが、ラストの一編は、ちょっと…。救いがなかったかな?と思いました。まぁ、前作の河井刑事が出てきてちょっと嬉しかったのですが、周囲との人間関係も河井刑事、苦労しているようで…苦笑^^;。





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最終更新日  2007年05月04日 11時26分05秒
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