みーさの着物生活実録

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movie2007下半期

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2006年08月09日

めそめそめそ･･･

原作の大ファンなんです、わたし。
別物と思って観ようと思ってたんですけどね。
それでもダメだったわぁ～･･･ふぅ

やっぱり監督はどうしても親父さんと比べられてしまうという不幸もあるし、
親父さんでさえ二の足を踏んだ映画化を、初作品にするってのも難しすぎ。
ゲドの中でも、まだしも映像化しやすそうな話ではあるものの、
全体的に地味で暗くて心の旅とでもいうべき物語を絵にするってのは、どう考えても困難でしょ。

世界観を伝えるのもうまくいってると思えないし、
ゲドって人の人となりは、映画からだけでは全然わからないと思う。
原作を読んでるからゲドもテナーもわかるんだけどね、いきなりじゃ無理ですよねぇ。

原作のル・グィンさんも監督に
「It is not my book.
It is your film.
It is a good film.」
そうおっしゃったそうです。

原作とは別物として、あなたはあなたの作りたいものを作ってよかったね。
MIEにはそう読み取れるんですがどうなんでしょ？

お話も命というテーマはストレートで非常にわかりやすいですが、
脚本も演出もなっちゃいないな。まったく
ま、この映画をきっかけに、あの暗くて地道な原作を読む人が増えるといいなぁってことで。

この作品を気に入った方にはごめんなさい。

さて、MIEは大好きなオジオンさまに会うべく、ゲドの読み直しでもします。
大賢人のゲドにはあんまり興味ないんですわ。アホのゲドのほうが読み甲斐があるので。
ぜひとも原作を読んでみてくださいね

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