怪鳥の【ちょ～『鈍速』飛行日誌】

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2013/06/10

ドラマ版『空飛ぶ広報室』第９話を観る

テーマ：どんなテレビを見ました？(79186)

カテゴリ：有川浩作品

ドラマ版『空飛ぶ広報室』第９話「つのる想い・あふれる涙」

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９話観ました。

ラスト前の一波乱。
前回作ったＰＶに対し、帝都テレビの番組に出演したコメンテーターが批判的な意見を述べてしまう。
日本には言論の自由が保証されていますからね。
ＴＶでどんな意見を言おうが、その人の自由ではある。
でも、自衛隊だからと言って隊員募集のＰＶを観ただけで、それが戦争賛美だとか言うのはどうだろうか？
個人的には、とんでもない話だと思う。
ただ、世の中にはそういう発言をする人がいるのも事実。
残念でなりません。
まぁ、だからこそ広報室が存在し、このようなドラマが作られるわけですよ。
出来れば、自衛隊＝戦争と短絡的に考えてしまう人にこそ、観て欲しいドラマなんですが・・・・・・なかなか難しいんだろうな。(-"-;)
↑そういう考えの人は、最初から観ないかも知れませんが、自衛隊に関して興味のない方が、魅力あるキャスト陣や定評のある枠のドラマということで観てくれて、少しでも自衛隊を理解してくれると良いですね。

今回は、そんなコメンテーターの意見に対し抗議する広報室と、一出演者の意見ということで、謝罪も訂正もしないというＴＶ局の方針の間で揺れる稲ぴょんが描かれます。
なんとか、自衛隊に対する偏見を取り払いたいと、独断専行する稲ぴょん。
そんな稲ぴょんを信じて、連絡を待つ空井。
どちらもツライね。

そんな中、周りで二人を観てきた仲間や上司が心配して動いてくれるのがよかったね。
稲ぴょんを心配し、偽名を使ってまで上司の阿久津に会いに行く鷺坂室長はもちろん、
強い口調で叱責しながらも、見えないトコロで稲ぴょんをかばい、空幕担当から外す阿久津。
ああ言う上司がいる部署で働けるのは、幸せですよね。
稲ぴょんの仕事に対する姿勢の変化から、広報室との仕事が良い影響を与えていることを理解しながら、今後の彼女のことを思い、あえて担当を外したんでしょう。
おそらくああいうことが起こった後に、問題のＰＶと同じ取材先の素材を使ったコーナーを番組で流すのは、局内からの反対もあったはず。それをそのまま放送すると英断したのも阿久津さんなんだろうな。稲ぴょん、ちょっと暴走していたし、局内上層部を説得するのも大変だったろうに、その辺りをおくびにも出さない。
鷺坂氏室長も相当な曲者ですが、阿久津さんも負けていませんね。
有川作品の、こういう大人がカッコいいんだよ。
二枚目の柴田恭兵が演じる鷺坂がカッコいいのは言わずもがなだけど、阿久津さんを演じる生瀬さんもイイ！
そして、今回最も美味しい所を持っていったのは、あのベテランカメラマンさんですよ。
多くを語らず、空井にビデオ素材だけを渡し、「また、かっこいい飛行機撮らせてよ」とだけ言葉を残して去っていく。
てっきり、今まで撮ってきた空自の飛行機のベストショットをまとめたビデオでも持ってきてくれたんだろうな・・・・・・とかおもってたんですけど・・・・・アレはやられたよ。
決定的スクープだもんね。
あのビデオで、空井がどんなに救われたことか。
きっと、あれは空井の宝ものになるんだろうな。
それでも、お互いに会いに行けない二人。
なんだかんだで、真面目な二人ですからね。
お互いのことを想いやるがゆえに、後ろめたさが拭えなかったんでしょう。
その場で泣き崩れる稲ぴょんと、空幕を飛び出しながら、結局稲ぴょんのもとに走れなかった空井。
この物語の結末に待っているものは、果たして？！

次回、クライマックスです！

ＨＰの予告を観たら、次は２０１１年２月のことが描かれるようです。
原作の（連載の）最後のエピソードをそこに持ってきたんですね。
ＴＶの予告で、ブルーインパルスの演目、「バーティカル・キューピッド（空に描いたハートを矢が貫くように見せる演目）」を観る二人。
いかにも、ハッピーエンドで終わりそうな予告でしたよ。
でも実は、更にもう一話残っているんだよね。
そこで描かれるのは、おそらく「あの日の松島」
・・・・・・時間延長で、２時間くらいやってくれないだろうか？

＜追記＞
鷺坂室長が、なんと定年退職？！
それが一体いつなのか？？
それによっても、お話は大きく変わってきますよ。
正直、どんなラストになるのか、全く予想ができない！
ホンっと、見逃せません！！(-.-;)

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