五十八、さらばバグダッド59.60.61.62.
工事長から引き継いだハイライズのメンテナンスも見通しが暗かった。それはメンテナンスは現代（ヒュンダイ）が行い、SCはメンテをせず、カシ責任のみあったからだ。つまり性能に問題あれば、皆SCが只で直すちゅうことじゃよ。ヒュンダイは大韓民国のコントラクターだ。最近ではヒュンダイの車も安く性能も良いので有名だよ。しかしその頃ヒュンダイはまだまだ技術力では日本より数段劣っていた。さてIraq Hi Rise Project だが、特にターボ冷凍機のサージング対策が残っていた。これは夏場の暑い時期に冷凍機が『ゴーン、ゴーン』うなるという現象で、イラクから冷凍機の欠陥だ取り替えろと言われていた。冷却塔の容量の問題もかかえていた。空気線図で機器の選定をするのだが、イラクの空気は日本の空気と何か違う。水処理の問題もかかえていた。なかなか困難な状況にあった。イラクの水は日本の水とは違う。メンテナンスを行っておれは、全然問題なかったのに、とワシ一人思っていた。イラク側はMr．Amer Ali が黒幕。でモハンデスとモハンデサがいた。こちらは所長とワシだった。これはなかなか困難な交渉ごとだった。
そのころの話しだが、石やんはモハンデサHudaと駆け落ち結婚した。石やんはIraq British Council で米語ではなく格式の高い英語の勉強をしていたから英国流恋の手ほどきも受けたのかもしれないのう。さて、その駆け落ちの手助けしたのは所長だったのじゃ。今は彼らには子供も出来て日本で暮らしているがのう。もし駆け落ちが露見すれば極刑の死刑じゃったのに。よくぞ決断した。よかったのう。今は幸せで良いのう。
その後Iraq Hirise Lot No 10のメンテナンス交渉事は旧所長から新所長に交代した。ワシはそのまま残った。しかし、いよいよイランイラク戦争も厳しい時を向かえ、時にはミサイルも飛んできた。事実Hi Riseの現場近くにもミサイルが飛来した。危ない。ワシはイラクを離れる事で会社の了解を得た。見送りは新所長。ワラさんはイラクのかわいいチャイカップとモスリムの壁飾りをくれた。ありがとう。
しかし、その冷凍機のサージング問題だけは残った。つまりFinal Acceptance Certificate （メンテナンス終了証書）は取得できず。結局、請け負い金の五パーセントは没収された。いくらか知っとるかい。没収されたのは○○億円じゃよ。ぎゃふん。これでSCという会社は大丈夫かいな、と思ったが、今だ会社は健在じゃのう。本当にたいした会社じゃのう、SCは。ほんと。ほんと。ワラさんはその後Hiriseの事務の上司であった宮さんと結婚した。よかったのう。これは良かった例だが、もう一件SERCのSaluwaさんと鈴木の話しは成立しなかったのう。まあ彼女に振られたということかいのう。
昭和六十三年八月十八日ワシはイラクからとりあえず（永久）帰国したのじゃ。イラクへ入国してからまるまるまる五年もの歳月が経っていた。イラク滞在は非常に長かったのう。日本に帰りたかった。しかし良い経験だった。ワシは、もう三十七才じゃーないかい。光陰矢の如しじゃ。まだまだ子供達（寧々・藤吉郎秀吉・愛々）の為にも頑張らねばならぬぞや。
五十九、自宅建設の夢実る
さて東京の住所立川マンション1102号室（会社の社宅）に住み始めてもう七年経過したのう。そこは我々山口ファミリー五人（ワシ・妻・寧々・藤吉郎秀吉・愛々）にとってはもはや手狭になってしまったのであったのじゃなあ。皆そう思っておったのじゃ。そこでじゃ、立川マンションの近くにいい一戸建はないか。ないか。ないか。ワシ等親子は一生懸命探したもんじゃよのう。国立はやや高価であった。立川。小作。拝島。昭島。昭島はやや高価じゃった。なんせバブルの弾ける前の一番高価であった時の買い物じゃもんなあ。しかし『昭島』ここだ、ここが良い。ここは第一種住居専用地域。つまり、法律が変わらない限りにおいて、半永久にこのあたりに二階建以上の建物は立たないという住宅地域じゃのう。あの時期富士山が良く見えたのう。よって、ここから富士山がいつまでも眺められる。Very Goodじゃないか。そうは思わないかい。昭島市立玉川小学校のすぐ隣であるぞや。歩いて一分。また昭島市立福島中学校も近い。歩いて五分。これは教育環境も非常によろしいじゃーないかい。よーしここに決めたぞや。諸君よろしいか。よろしいでーす。
