ブラック☆ファミ☆ダン(仮 Σ゜д゜::

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犬の習性

[砕け散った夢想]

ある日のオーガ秘密。

オーガ秘密と言えば、

一番最初、レベル65でPTを申し出たところ

レベルが低すぎ

・・・と、ワケも分からずに拒否をされた覚えのある

なんとも嫌な秘密ではあるものの。


 (・-・)65~適正レベルである。


さすがに、それ以降はそう言ったことも無く・・・

っというか、しょんぼりとレベルを少しだけ上げていた訳ですが。


・・・そんなこんなで挑んだ、ある日のオーガ秘密。

この日は、平日で夕方。

一番混む時間帯なのは、覚悟の上だったものの・・・。

出ない。

まったくクリスタルが出ない。

何時にも増して、サッパリ出ない。


そんな中、落ちていく面々。

空振りに終わる、募集の叫びの数々。

・・・そして遂に。




Bisと2人っきり という構図が完成。



しばらく、頑張ってみたものの・・・

やはり出ず・・・。


他のPTに混ぜてもらおう

っというわけで、別々に応募。


当然、支援職の相方が

先にその場を去り・・・・・・。

こっちも何とか見つけたものの、未だに耳打ちで会話をしつつ。

クリスタルを求めて、狩り狩り狩り。


そのBisが落ちる段階になると

突然、画面の中央に”友録の承諾画面”が表れた。

全く違う場所で、狩をしていた者同士なのに

・・・一体、どうやって?




え、何?

神業



などと思考を巡らせながら、なんとか登録。

そしてコレが・・・

以後、長い付き合いになることとなるビショップ

”sirpip”との、最初の出会いだったのである (・ω・`


そして時はしばし流れ・・・。

ある日の、古都、東口。

お決まりの、アルバス監獄直行ルートである。

ログインして数秒の、このタイミングに一通の耳打ちが。


それはギルマスからの物。


(・-・)当時、頻繁に耳打ちをしていたのは4名である。


狩場の話など、2、3話した、その次の瞬間。

「コロ、来ませんか?」

コロ・・・レベル100の狩場・・・

間接攻撃支援の職業は、比較的早くから行けると聞いたものの・・・。


まだ、レベルは86.

来ませんか、と言われても。

いやでも、ギルド関係者の誘いだし・・・。

行こう、試しに。


「廃坑B9まで、来られますか?」

ふっ・・・。

犬は学んだのである。

他でもない、 ワールドマップの正しい使い方 を。


開いて目的地をクリックすれば、ルートが弾き出される・・・

偶然とは言え、既に、それを知っていた犬は、余裕な素振りで、

『大丈夫です~』


・・・さぁ、そうとなれば、さっそく。

ふむ、どうやら 古都西口から迂回 するらしい。

なるほど。

西口のエンヘイ区画は、

当時から好きではなかったので、素走りでGO


廃坑のマップ手前で、焼き殺されそうになりつつ・・・

なんとか、エルベルグ峠に到達。


後は、廃坑を下るのみ。

ポーションもあるし、これはもう完璧である。


「今、どの辺ですか?」

計ったかのような耳打ち。

『廃坑の入り口のマップ』とは言ったものの・・・・・・。





一向に 入り口が無い


そう、当然のことながら

廃坑に行くには、基本的に


”ハノブの鉱山を通る”

”プラトン街道の途中を北上して、廃坑に直で入る”

・・・の二択しかない。


(´ーωー)=э つまり、古都西口を選んだ時点で失敗。


っと、ここで慈悲の手が。

「ハノブまで来て下さい」と。

・・・そして、Bisと一緒に廃坑へ・・・。


なんだここ、地図の意味が無い・・・


半ば呆れながら、必死で後を付いて行き・・・

辿り着いたその場所に。

”コロ”は居た。







・・・ ビキビキッ

ボン!!!!



犬の中で、何かが、轟音を立てて崩れ去った。

え、これが・・・コロ?

・・・もっと、ふわふわの毛玉とかじゃなくて?

・・・・・・・・コレ?

ああ、なるほど。 コロッサスの略?

ふーん・・・そう・・・。



・・・コロッサスの略だと知っていれば。

バカでかいナリをした、ただの青い物体だと知っていれば。

何も感じなかっただろうに。


犬の儚い勘違いは、こうして消え去ったと言う。。


はてさて、そのExpとは・・・。

桁が違いました。

なに、五桁って。


そしてこの時から・・・。

”狩場落ち”と言う、不思議な習性を身に付けたのであります。


 ギルド戦がない日は、もちろん、狩場で落ち・・・。

 試合のある日は、終わった後にマスターに送ってもらい・・・。

 午前中しか、狩場に入らない。


そしてもう一つ。

この頃から”アイテム破壊”の習性も身に付け始めました。


 スタリン集めに協力してくれた友人が

 色々と、店売りの情報をくれた影響もあり。

 一万アイテムを、 サクサク壊すようになった のです。


最後に一つ。

”放置”の習性もまた、ここで芽生えます。


 スキルポイントを、600近く溜め込み・・・

 一気にチェーンドクローへ。

 そうでもしないと、スキルが中々伸びずに面白くなかったので。



さて、犬がそうこうしてる時・・・。

よーすけは、まだ別の狩場に居ましたっけね。

んー、当時は”敬称”つけてましたね。


(・-・)今では考えられんことです


彼が、コロに現れた頃には・・・

もう、レベルを追い抜いてたっけねぇ。


何度か一緒に狩りました、うん。

ギルド戦では、いつも 一緒に狩られました


そして。

このギルドは、第一期に幕を閉じたのだ、と。

よーすけとワンコは、後に懐古し、そう語るのであります。



◆続く。



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