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子どもアレルギー(食アレ編)

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2005年1~2月(コチャ1歳半頃)、区役所で受講したアレルギー科医師の講座のメモ書きです。
(※日進月歩の世界です。以下は、あくまで2005年時点の情報です。)

<食物アレルギーについて>
  • 症状=皮膚反応(湿疹・蕁麻疹)、のどの違和感、喘鳴、呼吸困難、嘔吐、下痢、意識障害など多彩。
  • 原因=まだよく分かってない。食べ物が消化管を通過する際、本来は余計な免疫反応がおきない仕組み(免疫寛容)があるが、それがうまくいってないために起きる、と考えられている。
  • 対処=食べても大丈夫な具体的な方策がまだ分からない今、その食べ物を食べないようにするしかない。
  • 三大アレルゲン=卵・牛乳・小麦
  • 即時型(コチャはこれ)=2時間以内に起きる。IgEを介して、マスト細胞からヒスタミンなどが脱顆粒を起こす。原因食物がはっきりしている。要注意。体全体に明らかな反応が出やすい。
  • 遅発型=6~12時間後に起きる。活性化マスト細胞からのロイコトリエン、サイトカインなどの影響で起きる。原因食物がはっきりしない。
  • 遅延型=1~3日後に起きる。T細胞が関連している。原因食物がはっきりしない。
  • 以前は、厳格除去療法という考えもあったが、今は食べられないものは(仕方ないので)除去しながら、他の方法も合わせて治療していく、という考え方。
  • 口腔アレルギー症候群=特定の果物や野菜などで、喉がかゆくなったり、違和感を感じる。花粉症と関連。ラテックス(生ゴム)との関連も。

  • <アナフィラキシー>
  • たいてい30分以内(遅くとも2時間以内)に起きる。
  • 広範囲に蕁麻疹が起こるが、あっという間に治る。
  • ひどければショックを起こす=アナフィラキシーショック=救急車を呼んでもよい。
  • 怖いのは、咽頭浮腫による窒息と血圧低下。命に関わる。
  • ショックの時=ショックの治療。
  • 呼吸困難の時=酸素や気管支拡張薬。
  • 蕁麻疹がひどい時、その他の症状=アドレナリンの注射。早ければ早いほどよい。
  • ひどくない蕁麻疹=抗ヒスタミン薬の注射か内服。
  • 食物依存性運動誘発性アナフィラキシー=特定の食物を食べた後、運動をした時に起きる。原因は小麦、エビ、イカ、カニなどが多い。

  • <診断と検査>
  • 診断=「何を食べて」「どれくらいたって」「何が起こったか」が最重要。この3つを医者に伝えたほうがよいと思った。数値は目安に過ぎない。



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