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第52回産経児童出版文化賞JR賞受賞
オーストラリア児童図書賞 低学年向け(Younger Readers)部門 受賞
雨がふりつづいていたある日、
スクールバスを待つ間に、
オーストラリアの少女アンナがはじめた「お話ゲーム」は、
「ヒットラーのむすめ」の話だった...。
もし自分がヒットラーの子どもだったら、
戦争を止められたのだろうか?
もしいま、
だれかがヒットラーと同じようなことをしようとしていたら、
しかもそれがぼくの父さんだったら、
ぼくはどうするべきなのだろうか。
もしも自分の両親が悪い人だったら
僕も悪い人になるのかな?
周りの人たちがみんな間違っていたら
僕はどうしたらいいんだろう?
正しいと思っていたことが間違っていたら
ちゃんと気づけるんだろうか?
「ヒットラーの娘」のお話を聞いているうちに
心の中に出てきた疑問
大人は誰もきちんと答えてくれない
でも、こうだったらいいなという理想が心の中にある
でも・・・
まさに
「答えのでない問題」
日本人であるということで、敗戦国であるということで
必死で生き抜いてきたというのに
負い目を抱かざるを得なかった人々のこと
こどもたちが
第二次世界大戦の話を知り
自らの曾祖父、曾々祖父に対する気持ちは一体どうなるんだろう・・・
私は何と言って答えたらいいだろう
頭の中を駆けめぐったのでした
漢字はしっかり使われています
フリガナはほんの少し
「ロンメル将軍」や「強制収容所」「アボリジニー」「ポリッジ」など
馴染み少ない単語には訳注がありますが
その言葉が出てきたページではなく
各章の最後にまとめて書かれていました
そこだけ少し不親切?
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