住所は、
昭島市福島町二丁目、
敷地面積百．一一平方メートル、
二階建て建坪八十五．二八平方メートル。
販売価格四千九百八十万円。
購入資金計画は
1 自己資金 18,800,000
2 銀行民間融資 8,000,000（年利5.7％）
3 積立融資 6,000,000（年利5.2％）
4 自宅建設積立貸付金 8,000,000（年利5.2％）
5 特別上乗せ融資 9,000,000（年利6.28％）
6 合計 49,800,000
としたのだ。自己資金はその大半がイラク勤務にて蓄えた資金をあてたのじゃなあ。ほんまに、イラクに行って良かったのう。借入返済は二十五年間の予定だた。つまり三十七才で借りて、返済終了は六十二才かよ。へー、そうだったの。今ワシは驚いているぜ。
ここ昭島福島一戸建は土地の名前も良いし、なかなかいい買い物じゃったなあ、と今でも思うておる。ワシはこの計画通りこの土地と建物を購入した。契約の日にちは昭和六十三年十二月二十三日であった。
賀正。
しかし、この後に昭和天皇の御崩御があった。
合掌。
土地建物の登記は年号も昭和から平成に変わり、平成元年一月十日に完了したのじゃ。秀吉と二人で正月に昭島自宅に引っ越して泊り始めたのじゃ。そこは、なかなか快適であった。しかし、新築の（地下）一階は寒かったわい。そのうち、荷物も運びにぎやかにまた楽しい日々が訪れたのじゃ。皆寒いと言った。玄関は二階にある。二階に和室とLDKとトイレ、一階に三室とトイレと浴室があった。なかなかよく考案された一戸建住宅だったぞや。
六十、マレーシアLot．１０プロジェクト
さて、次のプロジェクトはワシにとっては懐かしいマレーシアのクアラルンプールLot．10 Projectに決まった。まずワシがマレーシアに出発。マレーシアに家族の住所の段取りして、家族を連れてマレーシアに行ったのじゃ。昭島自宅は恵理子の友人佐野と○○に賃貸した。家賃は月千円にて、電気代水道代はその友人払いとしたのう。すごく良い賃貸条件だのう。
さて、マレーシアでの生活の記述はしない。住所はKL Court C-102 ，Jalan Bukit Bintang KL Malaysia
マレーシアLot.10のプロジェクトマネージャーは竹内良次所長じゃった。お世話になりっぱなしでしたのう。衛生設備はPNBと同じPenbinan Ungに請け負わせた。空調設備はMr．Kohに請け負わせた。電気工事はTEMACON（昔の住友電設）の吉田に、エレベータは菱電Malaysiaに請け負わせた。冷凍機はUS TRANEだ。空調機はMALAYSIA TRANEだ。設計事務所はVenkatesan（INDIAN）であった。オーナーはMAIANSARI SENDORIAN BERUHAD 中国系マレーシア人。テナントにはIsetan Of Japanが入った。Isetanの仕事はなかなかきつかったぞや。伊勢丹の大塚さん（茶々の友達大塚桃ちゃんのお父さん）とはこの仕事からの付き合いですぞ。今後ともよろしく。照明器具はThailand Endou Lighting を採用した。
さてマレーシアでの家族の生活に興味がありその内容を知りたい人はワシのビデオを観て欲しい。そうすれば良くわかる。次にそのリストを掲げる。が、そのタイトルからだけでマレーシアの生活は推測できるであろう。
19870716 山口藤吉郎秀吉立川第三小学校
19880502 立川マンション1106号山口家にて
19910101お正月スペシャル我が家ビデオKL PLAZA TO MALL YAOHAN TO JAPANCLUB C-202中一寧々のバスケットボール
19910127 おいしんぼピザハット
19910201 ゲンティンハイランドへの旅
19910206 KL日本人学校参観日 愛々藤吉郎秀吉秀吉寧々の巻
19910210 KL日本人学校 親子レクリェーション 中２，１組寧々の巻
19910310 バツーケーブ（洞窟）への旅
19910313 LOT１０ Official Opening
19910330 ティオマンへの旅 ティオマンの父40才 ティオマン島めぐり さらばティオマン（すばらしいTioman はぜひビデオを御覧あれ）
19910416 フェバハイツへの道程（諸永さん家に行きました。諸永さんは今もまた将来もマレーシアに住みそこで人生を継続する予定ですぞ）
