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警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、
通称「SRO」。
総勢7名の小所帯にもかかわらず
5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、
その内実は訳ありだった。
山梨で発見された白骨死体をきっかけに、
史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。
語り部が麗子で始まります。
なので
読み始めた当初
主人公は副室長の麗子なのかと思っていました。
が
早い段階で
これは室長なのか?
と
思い直し
途中から
この作品の主人公は
「SRO」そのものなんだと確認。
メンバーひとりひとりが交代で語り部になり
それぞれに個人の事情を語ります。
多少煩雑な印象を受けそうになりますが
おかげで
メンバーひとりひとりのキャラが立ちます。
キャラが立った作品というのは
愛着が出るものでありまして、
案の定、読み終わった頃には
SROというチームが
しっかり気に入っていたりするのでありました。
設定自体は
SROそのものも
ですが
「マザー」なんてものまで出てきて
大層とんでもないのですが
なかなか面白く、何の違和感もなくページをめくりました。
ちなみに
読み始めた当初から、私の中での麗子は
米倉涼子さん
威勢のいい米倉涼子さんが
頭の中に住み着いてしまいました・・・
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