先住民・マオリ族について




この土地に縁あって6年弱
様々なご縁が重なって、永住の権利を得ました

そんな歳月の中で
先住民の(マオリ族)とニュージーランド人(通称キウイ)とは
様々な場所で交流を持たせて頂いた

ニュージーランドの歴史の中でマオリ文化や人々の特徴
更には今キウイと呼ばれれる人達が
どうやってこの国に上陸する様になったか?を
説明しなければと思っている
(まだまだ勉強不足につき
調べながら編集を重ねていく事になるであろう事を御了承下さい)


はじめに先住民【マオリ族】の紹介

私がまだこの国で英会話の個人レッスンを受けていた頃
私の先生はマオリの父とスコットランドからの移民を
先祖に持つ母との間に産まれた方だった。
先生は【自分の身体の中にマオリの血が流れている事を
とても誇に思っている】といつも私に話して下さった

そして授業の中でも時折マオリ文化について
解りやすく教えて下さった

そのお話しを少し紹介してみよう

先生の父親は北島のタラナキ地方に産まれた
(このタラナキ地方はマオリ族が聖地と考えている場所で
沢山のマオリが生息していた場所だ)
ちなみにこの後も、何だかやけに日本語に似た発音の
表現が出てくる事があると思うが、それはすべてマオリ語である

マオリ族も、もとはと言えばニュージーランドに移り住んできた
いわゆる移民だ

ハワイアンか、そのまた古くは日本人が流れ流れ
様々な人種が交じりあったあげく
ニュージランドへ流れ着いてきたと言う説がある

確かに顔や体型は、小錦や曙をちょっと小柄にした感じだし
マオリ語の発音は日本語そのものである

文化も東洋風
生魚を好んで食べ
お葬式の仕方なども日本の型式に似通っている

その他の身体的な特徴として男性は顔や身体に
女性は顎の下や腕に【モコ】と呼ばれる刺青をいれている

西洋人のファッション的なものとは違っていて
【モコ】には意味が含まれている

デザインは、うず巻き模様に近く、色もカラフルなものではない
以前オークランドの博物館に行った際
マオリに刺青を実演でいれているコーナがあった

説明によれば刺青をいれる前には
いれる者、いれられる者両者共身体を清
祈りを捧げてからはじめるそうだ

精霊の存在を信じているマオリ達は
刺青をいれる事によって身体の中に精霊が宿ると考えているらしい
そして、この【モコ】のデザインはとても似かよっているのだが
実は一人、一人微妙に違う

ただし部分的に先祖代々受け継がれている箇所があり
マオリ族が相手の顔を見れば先祖のルーツが解るそうだ

うず巻き一つとっても、先祖や家族を象徴する意味のものや
その人自身を表すもの等、様々な違いがあるそうだ

そしてこの【モコ】は誰もがいれられるものではない
マオリ族として日々貢献している
地位の高い者だけに認められているものなのだそうだ

ニュージーランドに来たばかりの頃は
街中でこの【モコ】をいれたマオリ(特に男性)に出会うと
ちょっとギョっとしたものだ

しかしだんだんマオリ文化に触れていくうちに
この【モコ】には素晴らしい意味が隠されているのだなー!
と言う事を知り恐さは吹っ飛び
道端ですれ違ったりすると尊敬の念を抱くようになったのである





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