くるりるら*

シュタイナーとの出会い


シュタイナー教育との出会いと幼稚園選び

わたしのナチュラル&エコの原点はここにもあります。

私がシュタイナー教育を知ったのは娘が2歳の夏です。仲良しママ友にはポッポ(娘)より1つ上の女の子がいました。

その友達は熱心に来春からお子さんが通う幼稚園の見学に行っていたので、見学した幼稚園の話しをたくさん教えてくれました。その友達との会話の中で“ シュタイナー教育 ”という言葉と初めて出会いました。


でもその時は、漠然と耳にしただけで、どういう教育なのかよくわかろうともしませんでした・・・。


お友達はシュタイナーを取り入れたそのK幼稚園がとても気に入ってもちろん入園しましたので、それはそれは熱心に入園したK幼稚園のすばらしさを切々と教えてもらいました。

幼稚園の方針、園の雰囲気、園の先生方の話。
園からもらったお便り、園で作った作品、絵を見せてもらううちにK幼稚園にゾッコン。娘をそのK幼稚園にどうしても入園させたくなりました。


けれどもダンナに相談すると「動物を園庭で飼っているのは気に入らない」というのです。

そうなんです。

当時、園庭にはポニーやうさぎ、ニワトリ、犬を放し飼いで園児と一緒に遊ぶのです。その時はダンナに反対されてまで入園させようとは思いませんでしたし、ダンナと相談して月謝も安いモンテッソーリ教育のところにしようとほぼ決めていましたが、最終判断は娘と見学に行って、娘の様子で決めようということにしました。


当時住んでいた市は9月1日に願書配布で1週間後には申込みが始まります。
ウカウカしてたら、行きたいところは定員いっぱいでダメだったらショックなので、こっこを出産後2ヶ月で実家から急いで戻り、たった1日で幼稚園見学をして回りました。

まず家から近いこともあり最初に行ったのはモンテッソーリ教育の幼稚園。

見学したポイントは…。
幼稚園入園に先立って市から幼稚園ガイドが配布されていたので園の基本方針、月謝はもちろん制服、園の行事、延長保育があるか、クラス割、人数は把握していました。
見学ではとくに園の雰囲気と先生、子供達の雰囲気を見ました。

ごくごく普通・・・。が子供達は誰もあいさつしたりしません。
「まぁ知らない人には声はかけないよなぁ~」と思いながら案内してくれた先生の話に耳を傾けました。
教室には先生がカラフルな色画用紙で作った張り物。テレビでもよく見る幼稚園でした。ただ、コンクリート園舎なのでものすごく暑かったのを覚えています。

説明を聞いている間、ポッポは園に入っても片時も私のそばを離れません。
むしろ私の後ろに隠れるようにして歩くのです。ポッポに「ここの幼稚園に行きたい?」と聞くと「イヤ!」と断固拒否。



その後、すぐK幼稚園に願書をもらいながら見学に行きました。
園庭はとても広く、まだまだ暑さが残る時期だというのになんとも気持ちの良い風が吹いていました。
木造の平屋の園舎、園庭には木陰もあり、うわさのポニーや羊、犬、ニワトリもいました。
そして子供達の顔がさっき見た幼稚園の子供達と明らかに違います。とても生き生きしているし、目の輝きが全く違うのです。肌や顔の色も艶もよく、真っ黒に日焼けしてたくましくそして笑顔いっぱいで子供らしい姿なのです。

「こんにちは!」と元気よくあいさつしてくれる子も、ちょっと恥ずかしそうにあいさつしてくれる子も・・・。「見学に来たの?」と人懐っこくそばに近寄ってくる姿がなんとも可愛らしいのです。

もう涙が溢れそうになるのを覚えています。これがK幼稚園との出会いです。

ポッポは園庭に入るなり「ママ遊んできていい」と言って自分から私と繋いだ手を離して、他の子供達と一緒になって裸足になり、元気よく園庭をかけて園児の中に消えて行きました。
そんな娘の姿を見て「やっぱりここの園にしたい!」と強く思い、ダンナにポッポと懇願して1週間後には朝1番に幼稚園に到着して2番に並びました。


異常かと思うでしょうが、どうしても入れたい一心でした。


それから1年後入園してからすっかりシュタイナーにハマり、私なりに実践し、勉強もしました。


でも翌年4月、主人の転勤でやむなく転園、今はごくごく普通の幼稚園。もの凄く悩んでいました。


それは「環境が変わってしまい、家庭でのシュタイナーの実践。私のしたい子育ての難しさ・・・・・」
今、思うとまだまだシュタイナーは習慣になっていないからうまく良さが伝えられなかったのでしょう。
同じ幼稚園で知り合ったお母さんにシュタイナーの良さを語っても???
違うお母さんにはシュタイナーを否定され、ホントに悩みました。


でも、今はなんちゃってシュタイナーです。ココロの奥底にはシュタイナー今も支えてくれています。
その娘も今は小4、K幼稚園のことはほとんど覚えていないようだし、今はごくごく普通の女の子ですが、吸収力は只者ではないものを感じる時があります、と言っても親馬鹿の勘違いかもしれませんけど(^_-)-☆


本が出ています。本屋さんで見かけたら手にとって読んで見て下さい。





難しいシュタイナーの本もあるので、私でもわかる本です。





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