2013年12月23日
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カテゴリ: 音楽 [洋楽]
御留守奈乃サンタ ツリー2013-570wTop.jpg

洋楽特集 第18回 クリスマスソング編 2013
『クリスマスの贈り物』
をどうぞ



クリスマス用の絵を描きましたが ビヨンセとかケイティー・ペリーとか
ガタイの良いアーティストの洋楽ばかり聴いて来たので

去年同様 サンタのガタイが良くなってしまいました(笑)


さて今年はどんな贈り物にしようかとアレコレ考えまして

と言って、ここは無難に 音楽を貼ることにしました
まあ、去年と同じですがwww


ただ、今年は趣向を凝らしまして
『ギターによる クリスマスの曲』 をお届けいたします☆


そもそもクリスマスの定番曲である『きよしこの夜』ですが
オルガンがぶっ壊れた教会で伴奏するために ギターで作られた曲という事は

中学生の教科書 ニューホライズンにも書かれた 良く知られた話ですw

という訳で

本来 クリスマスの曲を演奏するのは ギターが適しているという前提で

誰もがよく知る 今更聴いてどうするという曲を
ギターで聴いてみましょうという 酔狂な企画を

年末の物凄く忙しいこの最中に お見舞いする次第です(爆)

それではスタート・・・




△▼ △▼ △▼
フランツ・クサーヴァー・グルーバー - きよしこの夜 (1818)
Franz Xaver Gruber - Silent Night, Holy Nigh
Guiter : Rafael Scarfullery


Classicalguitarhorizontal
(Wikipediaより)


ギターを弾いている方はCDもお出しになっている様で 名手と思いますが
何処のどなたかは 存じ上げません。以上(爆)


この曲の誕生秘話は先ほど申し上げた通りですが

(80年) 『テス』 ナターシャ・キンスキー が主演した
(88年) 『マグダレーナ 美しき娼婦』 という 西ドイツ映画では

この 誕生秘話を絡めて 娼婦と神父が恋をするという
禁断の関係を描いた映画があるのですが


何で こんなクリスマスの美談を
こんな禁断な話を絡めて映画化するのだろうと 首をかしげたものですが

映画はイマイチなのはともかくとしてwww


統合前の西ドイツの 抑圧された鬱憤が 映像として表現されたもの
だったのかもしれませんw

どっちにしてもクリスマスに、ましてや家族で観る映画ではありませんwwww



△▼ △▼ △▼
ジェームス・テイラー -
ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス (2012)

James Taylor - Have yourself a Merry little Christmas

映画『若草の頃』挿入歌
収録アルバム 『James Taylor At Christmas』

James Taylor at Tanglewood
James Taylor (Wikipediaより)



先ほどの方は日本では ほとんど無名でしたが

見た事ない禿げたオッサンが 随分な美声で唄っているからって
このヒトまで 無名と思ってはいけません(笑)

日本でも キャロル・キング作 『きみの友だち』 の大ヒットで知られる
ロックの殿堂入りも果たした大物で グラミー受賞アーティストです


『オズの魔法使い』 ジュディー・ガーランド が主演した
1944年 公開のミュージカル映画 『若草の頃』 の挿入歌ですが

今や クリスマス・ソングの定番曲になっております

日本では映画ファン以外は知る人ぞ知る映画ではありますが
当時アメリカでは 戦争で疲弊した心に 灯りを灯す様な

心の琴線に触れる内容で 大ヒットしたそうです

日本でも戦後の復興と戦争の爪痕を
若い男女の 恋物語を通して描いた

石原裕次郎 主演の 『銀座の恋の物語』 が大ヒットした理由と
同じだと思います


ミュージカルの曲が 様々なスタンダード曲になるのは珍しく無く
特に ニューヨーク マンハッタンの一角に集まった

ブロードウェイ・ミュージカルの音楽制作を扱った音楽会社の
もっとも繁栄した時代には 多くのスタンダード曲が次々と輩出されて行きました

まるで鍋釜でも叩いている様な賑やかな状態を称して 『ティン・パン・アレイ』
という 通りの名前が付いた事は有名な話です


因みに 松任谷由実 のバックを担当した音楽集団の名前も
ココから取られたものです



△▼ △▼ △▼
アナ・マリア・ヨペック&パット・メセニー -
ポリッシュ・クリスマス・キャロル (2012)

