（３）都橋マーケットのこと
周辺の露店や屋台を収容したのが、都橋商店街こと都橋マーケットのはじまりです。
開業当時は、1階は物販、2階は飲食店街だったとか。都橋から宮川橋まで大岡川沿いに
孤を描く建物は、今では二度と建てられない超法規的違法建築。その怪しさからか
映画やドラマにもたびたび登場しています。
大家さんは横浜市の関連団体。店子で構成される横浜野毛商業協同組合に一括賃貸されています。
お店を出すためには、組合の理事会で承認され、出資をして、組合員にならなければなりません。
毎月開催の理事会、年一回の総会、飲食店の懇親会もあり、どのお店を誰がやっているかも
分かっています。お隣は都橋交番、実は安全で健全な庶民の飲み屋街です。
３坪の店が上下２段に軒を連ねる様子から、別名「ハーモニカ横丁」とも。
昔の面影を残す名物靴店や、究極のホッピーに巡礼者が絶えない「ホッピー仙人」、
きっぷのいいママの立ち飲み「マルトヨ」、本格的中華の「華」など60軒近くが
ひしめくさまは圧巻そのもの。
夕暮れともなれば、一軒また一軒と灯りが川面に映りはじめ、今夜もたくさんの
人がやってきます。
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2009年頃に書いたものです。
現在は１階に時計修理、電気、靴屋さんが営業中ですが、
文中に出てくる秋友靴店さんは閉店しました。
店舗には番号がつけられ、はる美は２２５番です。
（2012年）
その後、時計修理屋さん、松山靴店さんも閉店され、
バーになりました。北海電気さんは営業中です。
（2014年）
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