19910528 SINGAPORE INTERNATIONAL PLAZA ROOM NO．#41－10
19910419 SHAW HOUSE PROJECT SINGNING CEREMONY
19910501 MAY DAY IN SHINGAPORE
19910620 KL日本人学校中３寧々陸上競技大会の巻
19910630 KL日本人学校小学部運動会小３愛々小６藤吉郎秀吉の巻
19910713 KL日本人学校小６修学旅行藤吉郎秀吉トレンガヌから帰る
1991071 4KL日本人学校小３愛々親子レクレーション
19910728 KLからSINGAPOREへ引っ越し KL HAIAT SAUJANA HOTEL
19910730 SINGAPORE INTERNATIONAL PLAZA ＃41－１０
六十一、シンガポールSHAW HOUSE
ここからは次のSingapore Shaw House Project 時代のビデオであるので興味のある人は見てほしい。もしくは、次のタイトルからその楽しいまた苦しい生活を推測して欲しい。住所は＃41‐10 International Plaza 10 Anson Road Singapore 0207だった。仕事はShaw House Project プロジェクトマネージャーは再びおなじ。またまたお世話になりっぱなし。テナントにはIsetan Of Japanがはいった。Isetanは大好きである。このプロジェクトに我らが月光仮面の我妻が再び登場する。彼はコンクリート打設後すぐに上部階の型枠工事開始した。おかげでISAW HOUSE 工程は一ヵ月ほど取り戻した。たいした月光仮面じゃった。じゃが、しかし月光仮面はSingapore Inspector（英国人）から国外退去させられた。理由はあまりにもやり方がえげつなかったため。実はワシも危なかったんやぞ。しかし、まあ無時竣工させる事が出来た。
19910915 SP日本人学校小学部参観日 小3愛々小6藤吉郎秀吉の巻
19910922 SP日本人学校中学部参観日 中３山口寧々の巻
19911006 SP日本人学校中学部文化祭 中3山口寧々の巻
19911020 SP日本人学校小学部学習発表会 小3愛々小6藤吉郎秀吉の巻
19911116 SP日本人学校小学部 小３愛々ミニ運動会の巻
19911119 うちのお父さん作文コンクール銅賞に輝く 山口寧々の巻
19911201 日本人学校小学部６年生 秀吉のバレーボール大会
19911207 CHEN HO 船の旅
19911222 山口家平成三年十大ニュース
19911228 SPからKLへ汽車の旅
19911230 KL FEDERAL HOTEL KL旅行最終日
19920120 SINGAPORE SCIENCE CENTER 父と藤吉郎秀吉の巻
19920125 SP日本人学校中学部 卒業式 山口寧々の巻
19920126 愛々・由紀子の動物園日記
19920202 JURON BIRD PARK の旅 山口藤吉郎秀吉の巻
19920205 愛々のセントーサ水族館 山口家みんなのお正月
19920209 ハウパービラの一日
19920216 子供たちの日曜日
19920226 バンコック伊勢丹
19920227 タイアユタヤの一日
19920308 ジョーホーバルへの旅
19920316 SP日本人学校小学部卒業式 山口藤吉郎秀吉の巻
19920318 日本へLET’S GO
19920331 シンガポールへLET’S GO
19920405 SHIMIZU バーベキュー
19920412 SINGAPORE 渋谷幕張シンガポール高等学校 入学式 寧々の巻
19920606 渋谷幕張シンガポール南十字星
19920418 SINGAPORE SHIMIZU SHO バーベキュー
19920425 日本人学校授業参観日 小４山口愛々の巻
19920519 SP日本人学校授業参観日 中１山口藤吉郎秀吉の巻
19920517 TOH TUCK GARDEN MR．NAKAMOTO HOUSE
19920611 モスクワサーカス
19920621 愛々小４運動会
19920628 秀吉運動会 寧々運動会
19920701 USA CARRIER INSPECTION
19920808 山下さんシンガポール旅行
