本を読めば『道は開ける』

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錐体外路系の運動


左手を動かす神経は右脳につながっている

と聞いたことがあるかと思います。

手や足だけではなく、視神経、聴覚神経も器官と脳の左右は逆になっています。

神経が三角形の尖った部分のように交差しているので、これらの神経系を

錐体路系

と言っています。

「錐」というのは円錐とか三角錐などの錐です。

不思議ですね。
何故わざわざ左右の運動器官とそれを支配する脳の左右が逆なんでしょうかね。
現代科学では説明がついているんでしょうか。

それ以外の神経系を、

錘体外路系

といいます。

熱いものに触ったときに咄嗟に指をひっこめるというような脊髄反射によるものがその一例です。

普通、運動というのは、ラジオ体操を例にするとわかるように普通の運動は、
手順が決まっています。つまり、

「ああやって、こうやって」

というふうに意識しながらやるわけです。
このような運動を、錘体路系の運動と呼びます。

では、錘体外路系の運動というのはどんなものでしょうか?

あくび、くしゃみ、寝返りなどが錘体外路系の運動です。

実は、錘体外路系の体育(運動)と呼ばれるものがいくつかあります。

一つは、この日記でも何回か紹介している野口整体での活元運動。

二つ目は、同じくなんどか紹介している快気法というもの。
(これらについては、以前の日記で何回か触れています。そのうち
 フリーページにまとめます)

操体法では、一応型が決まっていますが、型にとらわれずに自由に動く

自由操体

などもあります。
(活元と快気法があわさったものになります)

錐体外路系の運動を行うことの利点というのは

表層的な意識の運動ではなく深層的意識(無意識)での運動が行える

ということです。

それを続けることで、人間の本能的な能力、危険を察知したりする能力
(無意識下での能力)が磨かれていくといいます。

あと、最近私が取り入れようとしている錘体外路系の運動に

バイオダンス

というものがあります。

これは、簡単に言ってしまえば、ノリのいい音楽に合わせて自由に踊る、
体の欲求にしたがって踊りまくる、というものです。

とくに動きに約束があるわけではなく、

好きなように勝手に踊る

というのがミソです。

ニューエージ的なグループでは、すでに取り入れられているとは
思うのですが、一番てっとりばやく、活元など知らない人にも
紹介できるのではないかと思いつき、今度試してみようと思っている次第です。


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