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January 8, 2006
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カテゴリ: 日々あれこれ
以前「 ゲルギエフがやって来る! 」で書いたように、ついに「ゲルギエフがやって来た!」というわけで、 横須賀芸術劇場 で行われた、ニューイヤー・コンサートに行ってきました。

ゲルギエフ・コンサートパンフ

ロビーには、新年らしいきれいな花が飾られていました。

ロビーに飾られていた花

席は2階です。コンサートが始まる前の風景を撮ってみました。

2階席からの眺め

舞台右手には、チェレスタがちんまりと置いてある。「こんぺい糖の精の踊り」で使うのだろう。それまでチェレスタ奏者のおじさんは、暇そうだった。

いよいよ、ゲルギエフの登場です!テレビや写真で見ていたから分からなかったけど、かわいいザビエルハゲなんですね♪

今日の曲目は........



・序曲
・クララとくるみ割り人形
・くるみ割り人形とねずみの王様の戦い、くるみ割り人形の勝利、そして人形は王子に姿を変える。
・クリスマス・ツリーの中で(冬の松林)
・情景と雪片のワルツ
・パ・ド・ドゥ a. イントラーダ b. ヴァリアシオン1(タランテラ) c. ヴァリアシオン2(こんぺい糖の精の踊り) d. コーダ
・終幕のワルツ - アポテオーズ(グランド・フィナーレ)

チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 OP.64

第1楽章 Andante - Allegro con anima
第2楽章 Andante cantabile, con alcuna licenza
第3楽章 Valse. Allegro moderato
第4楽章 Finale. Andante maestoso - Allegro vivace


やっぱり、生の演奏は良いね♪だんなは身を乗り出して聴いています。

私はコンサートに行くと、なぜか後列の打楽器奏者の人たちに目がいってしまう。やっぱり、動きがあるからなんだろうな。軽やかな「序曲」では、トライアングルの演奏に目が奪われる。よく、あんなに正確にリズムが刻めるものだ。

さて、次の曲が進んでいく途中で、打楽器奏者のおじさんが小さな鐘を手にして鳴らし始めた。カーン、カーン、カーン......。ずいぶん長く鳴らしている。『あっ、そうか。この鐘は、あれなんだね。』と、納得してから、ふと思った。『もしかして、だんなはこの鐘の意味を知らないかも』。というのも、だんなは、くるみ割り人形のストーリーをほとんど知らないからだ。休憩時間になって聞いたら、案の定、分かっていなかった。

「あれはね、時計の鐘が夜中の12時を告げるところなの。そして、主人公のクララは、くるみ割り人形がいる夢の世界に入っていくのよ。」

それを聞いて、納得しただんなでありました。『なんでこんなにしつこく鳴らすんだろう?』と不思議に思ってたんだって!

休憩時間のトイレでは、おばさま方が立ち話をしている。

「ほとんど知っている曲がなかったわね。私の知っているくるみ割り人形と違うわ。まあ、バレエは見たことがないんだけどねぇ~。」

おばさま方の知っているのって、「バレエ組曲 くるみ割り人形」のことを言っているんだろうね。ほとんどの人は、「くるみ割り人形」っていえば、こっちに入っている曲のことを思い浮かべるんだろうな。

私が高校生時代に買った、アナトール・フィストゥラーリ指揮「ロンドン交響楽団」の<バレエ組曲 くるみ割り人形>のレコードに載っていた、志鳥栄八郎さんの解説を一部引用すると.......


「チャイコフスキーは、1891年(51歳)の3月から5月にかけて、ニューヨークのカーネギー・ホールのこけら落としに招かれ、アメリカへ楽旅した。



アメリカから帰国してから約一か月後に、チャイコフスキーは、全幕のスケッチを完成したが、かんじんかなめのオーケストレーションのほうは遅々としてすすまず、本腰をいれてとりかかったのは、翌1892年の2月からであった。

ところが、その翌月のロシア音楽協会の演奏会で、どうしても自作を指揮しなければならなくなり、そこでやむを得ず、作曲中の「くるみ割り人形」のなかから数曲選んで演奏会用組曲とし、その演奏会で初演した。これが、<序曲><六つの性格的な舞曲集><花のワルツ>からできている有名な組曲である。この演奏会用組曲の初演は大成功だった。

そうこうしているうちに、全二幕三場の総譜が完成し、1892年の12月17日、ペテルブルクのマリンスキー劇場で初演された。」



ということで、先に出来たのが、私たちがよく知っている「組曲」の方なんですね。そして、今日、演奏している「マリンスキー歌劇場管弦楽団」にとって、「くるみ割り人形」は十八番ってことなんでしょうね。

さて、後半の「交響曲第五番」の演奏が始まりました。さきほど引用した、志鳥栄八郎さんの解説によると.......


「「交響曲第四番」を作曲してからまる十年間、チャイコフスキーは交響曲をひとつも手がけなかったが、1888年(48歳)の5月から「交響曲第五番」のペンをとり、11月にはペテルブルクで初演した。」


これは、さすがにゲルギエフの十八番ということもあって、すばらしい演奏だった。第3楽章のワルツから、第4楽章に滑らかに移行した後は、盛大に盛り上がって演奏は終わった。観客の中には、立ち上がって「ブラボー!!」と叫ぶ人もいた。で、このブラボーおじさん、私たちの席の斜め下の席だったんだけど、何回も「ブラボー!!」って叫んでいて、ちょっとうるさかったのよね。感激したのは分かるんだけどさ...............。

アンコールは、「くるみ割り人形」から、<ロシアの踊り(トレパック)>。これは、チョコレートの精の踊りとして知られている。ちなみに、トレパックとはロシアの農民舞曲のこと。軽快な二拍子で、タンバリンの音が印象的なこの曲は、運動会なんかでも使われているから、誰でも聞いたことがあると思う。

終わってから感じたのは、ゲルギエフの指揮って、とても丁寧なんだなってこと。簡単に言うと、盛り上げるところや、抑えるところなんかは、素人の私がみてもはっきりとした指示を出しているのが分かる。テレビだと、指揮者の顔や演奏者の映像しか映さないから、よく分からなかったんだね。

さて、素敵な演奏の後は、美味しいご飯を食べに行かなくては!ということで、「ディナー編」は、また後日に書きますね。

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Last updated  January 15, 2006 04:55:47 PM
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