19920820 ネパールカトマンズへの旅１
19920823 ネパールカトマンズへの旅２
19920913 小４愛々授業参観日
19920920 中学１年秀吉授業参観
19920927 高校１年寧々の学園祭
19920927 高校１年寧々の学園祭クラスビデオです。
19921004 秀吉我らの文化祭
19921011 愛々４年２組学習発表会
19921227 山口家十大ニュース1992
19930103 山口家大音楽祭ランラン
19930123 SINGAPORE 中国正月
19930124 山口大畑動物園日記
19930128 第４子スキャン
19930130 遊園地
19930202 Singapore 小４愛々授業参観
19930206 タイプーサム
19930211 第４子誕生
19930307 茶々２４日目
19930403 茶々５１日目
19930418 茶々６６日目
19980213 山口寧々芸術鑑賞
19930418 愛々１１才、秀吉１３才
19930501 茶々、愛々ドリアン1993
19930527 SINGAPORE ISETAN OPENING PARTY
19930528 ISETAN OPENING
19930609 皇太子殿下ご結婚式パレード
19930610 MR．NAKANISHI結婚式
19930612 高校生寧々運動会
19930620 日本人学校中学秀吉運動会
19930627 日本人学校小学愛々運動会
19930710 茶々５ヵ月
19930716 茶々１５５日
19930717 SATURDAY
19930718 水中カメラ、寧々マラッカ旅行
19930723 茶々１６２日、５ヵ月、さんぽ
19930725 愛々縄跳び、水中カメラ
19930801 バリ島旅行準備
19930802 インドネシアバリ島旅行記１日目、２日目、３日目
19930805 インドネシアバリ島旅行記４日目、５日目、最終日
19930809 茶々のMY SINGAPORE
19930815 茶々６ヵ月、TANG DYNARTY CITY
19930822 茶々ハイハイ
19930911 茶々７ヵ月
19930912 愛々参観日茶々つかまり立ち、秀吉参観、寧々星蘭祭、愛々ミニ運動会
19930103 秀吉文化祭、茶々８ヵ月、茶々COCA RESTAURANT、愛々学習発表会
19931111 寧々幕張公開授業、茶々９ヵ月、愛々国際水泳大会、
茶々歩く、愛々跳ぶ、秀吉昇る
1993 寧々文化祭
19931025 渋谷幕張高校ニュージーランド修学旅行１
19931027 渋谷幕張高校ニュージーランド修学旅行２
19931025 渋谷幕張高校ニュージーランド修学旅行３
19931211 茶々１１ヵ月、山口家十大ニュース
19931224 SINGAPORE 出発 1226 KL 1227 PENANG
19931228 ペナン２日目、３日目、４日目
19931231 ペナン５日目、ペナンお正月
19950505 茶々のゴールデンウィーク
シンガポールにおいてシンガポール支店カラオケ大会にワシが優勝したことはここに明記しておく。非常に審査員の受けが良く全員一致で優勝じゃった。歌曲は『長崎は今日も雨だった』寧々も会場でワシの歌に聞き惚れた、と言うとったなあ。事実ワシは歌がうまいのじゃ。へへへ。
ここに茶々の出生記録を掲載しておく。最終月経開始日1992年5月16日。この妊娠の初診日1992年6月30日。胎動を感じた日1992年9月18日。分娩予定日1993年2月22日。このまあ何といっても新たな生命はヤーウエイからのさずかりもの。相続物。粗末にはできゃせんぞや。娩出日時1993年2月11日午前9時9分。分娩所要時間40分。出血少量。性別女。体重3500グラム。身長50センチ。頭囲33センチ。出産場所 The Mount Elizabeth Hospital Singapore（シンガポール マウントエリザベス病院）で、母子共すこぶる健康に出産できた。出生登録者はMusliha Bt Sudohであった。出生証明書にはThe child is not a citizen of singapore at the time of birth.と記載されておる。つまり茶々は二十二才になるまでに国籍の選択が出来る。日本国籍もしくはシンガポール国籍のどちらかじゃなあ。期限までに国籍の選択をしなかった場合は、日本の国籍を失う場合があるので要注意。さてさてそれはそれとして、これで子宝は合計八億円になったのじゃ。むふふ。