Anna Maria Jopek & Pat Metheny - Lulajze Jezuniu

ポーランドのクリスマスキャロル『おさな子イエス』
収録アルバム 『Upojenie [ Pat Metheny & Anna Maria Jopek ]』

Pat metheny orch2
Pat Metheny (Wikipediaより)



当サイトでは頻繁に登場する ジャズギターの巨匠 パット・メセニー
ポーランドの歌姫 アナ・マリア とのデュエット・アルバムからの

ポーランドのコランダと呼ばれる クリスマス定番曲です

ポーランド出身の作曲家 ショパン 『スケルツォ第1番』 の中間部に
この曲を引用したパートが出てくるのは 有名な話で

激情のままに叩きつけるピアノパートを挟んで この曲を挿入したのは
祖国ポーランドに対してロシアからの圧政に躍起しながら失敗した挫折感を

若きショパンが 愛国心を込めて 描いたものと言われており
ポーランドの人々にとってこの曲は

無くてはならない クリスマスキャロルだと言う事が よく分かります


歌詞に出て来る 『Lulaj』 という言葉は
子供を『眠かしつける』 という意味があるそうで

ラテン語がルーツである 英語の 『Lull』と同じ意味という事から

第一三共ヘルスケア ルル (Lulu) という風邪薬の
子供を『寝かしつける』という名前の 由來と 同じである様ですw



△▼ △▼ △▼
押尾コータロー - 戦場のメリークリスマス (2002)
James Taylor - Have yourself a Merry little Christmas

映画『戦場のメリークリスマス』主題曲
収録アルバム 『STARTING POINT 押尾コータロー』


Close-up Acoustic Guitar
(Wikipediaより)


マイケル・ヘッジス のプレイに触発され 独自の奏法を開発し
今や世界中のアーティストから注目される存在となった

ギタリスト 押尾コータロー の代表曲の一つです


伴奏をしながら同時にメロディーを弾くのは
クラシックギターの奏法が確立されてから既に数百年もの歴史を持つ中

20世紀に入ると アメリカのギタリスト チェット・アトキンス による

フォーク、ブルース系ギターの伴奏にメロディーを乗せる
チェットアトキンス奏法

フレットの弦に指を乗せ 弾いたり叩いたりして音を出す
タッピング を駆使する スタンリー・ジョーダン などの奏法が

長年知られて来ました


それらを踏襲し 現代音楽や ロック、フォークのスタイルに
バーカッションの要素を加えた

ハイブリッドなギター奏法が 近年話題となり
それら奏法を駆使して演奏する様々なアーティストが 世に出ております



△▼ △▼ △▼
チェット・アトキンス -
アイ・スティル・キャント・セイ・グッドバイ (1987)

Chet Atkins - I Still Can't Say Goodbye

Guiter : Chet Atkins
収録アルバム 『Chet Atkins / Certified Guitar Player』

Chet Atkins
Chet Atkins
(Wikipediaより)


という訳で、その チェット・アトキンス の 代表的なバラード曲をご紹介します☆

『自分を鏡で見る度 亡き父の姿が見える。』 という語りで始まる
クリスマスを含め、父親との様々な思い出を綴った 名曲です

映像では 観客もそうですが 出演者の中には 泣いている者が居る程
聴く人の 心を掴んで離さない、温かい人柄が滲み出た 名演奏だと思います


このライブは チェット・アトキンスをトリビュートした内容で
カントリーシンガーの エミリー・ハリス ウイリー・ネルソン

ダイアー・ストレイツの マーク・ノップラー
果てはAORの旗手 マイケル・マクドナルド まで出演するという

超豪華な内容でした☆

カントリー、ブルース系の チェット・アトキンスが
ゴリゴリのAORの マイケル・マクドナルドの

I Keep Forgettin を演奏するのは見ものでしたw



△▼ △▼ △▼


と言う所で終了です。

それではみなさん、Merry Christmas!






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最終更新日  2014年12月22日 10時12分55秒
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