Woodstock113系・創作館

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旅行レポート(7)3day旅行後書き

旅行レポートその7 「3dayチケット」旅行後書き~
※残念ながら「3dayチケット」は2016年秋期発売分をもって発売を終了しましたのでご注意ください。


その1 「3dayチケット」旅行の採算性
 「3dayチケット」(以下「3day」)を利用して旅行した際、どれぐらいお得だったのか?という点について考えてみました。
 旅行したコースについて、きっぷをいちいち買って旅行した場合にかかる費用について、またその場合受けられなかったであろうサービス分についても計算してみました。


2002年秋 2003年春 2003年秋 2004年冬 2006年冬 合計
鉄道運賃
18,560円 16,700円 16,360円 8,980円 12,350円 72,950円
バス運賃
0円 0円 800円 220円 0円 1,020円
割引サービス
310円 0円 390円 0円 0円 700円
合計
18,870円 16,700円 17,550円 9,200円 12,350円 74,670円
収支率
377.40% 334.00% 351.00% 184.00% 247.00% 298.68%

 前半3シーズンは収支率300%、つまりたった一日で5000円分も乗車するなどした、ということです。実際、前半の9日間のうちほとんどは、たった一日で元を取ってしまいました。
 しかも、前半9日間の旅行パターンは朝8時頃に大阪市内に入り、もう18時までには帰ってしまうというパターンでしたので、もっと採算をとろうと思えばそうできるでしょう。
 後半2シーズンは、四国旅行の関連で合計4日間利用したため、全体的な効率は前半に比べると低いといえます。しかしながら、それでも200%程度の収支率、つまりこちらも相当元が取れたということです。
 この点、「3day」はかなりお得だと分かりますが・・。


その2 「3day」の改善要望点
 いくつか要望したい点はありますが、少しにとどめたいと思います。

 イ.近鉄の利用可能範囲の拡充を
 2004年4月の時点で、近鉄の青山町以東、吉野線の壷阪山以遠、伊賀線、田原本線、道明寺線では利用できません。このため私の場合、毎回青山町までのきっぷを買って利用したりしていました。
 JRと共用の駅の改札などの問題もあるかとは思いますが、思い切って全線か、少なくとも名古屋地区の主要路線でも利用できるようにすることを提案したいと思います。名古屋・四日市・津・松阪・伊勢志摩地区において関西の私鉄をアピールし、乗客誘致にもつながるという効果は少なからずあると思いますが。
 しかし、生駒・西信貴ケーブル各線の利用を可能にしたことは高く評価できます。今後とも利用可能エリアの拡大を希望したいと思います。

 ロ.ケーブルカーの利用可能範囲拡大を
 「3day」では能勢電鉄・京福電鉄の鉄軌道線は利用可能ですが、両者ともケーブルカーの利用ができなくなっています。これらケーブル線の利用を可能にすることも提案したいと思います。
 さらに、現在は「割引」となっている六甲ケーブル・摩耶ケーブルについても、「3day」だけで利用可能にすることも提案したいと思います。なお、上にもありますように、近鉄のケーブルが利用可能になったのはうれしい限りです。

※「3dayチケット」は2016年秋期発売分をもって発売を終了しました。とてもお得に関西の私鉄に気軽に乗車できる優れた企画乗車券だけに非常に残念です。復活を強く望みます。


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