六十二、永久帰国
そして、1994年正月二日、ワシら山口家族六人は日本に本当に永久帰国したわけじゃよ。家族の海外生活は通算六年にもなるんじゃよ。しかし長いようで意外とあっという間の海外生活であったのう。シンガポールからマレーシアのペナン島（東洋の真珠と呼ばれておる）で正月を過ごして、さて国内に帰ってくると、ＳＣで海外本部の岩城氏等により昼食をよばれた。おいしかった。子供たちとシーバンスへ始めて行ったのじゃなあ。さて設備部に復帰したところで、黒田義明先輩とその友人青木孝先輩に教えを受けた。とはいえ、まあ、単なる酒のみ友達じゃがのう。えへへ、今だに三人で酒飲んどるよ。いつも普通はまず横浜桜木町の末広で焼き鳥ひとそろいコース。先日平成十五年十二月十九日のお勘定は一人三千三百円じゃったなあ。ほんまにうまいし安いわい。次のカラオケは美好にて『横浜たそがれホテルの小部屋。』じゃなあ。同じく平成十五年十二月十九日の勘定は一人五千円じゃった。青木先輩それから黒田先輩どうも有り難うございました。またやりましょう。
さて、寧々はシンガポール渋谷幕張高校の親高校の関連の聖ヶ丘高校に転校した。秀吉には昭島市教育委員会から平成六年一月四日付けで昭島市立福島中学校二年に入学するよう通知があり、一月十日から徒歩にて通学した。また愛々には昭島市立玉川小学校五年に入学するように通知があり秀吉と同日徒歩通学した。よかったのう、無時日本の高校・中学・小学に行く事が出来てのう。ワシもやれやれじゃった。茶々はまだふにゃふにゃの赤子じゃった。寧々はその高校において色々帰国子女としての苦労があったようじゃのう。詳細についてワシはくわしくは知らんがのう。まあなんとかやってくれたわい。
さて、ワシがＳＣにおいて実行した仕事は
１ 錦糸町駅北口再開発設備長
所長は小林所長、副所長。お世話になりましたのう。現場は逆打ち工法で施工した。つまり、地上の鉄骨工事を行いながら、地下を構築する新工法。設備はワシの担当で、ユニットシャフト工法・ユニットトイレ・ユニットスプリンクラー配管・システム天井と超高層工法を採用したのう。まあ当たり前じゃが。バブルがはじける前の予算であったから結果は御推測の通りでした。むひひ。竣工記念碑はウォーキングロードに掲げられている。ワシの名前もちゃんとステンレス名板に『山口和久』と刻んであるよ。また見に訪れてちょうだいな。ここ錦糸町駅北口再開発は平成十年十一月吉日にＳＣ（現社長）から優秀施工表彰を受けた。竣工時に家族に現場見学会を実施した。職員の家族の皆さん、どうもありがとうございました。家族の皆様のおかげでこの開発事業はまずまずの成果を収めたと思っておりますぞや。感謝。
２ ＳＵ制度対策部長
平成九年度組合全国大会には伊豆長岡に行き組合論議を昼夜兼行で戦わせたもんじゃよ。その昔黒田先輩も歩んだこの道。まあこの一年間はなかなか有意義な組合活動じゃったのう。平成十年四月一日から役職等級５に任ずる。ははー。
３ 安全部主査
平成十年七月一日安全部転務に決定しましたから通知します。ははー。東京支店の現場の安全巡回を行った。なかなか、大現場はいいが、小現場は大変じゃったのう。
４ 生産計画部主査
平成十年十月一日生産計画部に決定しましたから通知します。ははー。設備工事のＶＥを推進した。
５ 設備部生産計画グループ主査
平成十一年四月一日東京支店主査を解き首都圏事業本部主査（生産計画部）を命ずる。ははー。現場管理前の準備じゃなあ。
６ 北新宿２丁目共同住宅設備長
平成十一年十一月一日設備部転務に決定しましたから通知します。ははー。予算は無く施主はなかなかうるさかったなあ。特にワシは役所対応を良くした。新宿消防・東京都建築指導部・東京都下水道局・東京都水道局とみなワシが主として交渉した。おかげでうまくいきました。役所の皆さんありがとう。この現場にて大久保事件（次章に記載）にまきこまれたのじゃ。ああ不覚。
７ 建築事業本部見積部設備第３グループ主査
見積作業実施。そして現在に至るんじゃよ。おわかりかな。我道はなかなか大変じゃった。またこれからも大変じゃのう。きっと。
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