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二十四時間
幼なじみの"よっちゃん"は、会う度に違った。
私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。
でもその内面はいつも温かで...(「二十四時」)。
子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。
方向感覚を失って、
"遠く"という"悲しく寂しい場所"に迷い込んでしまった(「十七時」)。
人生のそれぞれの風景を鮮やかに切り取った、
私小説の味わいを残す、
切なく懐かしい二十四の記憶。
短編集
というか
体験集
作者の過去の体験を短く切り抜いて
文章にした
といった印象の
短編が24編
読んでいて
これは体験そのものなのか?
それとも
体験をもとに多少装飾したものなのか?
なんて疑問がわいたりもしました。
それくらい
不思議だったり
ドキドキする体験がいっぱい。
1作1作が
とても短く
あっという間に読めてしまいました。
しかし読みながら
自然に自らの過去に思いをはせてしまう
条件反射な気持ちに
させられたのでありました(笑)
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