不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

2011/06/26
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カテゴリ: テレビで見た感想
◇BS-P(hi)で「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~家族編~」を録画してみました。
『恍惚の人』は、1973年の日本映画です。

有吉佐和子のベストセラー小説を映画化。
84歳の茂造は、子供や孫の顔もわからなくなり、奇行をくりかえすようになる。
だが息子の嫁・昭子のことだけは認識でき、昭子も必死で茂造の世話をするが、疲労はたまるばかり。
そんな中、昭子が少し目を離したすきに茂造が湯ぶねにおぼれる事件が。
罪の意識を感じた昭子は、茂造に温かく接するが・・・。
介護の問題を正面から描き、主演二人の熱演とともに当時反響を呼んだ。

監督 豊田四郎
出演 高峰秀子,森繁久彌,田村高廣,乙羽信子 など




こういう映画を観ると、自分ならどうだろうと、いつも思います。
何も出来ないのを実感できますね。

「高峰秀子」が好演していました。
この映画の役はで、見直しました。

この時代の認知症の対処は、あまりにも無力でした。
今の時代なら選択肢がわずかながらありますが、金があればの話ですが・・・。
老人会や居候など選択肢が、なかったですね。

身内の悪態ですが、身内だからある言葉ですね。
今も昔も、いう人はいますからね。
映画の中では、引き立て役に使われた感じはありますが・・・(笑)。

最後に部屋の匂いを、「この部屋、臭くない」見たいな事をいう人と、部屋の匂いを「おじいちゃんの匂い」という人に別れるのは、現場でいた人の違いですね。
書いてて思ったのですが、匂いと臭いの違いかもしれませんね。

鳥ですが、あまり話に深く出てきた感じはありませんでした。
でも最後に鳥を出すのなら、もう少し関わりを出してほしかったですね。
良いシ-ンだとは思いますが・・・。

最後まで面倒をみてもらえた事が、救いでした。
思いやりを最後までもち続けることが出来る人になりたいですね。

名作ではありますが、目を背けたい映画ではあります。
「高峰秀子」「森繁久彌」の難しい役の好演を観たい人は、観てください。





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Last updated  2011/06/26 08:35:05 PM
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